日文676

1,217
以下为收费内容(by http://www.prretyfoot.com)この交番で勤務するようになって数週間、ずっと目についている女がいる。
ここから目に入るような所で通りがかりの人に声をかけ、連れ立ってどこかへ行っているようだ。そして毎回その相手は違う。彼女の金髪と着崩した制服、そしてその行動…いわゆる援助交際という奴なのだろうか。
それをよりによって交番から見える場所で行うとはいい度胸だ。一度しっかりと事情を聞いてみなければならない。
しかし流石にこの制服のままでは尻尾を掴み損ねる。警官である事は隠して近づき向こうが話を持ちかけてきた所で連れて行く事にしよう。

格好を変え彼女の前を通りすがると早速チャンスが訪れた。
「ねーねーおにーさーん❤」
ふにゃりとした声で呼びかけられる。
「実はリナちょっと今月ピンチなんだよね~❤だからおにーさんさぁ❤リナと遊ばない?安くしとくよぉ?」
そう言いながらリナと名乗る彼女は制服の上着をずらし胸の谷間を見せつける。
「援助交際かい?」
「さっすが~❤話が早いじゃ~ん❤で、どう?」
幸い自分の顔は向こうには知られていないようだ。調子良く話を進める彼女の目の前に警察手帳を突きつける。
「じゃあ続きは交番で聞かせてもらおうかな?」
リナの表情が固まる。そして数瞬の後
「やっば!」
走って逃げ出した。
「あ、こら!」

慌てて追いかけると彼女は人通りのない裏路地に走っていった。
すかさず路地に入って行くと彼女は立ち止まりこちらを振り返った。
「ここなら人も来ないし…❤じゃあおにーさん遊ぼっか❤」
そう言いながらこちらにゆっくりと近づいてくる。
「お、お前何言ってるんだ!?」
こちらが警官という事を全く意に介さない彼女に逆に動揺が隠し切れない。そんな僕を尻目にリナは唾液に塗れた舌を突き出すと見せつけるようにいやらしく揺らしながら迫ってくる。そして
「つかまえたぁ❤」
動く事も忘れリナを見ていた僕はそのまま抱き着かれてしまう。
「おにーさんリナを捕まえてケーサツに連れてくんでしょ~?ふふ、おにーさんの方が先に捕まっちゃったねぇ❤」
微笑みながら体を更に密着させてくる。二人の体に押し潰され彼女の胸が綺麗な形を歪ませる。
「こ、こら!離れろ!」
「おにーさんの方が力強いんだから振りほどいたらいいんじゃないかなぁ?」
そう言いながら体を密着させたまま擦り付けてくる。
「男の人はみ~んなおっきいおっぱい押し付けられるの好きなんだよねぇ?だから頭では分かってても離れられなくなっちゃうんだよね~❤」
「ち、ちが…」
「違わないよねぇ?そのままリナのおっぱいでおにーさんの硬くなったチンポむぎゅ~って挟まれたいんだよねぇ?」
「あ…はぁ……」
股間を撫でられ思わず声が出てしまう。
「そう言えばなんでリナがケーサツの目の前ででエンコーやれてるかおにーさん分かるかなぁ?」
「な、なんで……」
「たまにいるんだよね~❤おにーさんみたいにリナに説教しようって正義感に溢れたおまわりさんが❤そういうおまわりさん達がどうなったか教えて欲しい?」
僕の耳元に息がかかるくら近づく。
「み~んなリナにお金払ってザーメン出すだけのお客さんになっちゃったの❤」
「な…!?」
「そうなったらリナがケーサツに連れて行かれて喋っちゃったら困るから手を出せないってワケ❤」
そうだったのか。何故あんな目立つ所にいたのかと思っていたが見かねて声をかけた警官を誘い込み籠絡して手懐けていたとは。彼女からすれば所詮警官も「その内確実に声をかけてくる客」くらいの感覚でしかないのか。
「お、お前警察を何だと思って…!」
面倒そうな顔をして言葉を遮りリナが話しだす。
「もーそういうお説教するような悪いおにーさんは…❤」
カチャ
「逮捕しちゃう❤」
「……!?」
僕がリナに気を取られている間に腰に下げていた手錠を外されその手錠で後ろ手に拘束されてしまっていた。
「おにーさん駄目だよ~❤手錠なんて持ってきてちゃ❤あっ、もしかしてこれでリナを動けなくしてレイプしようとしてたの!?や~ん鬼畜~❤」
「ふ、ふざけるな!」
「は~い!女子高生に抱き着かれて鼻の下伸ばして自分の手錠取られたのにも気づかないおまわりさんの方がふざけてると思いま~す❤」
「ぐ……!」
生徒の如く手を挙げてこちらをからかってくる彼女に何も言い返せない。
「じゃあそろそろ本番いっちゃおっか❤」
そう言うと彼女はいきなり僕の足を払う。
「!?」
普段ならそれくらいの攻撃大したことはないが手が使えずバランスが取れないせいで仰向けに倒れてしまう。
「いってぇ…何のつもりだ!?」
「だから言ったじゃ~ん❤ここからが本番❤おにーさんも他のおまわりさんみたいにリナのお財布になってもらうの❤」
「誰がお前に…!」
「あ~もーうるさいなー…そうだ❤」
何やらよくない事を閃いたらしく履いていたニーソックスの片方を脱ぐ。そしてそれを僕の顔に近づけると
「んむうううう!?」
ソックスで僕の口に猿轡をする。喋る言葉はソックスの厚い布に阻まれて声にならない。
「んーーーー!んんんーーー!」
「え~?何言ってんのか全然わかんな~い❤」
「んんんーーーーー!」
「なになに~?あ、分かった~❤『リナちゃんのニーソ脱いだ素脚で僕の勃起チンポシコシコして欲しいでちゅ~❤』だよね?」
「!?」
首を振って否定するも全く聞いていない。
「そっかそっか~❤そんなにおにーさんが言うなら仕方ないな~❤」
そう言って僕の下半身を裸にし
「ほ~ら❤おにーさんザーメン出しちゃっていいんだよ~?」
僕のペニスを脚裏で撫でる。見惚れてしまいそうなすらりと長く伸びた白い脚、そしてその先の短いスカートの中にはこうして下に敷かれている自分からははっきりと見える黒いショーツがコントラストを成して誘っている。
「…ん……!ん……!」
「何我慢してるのかな~?もっといい声でおねだりしてよ~❤」
ここで声を漏らしてしまえばリナを調子に乗らせるだけだ。先程のように僕の声を聞いて勝手に都合のいい解釈をして体を弄ばれてしまう。
「そ・れ・と・も❤おにーさんはこっちの方が好きかなぁ?」
今度はいきなりペニスを強く踏みにじる。
「んんーーーー!?」
「ふふ❤そっかそっかぁ❤こーいうのが好きなんだぁ❤もっとやってあげる~❤」
優しく撫でられるだけならなんとか耐えられたものの、こうして踏まれながら扱かれてはひとたまりもない。と言ってもそのまま射精させられる訳でもなかった。
「……ん……ん…んんーーーー!?」
「あ~ん❤また泣いちゃった~❤おにーさんそんなにリナの脚好きなのぉ?」
ペースを落としたかと思うとまたもや強く踏まれる。リナは射精させずただ長い間僕を呻かせて楽しんでいるのだった。そしてそのサディスティックな責めに嵌まり惨めに声を上げてリナを喜ばせた後
「さ~て❤じゃあそろそろ出しちゃおっか❤」
「!?んんんんんーーーーーーーー!?んんーーーー!」
全く加減せず一気に扱かれ続け
どぷっ…❤どぷっ……❤
リナの脚に白い精液が掛かる。
「いっちょ上がり~❤」
嬉しそうに言うと僕の口からソックスを外す。
「はぁ……はぁ………」
「おにーさん降参かな~?」
「ぐ……!調子に乗るなよ……!」
リナを睨みつけるが手錠を掛けられて射精させられた直後の僕の視線など意にも介さない。
「きゃ~こわ~い❤」
舐めた口調で言う。

そして
「おにーさんもっと素直にならなきゃ駄目だよぉ❤」
そう言うと僕の腕を掴むとずるずると引きずっていく。そしてそこにあった柱まで持って行くと
カチャ…
「!?」
片方の手錠が外される。ここですかさず抵抗すれば良かったのだが半ば頭が惚けたようになってしまっている僕には不可能な話だった。
カチャ!
即座に両腕を柱の後ろに回され再び手錠を掛けられる。要は柱に縛り付けられてしまったような形だ。
「さ~て❤これからどうして欲しい?」
「…早く離せ」
「もー❤そんな怒っちゃだーめ❤ん~どうしよっかな~?」
何も考えずに僕をこの柱に拘束したらしい。しばらく考えて脚元を見る。片足は素脚でもう片方はニーソックスを履いたままだ。
「そうだ❤これだとバランス悪いから~❤」
ソックスを脱いで手に持つ。そしてまた猿轡をされてはたまらないと口を固く塞いでいる僕に近づき
「ざんね~ん❤今度はこっち❤」
猿轡を少し上にずらした形、つまり僕の鼻を完全に塞ぐようにソックスで僕の顔を拘束する。
「あ、あああ………」
彼女がつけている香水とは全く違う強い臭いが脳を貫く。更にそのソックスを擦り付けられ腰が砕けそうになる。そしてリナは僕の下半身に目をやると
「あれぇ?おかしいな~?なんでおにーさんチンポおっきくなってるのぉ?」
ニヤニヤと笑いながらこちらを見てくる。
「ち、違う…!これは……!」
「だってさっきザーメン出してからリナ全然おにーさんのチンポ触ってないよぉ?ただこうやって靴下の臭い嗅がせてあげただけ❤それで勃起しちゃうなんておにーさんキモ~い❤」
「う……く……!」
何も言い返せない。物理的に脚で踏みにじられて勃起してしまったならまだしもソックスの臭いを嗅がされて興奮してしまうのは彼女にこちらを嘲笑ういい口実を与えてしまうだけだ。しかし僕にそうした嗜好があった訳ではない。この一時間足らずでリナに既にそこまで手懐けられてしまっているという事実に焦りを隠せなかった。
「と、とにかく早く離せ!」
「だめ~❤靴下で興奮しちゃうような変態おにーさんなんて野放しにしたら日本中の女子高生がおにーさんに襲われちゃうも~ん❤そんな悪いおにーさんはぁ❤ここでお仕置きしてあ・げ・る❤」
そう言うとリナは後ろを向いてスカートを捲る。むっちりとした尻肉と黒いレースのショーツが露わになる。そしてショーツをずらしたかと思うと
「じゃあおにーさんの勃起チンポ食べちゃいま~す❤」
むにぃ……❤
ゆっくりと後ろに下がりながら柔らかな尻肉で僕のペニスを飲み込んでいく。
「は……あああ………」
何とか逃れようと体を動かせばリナの尻肉に擦れて益々興奮させられてしまう。そうやって僕が為すがままになってしまっているのを見計らい
「あれ~?おにーさん抵抗出来なくなっちゃったぁ?」
更に柱に追い詰めてくる。そして柱に僕をぴったり密着させると
「は~い❤もう逃げられませ~ん❤」
とどめとばかりに尻を両手で挟み込む。吸い付くようなその尻肉の圧迫に理性も飛ばされそうだった。
そして
「じゃあここからは大サービス~❤」
尻でペニスを完全に閉じ込めたまま体を上下に動かす。
「あ、ああああ…あああああ……!」
声が漏れると同時にソックスの臭いを思い切り吸い込んでしまう。頭がクラクラするようになりまともな思考もおぼつかなくなる。
「ほらほらぁ❤出しちゃえ出しちゃえ~❤」
そのような状況で尻で擦られ続け耐えられるはずがなかった。
「あ、ああああああああ………!」
どくっ…どくっ……
尻肉の間に放たれた精液はそこから溢れリナの尻全体を白く汚していった。

流石に二度も射精させられては立っていられない。柱に沿ってゆっくりと膝が折れその場に座り込む。ソックスの戒めから解放された僕の顔は憔悴仕切っていた。
「ふふ❤おにーさん立てなくなっちゃったのかなぁ?じゃあリナも座ろーっと❤」
そう言うとこちらに近づいてくる。
「!?…ま、待て!やめ…んむうううううう!?」
リナが僕の顔に尻を押し付ける。
「勝手にリナのお尻ザーメンで汚しちゃったんだからおにーさんには罰ゲームで~す❤」
顔に尻を擦り付けられる。僕の精液とリナの汗、更にはリナの秘部から発せられる雌の匂いが入り混じり僕の脳を破壊していく。
「んん……!ん……!」
「靴下の臭いだけで勃起しちゃうおにーさんがこんあ事されたら頭おかしくなっちゃうよねぇ❤」
その言葉通り段々と思考が蕩けてくる。必死で吸わないようにとしていたはずがいつの間にか悦んで淫臭を吸い込み自らを破滅へと追い込んでいく。
「ほらおにーさん❤リナのお尻舐めてもいいんだよぉ?」
暗示を掛けられたように顔を塞がれたままリナの尻を舐める。
「やん❤もうそんなに必死で舐めて~❤ちゃんとザーメンもお掃除するんだよ?」
言われた通りリナの尻に付着した精液を舐め取る。呼吸を制御され司会を奪われ半ば催眠に掛けられているようなものだった。
そしてしばらくして
「は~い❤罰ゲームしゅ~りょ~❤」
ようやく解放される。
「こんなだらしない顔になっちゃって~❤罰ゲームなのに悦んじゃ駄目だよ~❤」
「あ…あああ………」
すっかり呆けた僕の手錠を外し鞄から新しいソックスを取り出し履くと最後に一言かけて去って行った。
「おにーさん❤じゃあまた後であおーね❤」
後で…?

しばらく寒風に吹かれようやく意識がはっきりしてきた。それと共に強烈な屈辱感がこみ上げてくる。
「あいつ……!」
しかしここで悔やんでいても仕方がないと署に帰った。

仕事を終えて電車に乗る。なかなかの混み具合で座ることは出来ない。吊り革に捕まって立っていると後ろからふわりと香水の香りがした。反射的に鳥肌が立つ。振り返るとそこには
「やっほ~❤」
「な、何でお前が…!?」
周囲の人に聞こえないように小声で話す。
「おにーさんと一緒に帰りたかったから…じゃ駄目?」
「ふざけんなよ…!お前何を企んでるんだ!?」
「ふふ…❤おにーさんにもっとリナの事好きになってもらいたいだけだよ❤」
そう言うと背後から僕の股間を握る。
「う!?く……!」
必死に声を絞る。
「よくできました~❤こんな所で大きい声出しちゃったら大変な事になっちゃうよね❤」
「は、離せ…!」
「だ~め❤ちなみにちょっとでも抵抗したら大声出して痴漢で突き出しちゃうから❤」
「な……!?」
「電車の中じゃ女の子の方が強いの❤分かったら喘いで周りにバレないようにせいぜい頑張ってね❤おにーさん❤」
「あ…!ぐ……!」
そう言って股間を揉む。背後からぴったりと密着され為すがままにされてしまうというこの状況から抜け出すには電車というシチュエーションは最悪だった。
しかしただ揉まれているだけなら耐えられる、と思っていた僕の目の前に背後から黒い布が突き出される。先程までリナが履いていたショーツだった。
「じゃあ今度はぁ❤この脱ぎたてパンツで搾っちゃうから❤」
ベルトを外されパンツの中に手を突っ込まれる。周りから不自然に見えないように体を捩って必死に隠す。僕を籠絡しようというこの小娘の作戦を遂行させるために自ら言いなりとはとんだお笑い草だ。
「…!う……ぐ…!」
脚や尻とは違いペニスに絡み付くような指の感覚。電車の中という異常な状況が更に僕を昂ぶらせていた。
「ふふ~ん❤やっぱり手コキが一番虐めやすいよねぇ❤」
左手でペニスをゆっくりと扱きながら右手に持ったショーツを僕に見せつける。想像してはいけないと思いつつもこれがリナのあの柔らかい尻肉を包んでいたと頭をよぎるだけでペニスが更に硬く勃起してしまう。
「もう二回もヌいてあげたのにまだザーメン出したいのぉ?変態おにーさん」
「ぐ……は、離れ……」
「あれ~?リナに命令するのぉ?」
「!?ち、違う!」
「ふふ❤そうだよねぇ❤おにーさんはリナのい・い・な・り❤ちゃんと約束守れたからご褒美あげる❤」
そう言うと左手をパンツから抜きショーツを持った右手を差し入れる。
「さ~て❤おにーさん我慢出来るかな~❤」
そしてショーツがペニスに巻かれた感触があったかと思うと
「ぐ!?………!」
一気に扱かれたまらず声が出る。自ら口を押さえてバレないようにするのが精一杯だ。
「パンツで扱かれるなんて変態おにーさんには最高だよねぇ❤ほらほら❤リナのお尻とマンコに擦れまくってたパンツがおにーさんのチンポ食べちゃってるよぉ❤」
「……!ん……!」
まさに手も足も出ないと言ったところだろうか。声を出さないように手で口を覆うしかなく完全に無防備になったペニスはリナにいいように弄ばれる。レースの生地が擦れ手で扱かれる以上の快感を与えてくる。更に耳元では妄想を強引に膨らませられるような卑猥な言葉を囁かれ続けあっという間に追い込まれてしまう。
「ちなみにこのパンツ、リナが買ったんじゃないんだよね~❤ちょっと前にお財布になってくれたおまわりさんがこのスケベなパンツ履いて虐めて欲しいでちゅ~❤って買ってきてくれたの❤」
その言葉に体が反応してしまう。
「あれ~?何で体が反応したのかなぁ❤ひょっとして羨ましいのかなぁ❤」
必死に首を横に振る。
「強がっちゃって~❤おにーさんもリナにお金払えばもっとエッチに虐めてあ・げ・る❤」
それを聞いて僕の体が固まってしまう。僕の反応を見て事情を察したリナは
「ふふ❤じゃあ明日待ってるね❤最後にヌいてあげる❤」
パンツの中に左手も突っ込みショーツ越しに両手の手のひらでペニスを挟み竿を扱く。
「ほらぁ❤出ちゃうよぉ?リナに遊ばれて一日に三回もヌかれちゃうんだよぉ?」
「んん…!!んんん……!!!」
声を殺す僕を嘲笑うかのようにショーツを竿から徐々に先端に移動させて刺激してくる。そして鈴口にショーツを被せるようにしたかと思うと
「分かる~?おにーさんのチンポの先っぽが当たってるとこ❤リナのマンコ❤リナがオナニーしまくったマン汁が染み付いてるの❤」
リナの言葉が僕の反抗心を溶かしきってしまった。そのままペニスの先をショーツで覆われ
「ほらほら❤女子高生の黒パンツで扱かれて負けちゃえ❤電車の中なのにザーメン出しちゃうマゾでド変態になっちゃえ~❤」
「ん…………!!!!!んんーーーー………!!!!」
本日三度目の精液を放出しリナの両手とショーツを汚す。
「は~❤楽しかった❤じゃあこのパンツもあげるから今晩はオナニーしまくってね❤その靴下も一緒に使って❤」
先程リナが立ち去った後ポケットにしまったソックスの事は既に気づかれていたらしい。そのポケットに更に精液に塗れたショーツを押し込むと次の駅で降りていった。

翌日
再び彼女の元へ行くと今度はゆっくりとこちらを誘い込むように去っていく。追いかけて行くと裏手の芝生の上に腰を下ろしていた。
「どうしたのぉ?おにーさん」
「何って…お前を補導しに……」
そう言う僕を上目遣いに見つめると
「違うよねぇ?そんなのただのい・い・わ・け❤ほらまだここは見せてあげてないよねぇ❤」
そう言いながら上着を脱ぎブラジャーを外していく。再三僕の体に押し付けられた乳房がその重そうな姿を露わにする。
「おにーさんのほんとの気持ち当ててあげよっか?昨日脚で扱かれてお尻で挟まれてとどめに手コキまでされてぇ❤後はリナちゃんのあのおっきいおっぱいで頭の中までメロメロのドロドロにされてお金貢いでザーメン出すだけの玩具にされちゃいたいんだよねぇ❤」
「あ、あああ…………」
頭の中を見透かして誘惑され言葉にならない呻きが漏れる。
「ほら❤おいでぇ❤」
彼女に手招きされ僕は為す術もなく引き寄せられ膝の上に頭を乗せる。僕の目の前はほぼリナの巨大な乳房で覆われていた。
「はい捕まえたぁ❤じゃあおにーさん❤リナのおっぱいで何したいのかなぁ?」
「お…おっぱいを……吸わせて……」
「も~❤大人なのに女子高生のおっぱい吸わせて欲しいのぉ?」
そう言いながら僕の口に乳首を含ませる。
「ん……んん………」
ピンク色をした乳首に熱心に吸い付く僕を見ておかしそうに笑う。
「あ~あ❤リナまだ妊娠したことないんだよぉ?母乳なんて出るわけないじゃん❤必死に吸っちゃってバカみたい❤」
そんな言葉を浴びせられながらもその豊かな乳房に吸い付くのを止められない。そして乳房に夢中になっている間にリナは僕の下半身に手を伸ばすとズボンを脱がしペニスを掴む。
「も~❤またチンポ勃たせちゃって❤おっぱい飲みながらヌいて欲しいのぉ?」
リナの言葉に吸い付いた格好のまま何度も頷く。
「じゃあまたリナが履いてきたパンツで扱いてあげるからせいぜいおっぱい吸いまくってね❤おっぱいバカのマゾおにーさん❤」
スカートの下を弄ったかと思うと赤いショーツを脱ぎ見せつける。それをペニスにあてがうと
「ほらもう昨日みたいに我慢しなくていいからザーメン出しちゃってね❤」
最早抵抗する意志を破壊された獲物を慈しむように優しく言いながらペニスにショーツを巻きつけて扱く。
「んん……!ん…………!」
「ふふ❤もっとおっぱい吸って❤ここで射精しておにーさんの正義感なんてぜ~んぶ忘れちゃお?おにーさんは所詮リナのカラダに負けてエンコーのお客さんになっちゃうおバカさんなの❤」
堕ちていく。リナの言葉に支配され何も考えられなくなっていく。
「ザーメンと一緒に大事な物も頭の中から出しちゃってリナの為に働くの❤」
そうだ、それが幸せなのかも知れない。もう今の僕には段々と気持ちよくなっていく事しか分からなくなっていた。
「じゃーね❤元お・ま・わ・り・さん❤」
「んん…んんんんんんーーーーーーー……………!」
どぷっ………❤どぷっ………❤どぷっ……❤
リナの手の中に精液を放出しながら僕の理性は完全に屈服した。

それから数日
人気のない場所でベンチに座るリナ。その胸の谷間には僕が支払った数枚の一万円札が挟まれている。そして僕はその前に正座させられていた。もっとも
「ほらほら❤これがいいんだよねぇ❤」
「んんんーーーーー!!!」
僕の顔にはリナの脚が押し付けられ喋る事も出来ない。そしてリナのもう一方の脚は
「リナちゃんにお金貢いで脚コキされて幸せだよねぇ❤おにーさん❤」
むき出しにされた僕のペニスを扱いていた。
「おにーさんも自分でチンポ扱いてもいいんだよぉ?な~んて無理だよね❤だっておにーさん動けなくされて虐められるのが大好きなど変態マゾになっちゃったもんねぇ❤」
リナの言う通り僕は彼女の元を訪れる度に自らの手錠で拘束される事を望むようになってしまっていた。
警官の誇りの商売道具も今の僕には自分を戒め興奮を高めるアダルトグッズに過ぎなかった。
「じゃあそろそろ出しちゃおっか❤」
そう言うと脚の動きを速める。
「んんんーー!!!んんんーーーーーーーー!!!!」
あっという間にリナの脚に精液をぶちまけてしまう。
「はぁ…はぁ……」
ぐったりする僕にリナは優しく声を掛ける。
「あ、そうだ❤おにーさんのところに新しいおまわりさん来たら教えてね❤教えてくれたらサービスしてあげる❤」
「は、はい……❤教えますぅ……❤」
どうやら僕の交番に勤めている大半はリナの手に堕ちてしまっているようだ。しかしそれも幸せなのかもしれない。皆が彼女に忠誠を誓い誰も裏切らない堅固な組織となったのだから…

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援交女子高生の逆補導

洗脑强
人類を支配し世界の覇権を握らんと暗躍する魔王。
 そんな魔王を倒すべく、立ち上がった一人の少女。
 いつしか少女には仲間が出来、勇者一行の活躍は世界では知らぬものがいないほどにまで至った。
 
 女の身でありながら剣技を達人レベルまで修得し、若くして王国の騎士団長にまで登り詰めた騎士アリエラ。
 かつて王国の暗部を担い漆黒の刃として周辺諸国を、そして今では魔族を震え上がらせる暗殺者シノン。
 名門魔導学校を僅か六歳で卒業し、十年経った今では世界最高峰の魔導師とも名高い魔女レル。
 そして、そんな彼女達を束ねる、誰よりも勇敢で誰よりも強い世界に光をもたらすもの、勇者ヒカリ。
 
 全員が女性の身でありながら数々の魔族との激戦を勝ち抜き、魔王を滅ぼすのならば彼女達しかいないとすら言われる四人の実力者。
 
 人類の歴史に間違いなく刻まれる伝説とも言うべき存在。きっと、彼女達が人類と魔族の戦いに終止符を打ってくれる。世界を救ってくれる。
 
 
 だが、そんな明るい未来は、ある日唐突に失われた……。それも、たった一人の少女によって。
 
 
 
「ただいま…」
 
 言葉少なに借りている宿屋の一室の扉を開けるヒカリ。
 100年も昔から人々を苦しめていた『豪腕のホルタウルス』の討伐、その成功を報告に王城へと向かったその帰り。
 いつものように仲間が出迎えてくれる、そのはずだった。
 だが、今日はいつもと違う光景が広がっていた。
 
「あ、もー遅いよー勇者さま~♡」

 ヒカリのベッドを我が物顔で占領する見知らぬ少女。露出の多い服装に、むき出しになった背中から生える二本の黒い小さな翼。
 二つにまとめた桃色の髪を揺らしながら、少女は扉を開けたヒカリへその整った顔を向ける。
 一体誰だ、何故ここにいる。そんな疑問が頭を過る。だが、その疑問を少女に投げ掛けるよりも先に、目に飛び込んできたのは、信じられないような、まるで現実味のない光景。
 
「勇者さまがあんまり遅いからお仲間さんのこと食べちゃったよ~♡」
 
 そういってふるんと、少女はその小さな体躯には不釣り合いな大きな胸を自慢げに揺らす。
 それと同時に、少女の乳房に男根を包まれたアリエラが艶っぽい声で呻いた。
 そう、"男根"を包まれたアリエラが、だ。

 もう一年以上彼女と旅をしてきた。いや、旅をしていなくとも、常識的に勇者は知っている。
 
 アリエラに、そんなものは生えていない。彼女は生粋の女性だ。
 
 だが事実として、引き締まった下半身を布一枚纏わず晒しながら、アリエラは股から生えた立派な男根を少女の胸に包まれ、今までに見たこともない恍惚の表情を浮かべ喘いでいる。
 
「あ、ちょっと待っててね♡ 急いで騎士さんも堕としちゃうから♡」
 
 そういって、少女はアリエラの陰茎を包んだまま豊満な胸を互い違いに擦り合わせる。時折、両乳をぎゅっと寄せ根本から先端まで、ぷくりと膨らみ透明な滴を垂れ流す陰茎の先まで圧迫しながら擦っていく。
 いつも凛々しく騎士として皆を守る彼女が、たったそれだけで甘い声をあげ、情けなく身体を震わせる。
 そんなアリエラの姿に目を細めながら、少女は谷間の中からぴょこんと頭を覗かせる陰茎の先にそっとキスをした。
 
────どぷっびゅるるるるるっ!
 
「はい、騎士さま完堕ち~♡ あはぁ♡ みんなちょろいなぁ♡」
 
 少女の唇が触れた瞬間、アリエラは一際大きく身体を震わせ、背を弓なりに反らしながら、絶頂した。
 端目に見ても、明らかな絶頂。なんせ、あるはずのない男の象徴から、出るはずのない白い液体がどろどろと噴き出しているのだから。
 それも、少女が笑い双乳がふるふる震える度に、どぷどぷと勢いよく。
 
 ヒカリは、そのあまりにも現実離れした光景を、ただ、驚愕をもって眺めることしかできなかった。
 もし命をかけた戦いの現場であれば、もし最初から戦いのスイッチが入っていれば、すぐさま勇者としてこの異常に対応し戦闘の態勢へと入っていただろう。
 だが、彼女は勇者であると同時に、まだ年端もいかない一人の少女なのだ。
 唐突に訪れた異常事態に、脳が処理を拒否する。目の前の光景を現実として受け止めたくないと叫んでいる。
 
 だが、それもアリエラの蕩けきった声によって現実に引き戻された。
 そうだ、目を背けている場合ではない。騎士を、アリエラを助けないと。
 何はともあれ、目の前の少女は敵に違いない。そして、あの様子ではアリエラはきっと戦えない。
 だが、シノンが、レルがいる。仲間がいる。暗殺者のシノンならば、あの無防備な首もとを一瞬で刈り取れる。魔女のレルならば、きっとアリエラを正気に戻してくれる。彼女達がいれば…!
 思考を巡らせ、部屋にいるはずの二人の姿を探す。
 
 幸運なことに、二人はすぐに見つかった。それも、傷一つない姿で。
 
 だが、それ以上に不幸なことに、二人は既に意識を失っていた。
 剥き出しになった下半身を白濁で汚し、恍惚の表情を浮かべ倒れ伏していたのだ。
 
 「言ったでしょ~みんな食べちゃったって♡ そこの二人もとっくに私の虜……♡ 身も心もいただいちゃったよ♡ この騎士さまみたいに、ね♡」
 
 少女は弄ぶように胸をむにむにと動かし、アリエラの陰茎をいたぶる。
 それだけで、アリエラは甘えたような声を出し、カクカクと腰を震わせる。
 皆の纏め役でいつも頼れる彼女が、なす術なく少女に弄ばれている。どんな傷を負っても苦痛の声一つあげなかったアリエラが、少女の胸一つで生娘のように喘ぎの声をあげている。
 一瞬、勇者は顔を歪ませた。
 それは、弄ばれているアリエラへの憐憫か、はたまた仲間をやられたことへの怒りか。
 
 だが、その感情の昂りは、そこの状況において致命的なまでの隙を生んでしまう。
 
「あはっ♡ 隙あり♡」
「っ…!?しまっ……!?」
 
 その瞬間、少女の指先が光る。ぱぁと、部屋全体を照らす眩いほどの光。
 完全に不意を打たれたその閃光に、勇者は思わず腕で顔を覆い目を閉じてしまった。
 
 どれ程そうしていただろうか。恐る恐る目を開くと、腕の隙間から射し込んでいた光は消えていた。
 いつまでもこうしているわけにはいかない。これ以上隙を晒し続けるわけにはいかない。
 ゆっくりと腕を解くと、微かに閃光の残光が残る視界がにんまりと意味ありげに笑う少女を捉えた。
 
────どくん
 
 目の前には、つい先程と同じ光景。アリエラはなおも少女の豊満で柔らかそうな胸に陰茎を包まれ、少女はクスクスと淫靡な笑みを浮かべている。
 
────どくんっ
 
 妖艶なその笑みに視線が奪われる。露出の多い姿にむずむずと身体が疼く。
 心臓が甘く高鳴るほど官能的な光景。ずっと見ていたい。いつまでも堪能していたい。叶うのならば、この一瞬を切り取って一生手元に置いていたい。
 
────どくんっ♡
 
 いや、そんな事をしなくたっていいじゃないか。
 私が、自ら彼女に身を委ねれば一生……
 
「あはぁ♡ 勇者さまも気に入ってくれたみたいだねぇ私のプレゼント♡」
 
 少女の無邪気な笑い声に、勇者の意識は桃色の深い沼から急浮上する。
 今、自分は何を考えていた?
 ほんの少し前までの自分の思考に、そしてその先に訪れていたであろう未来に、思わず背筋が震える。
 明らかに、おかしかった。明らかに、魅了されていた。
 だがそれはあり得ない。そんな事があるはずがない。魅了は、サキュバスを筆頭とした淫魔族が人を誑かし堕落させる時に使う状態異常。
 強力だが、同性にはよほどの実力差がなければ通用しない。
 そうは言っても、現実として勇者は魅了されていた。今でさえ、少し気を抜けば、またあっという間に深い桃色の沼に沈んでしまうであろう。
 それも、今度はもう戻れないくらいに、頭までずっぽりと。
 
 少女が視界に入る度、無意識に視線がその身体に惹き寄せられる。
 可愛らしい笑顔に、ぷるぷると震える豊乳に、むっちりと肉感的な下半身に、心が囚われそうになる。
 少女の存在を意識しただけで、下腹部がいやに熱を持つ。感じたことのない、突っ張りを感じてしまうほどに。
 
 いや、待て。何故そんなものを感じる?
 
 その違和感を抱いた瞬間、勇者は気づいてしまう。自らの身体に本来あるはずのないパーツに。
 あの閃光のほんのわずかな時間に自分に着いた絶対的なまでのデバフに。

「あ、やっと気づいてくれたねぇ♡ ふっふっふー♡ 素敵でしょ?私の魔法…♡ 私の魔法はね…女の子に男の子の気持ちを植え付けるの♡
 その結果が勇者さまに生えてるおちんちんってわけ♡
 それでね……♡ 男の子はおちんちんがある限り、私には勝てない……♡ お仲間の三人も、あっという間に私のモノになっちゃったんだから♡」
  
 そういって、少女はペロリと下唇を舐めた。
 そして、淫靡な笑みを浮かべたまま、少女は騎士をそっとベッドから下ろし、勇者へと向き合う。
 谷間を中心にベッタリとついていた粘っこい白い液体はいつの間にか少女の身体へと吸収され、もちもちとして柔らかそうな肌には汚れ一つ見当たらない。
 
「そういえば自己紹介を忘れてたね♡ 私はセリーネ、勇者さま達が『幻惑』って呼んでるわるーい淫魔だよ♡ たぶんこれから長い付き合いになるだろうし、しっかり覚えてね♡」
 
 パチリと、ウインクを決めるセリーネと名乗った淫魔。
 たったそれだけの仕草で、勇者の頬に朱色が差す。
 
「うぶなんだねぇ勇者さま♡これなら簡単に落とせちゃうかなぁ…♡ ふふふ……そうだ♡ 勇者さまにどこが好きか聞いてあげないとねぇ……他の三人みたいに♡」
 
 少女は、細い指先で自分の身体をそっとなぞる。
 
「騎士さまみたいにおっぱいがいいかなぁ♡それとも、魔術師さまみたいにこのむにむにでハリのある太ももに溺れたい?♡あ、唇にも自信があるんだぁ♡暗殺者さまなんて一発でメロメロになっちゃったし♡
 あはっ♡勇者さま悩んじゃうねぇ♡今なら特別サービス♡お仲間さんがどうやって私の虜になっちゃったか、実演してあげる…♡もちろん勇者さまの身体で、ね♡」
 
 少女は、意地悪にクスクス笑う。
 だが、その仕草に、その肢体に、勇者の身体はどうしようもなく昂っていた。
 仲間がどうやって堕ちていったか。
 常に皆をまとめパーティーの大黒柱であった高潔な騎士、無口だが確実に仕事をこなし何度も危機を救ってきた仕事人である孤高の暗殺者、素っ気なく口も悪いがその類い稀な才能と知識で皆を導いた天才の魔術師。
 その誰もが、少女の身体になす術なく敗れ心を奪われた。
 その事を考えると、脳の芯がぐらりと揺れる。
 堕落へ至る深い渓谷が、目の前にある。ともすれば、ふらふらと足を踏み出してしまうほどに。
 唇を強く噛み付け、かろうじて身体を押し留める。
 
 だが、植え付けられた本能までは押さえつけられない。
 
 惹き寄せられるまま、動く視線。
 その先にあったものは────

 
1. 蕩けてしまいそうなほど柔らかな双乳2ページへ
2. むちむちと肉感的な太もも3ページへ
3. 艶やかで瑞々しい真っ赤な唇4ページへ
 


おっぱいルート

 蕩けてしまいそうなほど柔らかな双乳だった
 
「んふふー♡やっぱりおっぱいがいいんだぁ♡そうだよねぇ騎士さんがたくさんイカされちゃうところ、羨ましそうに見てたもんねぇ♡」
 
 そんなことない。だが、喉元まででかかったその言葉は、少女が胸をまさぐる光景を目にした途端消えてしまう。
 
 自らの豊満な胸を見せつけるように両手を添え、上下に揺らす。
 ゆさゆさと震える膨らみ。指先がふにりと沈み込むほどの柔らかなあの膨らみは、きっとその中に包み込んだ何もかもを融かしきってしまうだろう。
 
 脳裏に浮かんだのは、アリエラの快楽に蕩けきった顔。
 王国騎士団で最年少で団長へと昇格したカリスマであり、勇者の仲間となった生粋の英雄。
 そんな彼女のプライドを飴細工のように溶かしきったその胸の感触を、勇者は、心の奥深く、意識すら届かぬ心の底で味わいたいと思ってしまっていたのだ。
 
 その瞬間だった。
 いつの間にか、少女が、目の前には駆け寄ってきている。
 開かれた両腕。少女の狙いは明らか。
 回避しなければ。濁った思考は、それでもなお勇者としてこの場での最適解を求める。
 あれに捕まったら、きっと何もかもが終わってしまう。
 
 だが、回避は間に合わなかった。
 回避を選択した判断は、決して遅くなかった。普段ならば、十分に間に合った。
 唯一の誤算は、普段とは違う、股間にそびえる固いモノ。
 感じたことのない違和感が、勇者の動きを鈍らせる。
 
 そして、その僅かな鈍りは、ことこの瞬間においては、致命的なまでな遅れを生み出してしまう。
 
「はぁい、ぎゅ~♡勇者さまつーかまえた♡あはぁ~騎士さんもこうやって捕まえちゃったんだぁ♡それでねぇ…すりすりぃって…ふにふにぃって…おっぱいを押し付けてあげたの……♡」
 
 むにゅぅぅぅ♡
 
「ぁ……はぅぅ……♡」

 勇者の腰に絡み付く腕。女性としては平均的な背の高さの勇者。だが、少女の体躯はそれ以上に小柄で。
 丁度へその部分に、むぎゅと押し付けられる乳房。
 その感触の快楽は、服越しとはいえ、勇者の腰を砕くにはあまりにも十分だった。
 
「騎士さんのおちんちんもおっきくなっててねぇ……♡私がおっぱいを押し付けるとかわいい声をたくさん聞かせてくれたんだぁ♡
 でも勇者さまはえらいねぇ♡がんばって声を堪えて……私のおっぱいに負けないようにしてるもん♡」
 
 小悪魔な笑みで、少女は身体を擦り付ける。
 もし、勇者がもう少し背が高かったならば、きっとこの瞬間堕ちていたに違いない。
 まだ、決定的なまでの快楽が与えられていないから、ギリギリのところで踏み留まっていられるのだ。
 
 それこそ、勇者よりも頭一つ大きい騎士だったならば……。
 
 だが、どれだけ我慢をしても、いずれは決壊する。注がれる快楽が器を満たす時が、刻一刻と迫ってきている。
 そしてこの状況を打破する手段は、ない。
 振り払おうと身体を動かした瞬間、きっと快楽の閾値を越えてしまう。
 されど、このまま耐えていても未来はない。限界はもう、目の前まで来ている。
 一か八か、自分を信じて勇者は身体に力を込める。最後の抵抗。破れかぶれの一撃。
 快楽に犯されていようと、自分は勇者なのだ。魔族と言えど色事に特化した少女一人。それを振り払えずして、勇者など名乗れるはずがない────
 
「でも我慢はだぁめっ♡おとなしく堕ちなさいっ♡」
 
 その時、少女が小さく身を屈め、跳ねるように身体を揺らした。
 ぐにゅんと形を歪めながら、少女の柔乳はへそから下へ、すなわち生えたばかりの陰茎へ。
 服越しに、固くなった先端をねちっこいまろやかな感触が包み込み、次の瞬間には大きくズリ上げた。
 
「あ”っ…あぁぁぁぁぁっ……♡」

────どぶっ…びゅぶるるるるっ……
 
 腰を引きながら、勇者は喉を震わせて快楽に咽ぶ。
 たった一擦り。たったそれだけの快楽が、勇者の我慢も、抵抗も、プライドさえも破壊し精液を吐き出させる。
 少女は、追い討ちをかけるように勇者の腰を捕まえ引き寄せる。
 快楽を逃すことも許されず、勇者の陰茎は少女の胸という底無し沼にずっぽりと呑み込まれた。
 
「まだまだ終わりじゃないよぉ♡もっともっと夢中になってもらわないと♡」
 
 苦痛にすら感じる快楽の中、勇者の意識はゆっくりと暗く染まっていく。
 消え行く意識の中、最後に聞こえたのはそんな少女の楽しげな声だった。
 
 
 目を覚ますと、勇者はベッドに寝かされていた。
 いつもと同じ、柔らかに全身を受け止めて、それでいて確かな反発もある高級品だ。
 だが、今日に限ってはその質の良さを堪能することは出来ない。
 顔を少しあげた視線の先、勇者の両足を掴むように拘束している少女と目が合う。
 勇者の意識を快楽によって焦げ付かせた淫魔が、にんまりと笑った。
 
「おはよう♡つよいつよいみんなの憧れの素敵な勇者さま♡一回おっぱいで擦られただけで失神しちゃうなんておちんちんの方はよわよわなんだねぇ♡」
 
 少女は、足を掴んだままその豊満なバストを強調するように胸を張る。それに合わせて、柔毬がふるんと跳ねる。
 
 たったそれだけで、勇者の心臓は大きく高鳴った。端正な顔が、くしゃりと歪み目を逸らす。
 それは、恐怖からだ。
 たったの一擦りで意識を奪った魔性の果実への、そして、それを見続けた先に訪れる自身の理性の崩壊への。
 そして、それがもたらすもたらす快楽への期待と、それに期待してしまっている自分への、恐怖。
 
「目を逸らしちゃだーめ♡自分がなにに負けたのかしっかり見て覚えないとぉずっと勝てないままだよぉ♡」
 
 ゆさゆさと、少女は身体を揺すって胸を震わせる。その振動は、足を通して全身を伝わって、脳裏には鮮明に少女の大きな胸と妖艶な笑みが広がって、未だ慣れぬ男性器がずぐんと力強く脈動する。
 
 見たい。見たい、見たい見たい。
 
 沸き上がる衝動に目を閉じて必死に抵抗する。少女の姿を想像しただけで、硬く反り立ったモノの先端から雫が溢れる。
 もし、もう一度直視してしまえば……。
 まさしくそれは悪魔の誘惑だった。抑えれば抑えるほど、欲望は大きくなっていき、やがては制御出来なくなる。かといって、抑えることを止めてしまえば、その瞬間私は私でなくなってしまう。
 
「もう……♡そうやっておっぱいから目を背け続けたらどうなるかぁ、教えてあげないとねぇ……♡」
 
 少女の声色が変わる。余裕ぶった甘い声から、どこか低く剣呑で、それでいて妖艶な囁きに。
 
「もう一生おっぱいには勝てなくなっちゃうだろうけど…全部勇者さまが悪いんだからね♡」
 
 股間を柔らかなモノが包み込んだと思った瞬間には、パチュンと甲高い音が宿の一室に響いていた。
 
「ぇ……?あっ…あふぁぁぁぁぁぁぁっ!!♡」
 
──どびゅびゅるるるるっっ!びゅくっびゅるるるる!!
 
 脳にその感触が届いた頃には、勇者は既に絶頂していた。
 あれだけ閉じていた目を見開いて、高く麗しい嬌声を奏でながら、少女の媚肉にびゅーびゅーと勢いよく精を叩きつける。
 暗かった視界に広がるのは、両の手で思い切り大きな乳房を抱き締めながら、全身を使って陰茎を愛撫する少女の姿。
 ぐにゅりと形を変えた二つの塊の中に呑み込まれているのは、紛れもなく自分のモノで、上下する度に谷間の中から吹き出す白い液体は間違いなく自分から出たモノで。
 勇者の思考は、その光景を最後に焼き付けながら、崩れていく、壊れていく。
 ただでさえ滑らかで心地のいい肌触りが、吐き出した精液によってさらに摩擦を失い純粋な弾力と乳の柔らかさを刻み込む。
 
 射精して、絶頂して、昇天して、イキ狂う。骨の髄まで精に溶けて飛び出していく。
 
 長い長い射精が終わったのは、少女の谷間に白い泉が出来上がった頃だった。
 深い谷間に、それでも収まりきらなかったのか白く粘っこい跡が横乳に何筋も通っている。
 
「あっはぁ♡勇者さま幸せそう♡うふふ、私も幸せだなぁ♡だってこんな美味しくて力の詰まった精をくれるお姉ちゃんが四人もできたんだもん…♡」
 
 そう言って、少女は少し顔を寄せ長い舌で精液を掬いとる。ポタポタと垂れる滴、口に合ったのか猫のように目を細めチロチロと勇者の精を堪能する少女。
 その姿に、勇者は再び射精していた。
 どぷりと、塊になった精液が、減った以上に泉を満たす。
 
 少女は、谷間の中の脈動と勇者の蕩け顔を見て、満足そうに唇の端についた精液を舐め取った。
 


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太ももルート

 むちむちと肉感的な太ももだった。

「んー?♡ふふっ、勇者さまは太ももに夢中みたいだねぇ♡まぁしょうがないよ♡男の子はいつだって女の声の下半身に興味津々なんだから♡それは男の子の気持ちを覚えた勇者さまだって一緒…♡」
 
 真っ白な太ももを指先でなぞる少女。
 自分でも、顔が赤くなるのがわかる。つい、視線がいってしまった。むちむちと肉付きのいいその部位に、視線が吸い寄せられた。
 
 だが、勇者が少女の太ももを見てしまったのはそれだけが理由ではない。
 勇者の中に沸き上がった疑問、というよりも、想像がつかない現実とでも言うべきもの。
 
 魔女が、プライドの塊のような存在であったレルが、どうやって堕ちたのか。
 
「ふふふ♡気になる?魔女さまがどうやって私のモノになっちゃったか♡うんうんわかるよー♡すっごいツンツンしてたもんねぇ♡で・も…そういうコほど呆気なく堕ちちゃうんだよぉ♡」
 
 少女は太ももをこすり合わせ、パタパタと小さな翼をはためかせる。
 むわりと、少女の香りが濃くなった気がした。
 
「私に気づいてすぐに魔法を唱えようとしたから、お口を太ももでふさいであげたの♡この羽で飛んで魔女さまのお顔をぎゅぅって♡」
 
 ゴクリと、唾を飲み込む音が聞こえる。
 その音が、自分の喉から出たのだと気付いたときには、既にセリーネと名乗った淫魔は話の続きを語り始めていた。
 
「最初はいやいやって抵抗してたんだけどね?だんだん弱くなっていってぇ…おちんちんを生やしてあげたらあっという間に私のアソコの香りに夢中になっちゃった…♡最後の方なんておっきくしながらスンスン鼻呼吸してたんだよぉ♡」
 
 つぅと、少女の太ももを一筋の雫がゆっくりと流れていく。
 むせかえってしまいそうな甘い香りが部屋中に広がる。
 
「でもずっと飛ぶのは疲れるから…一回離れて魔女さまに続きはベッドでねって頼んだの♡そしたらとってもうっとりした顔ですぐにベッドで仰向けになってくれて……♡可愛かったなぁ…♡あのときの魔女さま…♡」
 
 脳裏に、強気で、意地っ張りで、そしてその実誰よりも仲間思いの少女の不機嫌そうな顔が浮かんだ。だがそれも、いつの間にかかき消え、代わりに現れたのは、恍惚に染まった魔女だった少女の蕩け顔。
 
「強気なコもぉ…おちんちんがあればすぐに素直になっちゃうんだ♡後は素直になれたご褒美にお鼻を覆うみたいにアソコを擦り付けて…こしょこしょってお耳をくすぐるような声で囁いてあげるの♡『たぁくさんクンクンしながら…シコシコ…シコシコしようね…♡賢い頭の中を私でいっぱいにしちゃおうねぇ魔女さま♡』ってね♡」
 
 ドクンと下腹部が、そして無理矢理生やされた陰茎が疼く。
 嗜虐的に笑う少女のクスクスという笑い声が、いやに身体の芯に響いた。
 
「ふふふ♡怒っちゃった?♡それとも怖くなっちゃった?♡あはぁ♡安心して勇者さま…♡勇者さまには自分でシコシコさせるなんてひどいことはしないから♡魔女さまはツンツンしてたからちょっとイタズラしてあげただけ♡勇者さまはもっと優しくて特別なコースで堕としてあげる…♡」
 
 ゆらゆらと身体を揺らしながら、ゆっくりと勇者に近づく少女。その大きな瞳は、勇者の瞳を延々と覗き込んでいるようで、勇者は、そんな淫魔の瞳に魅入られたように身動きが出来ない。
 
 一歩、また一歩、ついには少女は目の前へ。そして、さらに一歩。むにりと、身長差からか腹に押し付けられる大きな乳房、少女の周りを漂う甘ったるい香り、下から覗き込む上目遣いな瞳。
 勇者の股間に生えたものが、さらに熱く張りつめる。脳みそが湯だったようにクラクラして、思考がぼうとまとまらなくなる。
 
『ねぇ勇者さま♡本当は羨ましかったんだよね…♡魔女さまが堕ちたのを聞いて…自分もされたくなっちゃったんだよね…♡私に乗っかられて…アソコの匂いでメロメロにされたい…♡
 うふふ♡いいよ…♡…賢い勇者さまなら、どうしたらいいかわかるよね?♡』
 
 のぼせた頭に、するりと染み込む囁き声。今の勇者にとって、それは真実となり、導きであり、従うべき啓司となる。
 
 ふらりと、勇者は熱に浮かされたように、蕩け淀んだ瞳でベッドを目指す。
 導かれるように、真っ直ぐと。
 勇者がベッドに仰向けに寝転がると、少女はその上に跨がるように、口元に弧を描きながら見下ろしていた。
 
「よくできましたぁ…♡私、言うことを聞ける勇者さまのこと、だぁいすき♡」
 
 そんな愛らしい囁きと共に、少女は両膝立ちでゆっくりとにじり寄る。
 真っ白な太もものほどよい肉付きが、どんどんと迫ってくる。
 勇者の頭を挟み込むように近づく、少女の太もも。
 勇者からはもう少女の顔は見えない。目の前には、真っ白な太ももの付け根と、ふりふりとした小さなお尻、そして少し湿った桃色の布に覆われた秘部。
 そこから放たれる淫靡な香りが、重力に導かれるまま勇者に降りかかる。
 
 むぎゅりと、太ももが勇者の頭に密着する。少女の腰がゆっくりと落ちてくる。
 呼吸するだけで甘いと感じてしまうほど濃厚な少女の香りに包まれながら、太ももから、秘部から、少女の高い体温にむわりと包まれながら、五感の全てが少女の魅力に染まっていく。
 
 ついに、少女の小振りなお尻が、勇者の顔に押し付けられた。
 
───どぷっ…びゅく…びゅるるっ……
 
 押し付けられた分だけ、奥から押し出されるように精液が溢れだす。
 
 勇者は、声もなく絶頂していた。嬌声をあげるはずだった口は、そのために口を開いた瞬間少女の香りを吸い込み、その瞬間からその香りを求めるだけの器官へ成り果てた。
 ハァハァと熱い呼吸が、少女の太ももと秘部に包まれた小さな空間の熱を高め、より少女の香りが濃厚さを増していく。
 
「あはっ♡勇者さまもワンちゃんみたい♡ほらほらぁもっと味わっていいんだよぉ♡クンクンしてぇ、ペロペロしちゃってぇ…♡
 好きになぁれ…♡好きになぁれ♡うふふ♡アソコを押し付けると囁き声も一緒に頭に刻み込まれちゃうの…♡」
 
 少女の腰の動きが軽く押し付けるようなものから、グリグリと捻るような動きへと変わる。
 がくがくと、勇者の腰が跳ねる。足をじたばたさせ、腕を少女の腰へ伸ばし、必死に少女から離れようと暴れだす。それは、脳髄に刻まれる快楽を少しでも逃そうとするためか、はたまた僅かに残った勇者としての意地か。
 だが、むっちりとした臀部の拘束からは、その程度では逃れられない。
 暴れれば暴れるほど、息は荒くなり、少女の香りが身体に入り込む。
 そして、少女の秘奥から、とろりと蜜が溢れだした。
 それは、小さな空間の甘酸っぱい香りとは違う濃密な甘い芳香を放つ。ほんの僅かな液体が、その空間の香りを暴力的に淫靡な香りで塗り替える。
 液体が、少女の、淫魔の愛液が、とろりと糸をひいて、胸いっぱいに香りを取り込まんと開かれた勇者の口のなかに──飛び込んだ。
 
───どびゅびゅるるるるっ!!
 
 快楽そのものを煮詰めたようなその液体を口に含んだ瞬間から、勇者は暴れる事を止めていた。
 
 少女を離そうと伸ばされた腕は少女の腰を抱き、快楽を逃そうとしていた足はもじもじと擦り合わされる。
 より深くへ沈み込むように、顔を少女の秘部へと擦り付ける。
 一度知った快楽からは二度と離れられない。勇者とて、それは同じ。もう一滴、もう一滴と求めるうちに、勇者は秘部へと舌を伸ばす。
 
 その姿に、高潔な勇者などというものは一切なかった。ただ、淫魔の愛液に狂わされ従順になった少女が一人、必死にその股の間に顔を押し付けるだけ。
 
「うふふ♡素直になった勇者さまも可愛いなぁ…♡そ・れ・にぃ♡勇者さまのアソコも…♡二回も射精したのにまだ私のこと好き好きぃって言ってくれてるよ…♡」
 
 少女は、腰にしがみつくようにしていた勇者の手をそっとほどくと、ゆっくり立ち上がった。
 
「あっ……」
 
 離れていく少女の熱を、感触を、そして淫香を求め名残惜しげに伸ばされる腕。
 勇者の口から、切なげな吐息が漏れる。
 だが、少女が離れたのも束の間、少女は少し移動すると、再び腰を下ろし始めた。
 その括れた細い腰が、ぷりんと可愛らしいお尻が照準を合わせた先。そこには、勇者の真っ直ぐに反り立った陰茎。
 
「私のとっておきで…壊れちゃえ♡」
 
 今度は、その不敵な笑みがしっかりと見えた。
 
──びゅっ!びゅるるるるる!!
 
 ずいと下ろされた腰。ふにりと、太ももに挟まれた男性器。
 むちむちと包み込み、吸い付くような弾力ある感触を感じた瞬間、勇者は今日何度目ともつかない絶頂を迎える。
 真っ白な太ももの中、その隙間から吹き上がる精液。
 ぬちりぬちりと、少女の太ももはその白濁をも巻き込むように、左右上下に擦り合わされる。
 ぐりんぐりんと、腰全体を大きく動かして勇者の精液を根こそぎ奪おうと刺激する。
 少女は、しなだれかかるように勇者の元へしなだれかかった。大きな胸が、勇者の小振りな胸を呑み込むように押し付けられ、より深く密着する太ももの感触に快楽のうめきがあがる。
 
「勇者さまのおちんちん…♡もう私なしじゃいられないようになっちゃったねぇ♡でもそれはお仲間さんも一緒♡大切なお仲間と私に色んなモノを捧げる生活……♡楽しみだねっ勇者さま♡」
 
 少女は、くにくにと勇者の陰茎を弄ぶように太ももを小刻みに動かし、笑顔で囁きかける。
 耳元で、吐息混じりの誘惑。濁りきった脳に吹き込まれるその言葉が、それが描く未来図だけが、今の勇者にとっては幸せな未来になっていく。
 
 少女の囁きに、勇者はにへらと快楽に堕落しきった笑みを浮かべた……。
 
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キス責めルート

 艶やかで瑞々しい真っ赤な唇だった
 
「あはっ♡私の顔じっとみてぇ…私の可愛さに見蕩れちゃったのかなぁ♡それともぉ……ココが気になっちゃったの?♡」
 
 少女は、色艶のいい唇に指を当て、上目遣いにしなをつくる。
 自分の魅力を熟知した、あまりにもあざといその仕草。
 それが自分を挑発しているだけだとわかっていても、勇者の身体は素直に反応してしまう。
 
「当たりみたいだねぇ♡ならぁ……♡勇者さまも暗殺者さまみたいにちゅぱちゅぱって舐め蕩かしてあげる♡」
 
 少女の舌が、ぺろりと唇を濡らした。
 ぷるぷるとハリのある唇が、艶やかに弧を描く。
 しなを作って強調された谷間、少女の挑発的な笑み。
 その媚態は身体が震えてしまうほど妖しく、脳の奥からとめどなく熱が溢れだす。
 
「まずはぁ♡少しずつ唇の魅力に溺れていこっか♡暗殺者さまはいきなりキスしちゃったせいでちょっとしか出来なかったしぃ…勇者さまはそうならないようにじっくりシてあげる♡」
 
 言うやいなや、少女の唇に添えられた指が、チュッと軽い音をたてて離れた。
 その指の先にいるのは、自分。
 すぼめられた唇。自分に向けられた指先。ふわりと、甘ったるくも芳しい風が頬を撫でるような気さえする。
 視界が、どんどん桃色に染まっていく。少女から目が離せなくなっていく。
 
 不味い。
 
 そう思ったときには、既に勇者の瞳は少女のぷるぷるとした柔らかな唇に囚われていた。
 
「ふふー♡どんどんいくよ♡」
 
 チュッ…♡チュッ…♡チュパッ♡
 小さな唇の音が、静かな宿の一部屋で幾度も反響し色づけていく。
 少女の投げキスに、自分がどんどん心奪われていることは自覚している。
 だが、もう自分ではどうしようもないほど勇者は魅了されていた。
 最初の投げキスの時、頬を撫でた風の正体。
 それは、キスと同時に吹き掛けられた少女の吐息。濃厚なフェロモン呑み込むように塊である吐息が、空気に混じり波となって勇者を少しずつ蝕んでいたのだ。
 だが、今さらそれに気づいて何になるのか。
 たかが投げキス。されど、それは古くから女が他者を誘惑するのに、数えきれないほど使われてきた王道。
 それを男の性を植え付けられた状態で、何度も何度も女性の魅力の一つの極致とも言える淫魔にされているのだ。
 もはや、勇者の瞳は虚ろに震え、少女を警戒していたはずの身体は今にもへたり込んでしまいそうで。
 
「そぉれ♡ん~ちゅっ♡」
 
 少女は、両手を口元に当て、少し溜めてから一際強く唇を鳴らして投げキスをした。
 それはさながら大観衆に向けてやるような仕草で、されどそれはたった一人勇者だけに向けられたもので。
 なんの比喩も誇張もなく文字通り万人を魅了する少女の媚態が、ただ一人の観衆に注がれる。
 あまりにも、濃厚なフェロモン。溜めたことでより濃厚になったフェロモンが、吐息に乗って勇者を包む。計算され尽くした甘い微笑みが、勇者を射止める。
 その瞬間勇者は、少女の唇から小さな桃色のハートがいくつも飛び散るような錯覚さえ覚えた。
 
「あ、ふぁぁ……」
 
 ついに、勇者の膝は崩れた。へなりと、その場に座り込むように。
 その表情は蕩然とし、キリとした瞳も今はとろんとふやけ口元には緩く惚けたように半開きになる。
 
「あはぁ♡ちょっとやり過ぎちゃったかなぁ♡ま、でもこの方が、キスしやすいからちょうどいいかなぁ♡」
 
 少女は小悪魔な笑みを浮かべ、惚け腰が砕けた勇者にゆっくりと近づく。
 無防備な、その姿。
 攻撃するには、仲間の仇をとるには、絶好の機会。
 だが、勇者は動けない。
 未だ投げキスの余韻が幾度も脳内を駆け巡り、その姿を思い出す度に再び心は少女という底無し沼に引きずり込まれてしまう。
 そして、勇者は少女の接近を許してしまう。
 いつの間にか、目の前で不敵に微笑む少女。幾ばくかあったはずの身長差は、へたり込んだ時点で無くなった。
 
 そっと、少女の両手が頬に添えられる。少女は首をかしげるように勇者の顔を覗き込むと、爛々と目を妖しく光らせながら囁いた。
 
「暗殺者さまは私がキスしてあげただけでビクンって震えちゃってぇ…ちょっと口のなかに舌を入れてあげただけでメロメロになっちゃったの…♡ふぅーってしてあげた時にはもう心から堕ちちゃっててびゅーって射精しちゃってぇ…♡
 ふふっ…♡勇者さまはそうならないように頑張ってね♡」
 
 少女の唇が、勇者の唇に重なった。
 ぎゅうと、押し付けるような、一方的な口付け。僅かな隙間から染み込むように少女の甘い唾液が口内に侵入する。
 教え込まれる柔らかな感触に、脳みそに染み入っていく甘やかな快楽。
 卓越した技巧など、まだ少女は使っていない。
 ただその唇の感触だけで、勇者の身体は今にも達してしまいそうなほど震えていた。
 
 だが、この快楽すら、少女にとっては未だ序章に過ぎなかった。
 
 ねとりと、少女に塞がれた勇者の唇を、何かが優しくなぞった。
 それが少女の舌であると気付いたときには、既に勇者の結ばれた唇は淫魔の舌技に舐め蕩かされ、扉をノックするような舌の動きに容易くその門扉を開いていた。
 
「…んっ…♡んふぅぅぅ…♡」
 
 ぬるりと忍び込んだ少女の舌は、侵入を阻もうとする勇者の舌に絡み付き、その唾液を持って一瞬にして篭絡した。
 人間よりも少し長い舌は器用に勇者のそれを捕まえると、媚薬にも等しい唾液を余すことなく擦り付け、愛撫する。
 勇者の口から溢れる嬌声。
 少女は、そのくぐもった喘ぎに笑みを深め、さらに唇を押し付ける。
 強く強く、そして深い口付けは、勇者という存在を一人の少女へと引き戻していく。
 高潔で、人々を導くはずの英雄の中に眠っていた欲望を、快楽に耽り身を委ねる人間としての脆さを引きずり出していく。
 
 うっとりと淫魔のされるがままに口内を弄ばれ、顎をあげて快楽を享受する少女の姿を見て、誰があの凛とした勇者と重ねられようか。
 少女が上で、勇者が下で。
 いつしか、勇者の身体は蕩けきり自らの意思ではどうしようもないほど脱力しきっていた。
 未だに顎をあげ口付けが続いているのは、ひとえに少女が支えているからに過ぎない。
 とろとろと甘い唾液が流し込まれる度に、勇者の思考には桃色のもやがかかり深い陶酔に誘われる。
 最後ににゅるんと少女の長い舌が勇者の舌をなぞりあげ、ぷはと小さな呼吸音とともに唇が離れた。光を反射し、銀色の橋をかける唾液。それは少しずつ細くなり、重力に逆らうことなくはぁはぁと荒い息を吐く勇者の口に落ちていく。
 かたや熱に浮かされ蕩けきった顔、かたや嗜虐的で未だ余裕を保った表情。
 勇者の股間のモノは、痛いほど固くなりビクビクと震えている。たった一度の口付け。されど、その結果がもたらしたものは覆しようのない敗北の蜜の味。
 
「んふー…♡勇者さまとってもいい顔してるよぉ…♡とろんとろんになって潤んだ瞳で私を見つめちゃって……♡お口の中好き勝手にぐちゅぐちゅってかき回されるキス…勇者さま大好きだもんね…♡あはっ♡ごめんごめん大好きに"なっちゃった"んだもんねぇ…♡舌を絡めとられて色んなところ舐められて……それが気持ちいいってことを覚えちゃった…♡
 うふふ…♡こうやって囁かれてるだけでもっとお顔が蕩けちゃう…♡
 ほら…勇者さま…♡今度は私にふーってされるのが気持ちいいってこと、しっかり覚えようね♡」
 
──ふぅぅぅぅぅ……♡
 
「あっ…ひゃっ♡あぅ……ふぁぁぁぁ♡」
 
 目の前で吹き掛けられる桃色の吐息に、勇者は身体をよじらせて悶える。
 だが、逃れることは出来ない。
 ねっとりと蜜のように絡み付く甘い吐息。いやいやと首を振る勇者のささやかな抵抗も、次第に甘美な香りに捕まり絡めとられて行く。
 勇者の顔を包み込むように広がる魔性の吐息。口付けであがった呼吸は、それを拒むことも出来ず体内を蝕んでいく。息を整えることも出来ず、むしろ昂る感情はさらに呼吸を乱していく。
 無意識に漏れる恍惚の喘ぎ。瞳はとろんとふやけ、いつしか抵抗もやめてしまっていた。腕はだらんと垂れ下がり、身体はただ少女が支えるに任せるのみ。
 少女はそんな勇者に自らの吐息の魅力を刻み付けるように、何度もふぅと吹き掛ける。
 その吐息に、勇者は声にならない喘ぎを漏らしながら身体を浅い絶頂で何度も震わせることしか出来ない。
 吐息だけというもどかしさと、少女の香りに溺れるという快感。
 もっと、もっとと勇者は媚びるような視線で少女の吐息を求め、少女は気まぐれに吐息を吹き掛け焦らし、翻弄する。
 
「ふぅぅ…♡ふぅぅぅぅ……♡
 ……あはぁ…♡わかった?勇者さま…♡私の吐息は、気持ちよくて…♡今の勇者さまがとっても大好きでたまらないものになっちゃった…♡
 時間が経って…おちんちんが無くなったとしても…♡勇者さまは私がふぅってしてあげただけでメロメロになっちゃうんだよ…♡わかりましたかぁ?♡」
 
 こくりと、勇者は頷いた。心の奥の奥、勇者の根幹をなす心の核に至るまで、少女の魅力は、吐息は染み渡っていた。
 もはや、一生忘れることなど出来ないほどに。
 
 少女は、勇者の首肯ににたりと悪戯気な笑みを浮かべると、再び勇者の華奢な顎に手を添える。
 
「いいこいいこ……♡それなら、最後にとっておき…♡私のキスと吐息が大好きな大好きな勇者さまにさいっこうのご褒美をあげないとね♡」
 
 少女の蠱惑の色が宿る瞳と、勇者の潤み上気した瞳が交錯する。
 そして────
 
「ん……ちゅっ………♡」
 
────ふぅぅぅぅぅぅぅっ♡
 
 唇が重なり、勇者の中へ直接甘い吐息が吹き込まれた。
 
────どぷぅ…どぷっどぷとぷとぷっ……

 勇者のモノの、最後のタガが外れた。抉じ開けられた。 
 一度も触れられることなく、少女の吐息に押し出されるように噴き出す精液。
 勢いのない緩やかな絶頂の炎は、吐息によって消えることなく勇者の心を燃やし尽くしていく。
 ただ吹き掛けられただけで依存し、求めてしまう快楽。
 それが、一切の希釈もなく、一片の逃げ場もなく、肺の中を満たし血中に乗り全身を駆け巡っていく。
 むちゅりと重なった唇の間から、濃い桃色の空気が漏れでる。
 それは、勇者の体内を満たしてもなお注ぎ込まれる少女の、淫魔の本気の吐息。
 勇者の限界など知らぬとばかりに少女の頬は膨らみ、勇者は虚ろな瞳でビクビクと身体を震わせる。
 押し出されるように吐き出された精液はズボンでは受け止めきれずボタボタと宿屋の床を汚し、部屋の中の淫靡で甘い空気にすえた青臭い香りを添える。
 だが、それすらも二人の口からこぼれでる吐息に混じり、空気に溶け込むように消えていった。
 
「ぷはぁ……♡…どうだったかなぁ勇者さま……♡んー…んふふ♡聞くまでも無かったみたい…♡しっかり気持ちいいことを覚えられたみたいだねぇ…♡」
 
 クスクスと笑う少女の口元からは、未だ濃厚な桃色が漏れでている。
 そして、それは勇者も同様だった。
 恍惚として緩んだ口元。そこからは、少女と同じ吐息が溢れだしていた。
 身体の中まで、ベッタリと少女の魅力がこびりつき、離れていても常に少女の快楽が心を苛む。
 ただ呼吸をするだけで、もうとることの出来ないほど染み付いた少女の香りが勇者を魅了する。
 もはや勇者に逃れる術はない。
 全身を蝕む魅惑の香りに、勇者はうっとりと酔いしれていた…。
 

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「ほう……セリーネか。勇者どもを骨抜きにしたようじゃの…。見事なものじゃ」
 
 魔王が住まう城。その最上階で、一際豪奢な椅子に腰かけた尊大な態度をした美女。燃えるように紅い瞳に、同じ色をした髪。不遜な笑みを浮かべるその美貌とカリスマは、一目で彼女が生物としての格がひとつ上の存在なのだと知らしめる。
 彼女こそが魔を統べるものであり、人類の、ひいては世界の敵とも言うべき存在。
 そんな彼女に唯一刃が届きうる存在が、勇者だった。
 だが、もはや、勇者たちにそれは叶わない。
 
「全員が貴様の身体に溺れ、毎日のように貴様を求める。もう奴らは儂には勝てん」
 
 クツクツと嗤う魔王。彼女が見据えるのは、今頃勇者の失踪で大騒ぎしているであろう人類の都。勇者という最強の剣が失われた今、人類を滅ぼすのは彼女にとってあまりにも簡単な仕事だった。
 もう邪魔をするものはいない。ついに、数えきれないほど長く続いた人類との戦いの歴史が、幕を閉じる。
 それも、自らの勝利によって。

「ありがとうございますっ魔王さま♡…でもぉ……まだ報告は終わっていませんよ♡ちゃーんと教えて差し上げますよぉ…勇者さま達が、どうやって篭絡されたのか…♡」
 
「なっ…貴様まさか!」
 
 少女の指が魔王に突き付けられる。
 突然の行動に、油断していた魔王は反応できない。
 ただ、その指先から光が放たれるのを、見ていることしか出来なかった。
 
「さっ…魔王さま…♡そのお身体で、しっかり覚えてくださいねぇ…♡一からぜぇんぶ、丁寧に教えてあげますから♡」
 
 魔王は咄嗟に魔力を集め、少女を屠るべく手のひらを向ける。
 だが、もはや手遅れだった。
 少女の甘ったるい声が脳髄を震わせた瞬間、急に芳しく感じるようになった甘い香りを吸い込んだ瞬間、魔王の敵意が蕩ける。
 そして、眼下で微笑みかける少女の姿、その肉体を、その笑顔を認識した瞬間、魔王の意識の全てが色欲に塗り替えられていく。
 
「あっ……はぁ……セリーネぇ……♡」
 
 その瞳には、もう滅ぼすべき人類の姿も、導くべき魔族の姿も映っていない。
 ただ、淫靡に舌舐めずりする最愛の少女だけが、魔王だった女の全てとなっていた……。
 
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秘书

「素敵なコテージね」
 柏原愛理はそう言って嘆息した。
「そうだろう。ここに来る客は、君が初めてだよ」
 大河原隼人は自慢げにそう言った。
 すらりと高い背、引き締まった身体、そして最近上場を果たしたメイカーの代表取締役とは思えない若さを漲らせた隼人は、文字通り時の人だ。このコテージも、見た目はログハウスのようだが、空調は整い、贅が凝らしてある。こんな静謐な森の中にコテージを建てるだけでも幾らことやら。それに加え、この森一帯も隼人のプライベートスペースだというのだから、その資産家振りは並大抵のものではない。
 柏原愛理は、大手貿易会社の社長秘書である。さるパーティで二人は出会い、互いの歳が若いこともあって急速に親しくなっていった。
「でも、ご家族はもう遊びに来ているんでしょ」
 愛理が訊く。
 湖も近く、そこからの風が心地良かった。
「家族? 何を言っているんだ。家族は俺がここを建てたことすら知らないよ」
「まあ……」
 愛理は大袈裟に絶句した。隼人は既婚者である。子供も二人いた。それを承知で、愛理はこの若き経営者との仲を深めてきたのだった。
 そして、今日このコテージへも二人で来たのである。いわばこれは不倫旅行と言えた。
 隼人程の人物なので、いざという時には会社と連絡が取れるようにはしてあったが、恐らくここに来ていることは誰にも告げてはいない。それでなければ、不倫が暴露されるリスクが高まってしまう。このコテージに来る以前にも、既に二人は密会を重ねていた……。
 隼人にとって、愛理は素晴らしい女だった。それはベッドの中においてもである。単に現在の妻と愛理とを選べといわれたら、迷わず愛理を選んでしまうであろう。隼人の中で愛理はそこまで大きな存在となっていた。
 ベランダから森や湖を見回している愛理の背に、男の手が触れる。女はそれに応えるように、小さな顔を巡らせ、妖しい瞳で男を見る。
「ふふ、なあに、その期待している目は」
 からかうように愛理は言った。
「いや、お腹空かないかと思って……」
「そうね。でも、料理は貴男がしてくれるの?」
「ああ」
 隼人の料理の腕はなかりのものだった。以前はよく妻の為に様々なものを作ったものだ。
 その腕も、今では愛人である女の為に活かされているのであるが……。
「ねえ、いいのよ遠慮しなくても。ここにはわたし達しかいないんでしょ。若い男女が二人……ふふ、ねえ、言ってみてよ」
 愛理は小悪魔的に嗤う。それがこの女の魅力の一つだった。
「な、何を……」
「分かっているでしょ。貴男の本当にしたいこと」
 愛理は男の首に両腕を回すと、そのまま顔を近付ける。そして、一瞬見つめ合うと、二人は唇を重ねた。
 湖畔の風が森へと渡ってゆく。
 木々が微かに揺れる。
 何処からか鳥の鳴き声がする。
 そして、そこに建つコテージでは、抱擁し合う男女……。
 女は唇を離す、男の耳元で囁く。
「ねえ、言って。貴男の期待していること」
「うう……愛理、君と、したい」
「ふふ、何をかしら」
 はぐらかすように、愛理は訊いた。
「君を抱きたい。……セックスしたいんだ」
 擦れた声で、隼人は告白する。
「そう、わたしとしたいのね……セックス」
 愛理は最後の単語を区切るように言う。
 それに男の股間は否応にも反応する。
「あ、ああ」
「ここにわたしを誘ったのも、勿論それが目的よね」
「都会じゃ気兼ねしてしまうし。何時知り合いに見られるか分からない」
「そうね。それにこんな素敵な場所なら、もっと開放的な気分になれるわ。ここにはわたし達しかいないんですものね」
 緑滴る森と、青い湖に視線をやりながら、愛理は隼人の耳元で囁く。
 そう、ここには二人しかいない。俗世間の喧噪を離れた森と湖畔に建つコテージには……。
 女は男から離れると、何とここが屋外のベランダであるにも関わらず服を脱ぎ出した。
 ごくりと咽喉を鳴らして、隼人は食い入るようにその姿を見つめる。
 愛理は視線を隼人から外すことなく、ゆっくりと焦らすように服を脱いでいった。
「さあ、貴男も脱いでよ」
 ピンクのブラとショーツだけになった愛理が言う。いそいそと、隼人は服を脱ぎ始めた。
「勿論、全部よ」
 木製の欄干に背を凭れさせたまま、愛理は魅惑的な下着姿でそう命じる。
 焦りながらも、隼人は全てを脱ぎ終えた。ほっそりとしているが筋肉質の逞しいい身体だ。そして、股間のものは既に硬く、反り返っている。
「ねえ、そのまま、来て……」
 愛理の方を見ると、彼女は隼人に背を向けて、ヒップを突き出していた。何時の間に脱いだのか、ショーツが足元に落ちている。露わな美尻を惜しげもなく隼人の方へと突き出して、肩越しに誘惑の視線を投げ掛けていた。
 ふらふらと隼人は愛理に近付くと、その括れた腰に片手を添え、もう片手で、ペニスの先端を女の秘所に宛がう。
「そう、そこよ。そのまま進んで」
 女の言葉を合図に、隼人はそのまま腰を突き出しだ。
 ぬるりとした感触と共に、ペニスが女陰へと滑り込んでゆく。
「あぁンンっ、いいわ、来てるっ、隼人が入ってきてるわっ……」
 忽ち湧き起こる射精欲求を堪えながら、隼人は陰茎を根本まで挿し入れたのだった。
 日の高い湖畔と森のコテージ、自然に囲まれた外のベランダで、今男女が野生へと回帰しようとしている。
「ああ、愛理、行くぞっ」
 本能のまま、男は腰前後させ、女を貫き始めたのだった。


隼人と愛理の逢瀬は、勿論今回が初めてではない。
 二人はさる企業パーティで出会った。海外向けに商品展開を考えていた隼人は、さる商社の主催するパーティに参加したのだ。そには他にも複数の企業代表者や経営者が参加しており、その内の大手貿易会社の社長秘書が柏原愛理だった。
 仕事はそのパーティを切っ掛けにだけではないが、商社と提携しての海外輸出も決まり、事業展開は軌道にのりつつあった。また、貿易会社社長とも知り合えたことで、輸出入そのものや海外事情についても様々な面から知ることが出来たという収穫もあった。
 そして、あるいはそれ以上に彼にとって決定的だったのは、愛理との出会いだ。
 隼人には既に妻子がいる。隼人が今の会社を創業した当初から支えてくれた妻と子だ。それを自覚しながらも、未だ体力と精力のみなぎる若い隼人は、同じく若さと瑞々しさ、そして成熟した色香を併せ持つその社長秘書に惹かれていった。
 隼人の経歴はオープンになっているので、愛理が、隼人は既婚者であることを知っていた。それでも、若い男女は程なく、二人きりで密かに熱い時間を迎えていた。
 愛理の肉体は、男を悦ばすあらゆるものが詰まっていた。そしてそのテクニックも並のものではなく、結婚前に女性遍歴の多い方であろうと自覚する隼人も、忽ちその虜となった。
 吸い付く絹のような柔肌。
 適度な弾力と柔らかさのある豊満な胸。
 括れた腰と引き締まったヒップ。
 そして、繊細に蠢き、男自身に絡み付く膣内……。
 逢瀬と肉体を重ねる度に、隼人は愛理に溺れてゆくのだった。
 しかも、大手貿易会社の社長秘書をしているだけに、愛理は事情通でもあった。隼人の事業にとってメリットとなる企業や人を紹介し、時には自らアポまで取ってくれる程だ。それによって、隼人のメイカーの収益と株価は益々上がっていった。
 だが、隼人の仕事と性が充実していくのひ反比例して、隼人とその家庭は疎遠になっていった。
 ある情交の後、ベッドの中でしどけなくしている愛理が、不意に隼人に訊いた。
「ねえ、最近奥さんとセックスしているの?」
 それは隼人をからかうような質問だった。彼は直ぐには返答出来ないでいた。
 隼人とその妻は、久しくセックスレスだ。子供が出来てからも、折を見ては夫婦の営みを持ってはいたが、隼人に愛理という愛人が出来てから、それも全くなくなってしまったのが実情だった。
「奥さんだと満足出来ないのかしら……。ふふ、可哀想ね」
 唐突に、隼人は愛理の唇を自分のそれで塞いだ。それは強引な口付けだった。同時に、男の手は遠慮なく、豊満な女の乳房を鷲掴みにする。それだけで、事後の身体はまた熱く欲情してくるのだ。
「んんっ……くちゅ、ちゅ……」
 二人の下が口腔内で絡み合い、卑猥な水音を立てる。膨張し、反り返ってゆくペニスが、女の腹を叩いた。
「……あんっ。ふふ、さっきよりも興奮しているよ? お腹に当たっているものが凄いことになっているわ」
 愛理は僅かに全体を上下させ、上に覆い被さっている男のペニスを腹で扱き始めた。
「今頃、奥さんは何をしているのかしらね。あら、また大きくなってきたわ。ふふ……」
 隼人のペニスが膨張してゆくのは、愛理の腹部に扱かれているばかりではない。妻のことを思うと、自分が今不貞行為をしているのだと否応なく思い起こすことになる。その背徳感が隼人を一層欲情させるのだった。
 愛理はそれを見透かしたように、時々隼人に自分の妻を思い出させることを言った。するとその思惑通りに、隼人は欲情し、それまで何度気をやっていようとも、愛理の身体へと没入していく。背徳感がスパイスとなり、愛人関係に拍車を掛けていた。妻に対する罪悪感を感じながらも、愛理は明らかに妻には求められない程の性的魅力を備えていた。隼人の頭に妻の影が過り、愛理への欲情に塗り潰されてゆく。
「さあ、そろそろかしらね、裏切り者の社長さん」
 愛理が妖しく嗤う。
 腹部のペニスへの摩擦が激しくなる。
 隼人もそれに合わせるように、一心に腰を振り、怒張した熱い陰茎を、女の腹に擦り付けた。
「さあ、もう限界でしょ。……イきなさい」
 誘惑の囁きに、隼人は遂に女の腹にそのペニスを打ち付けるようにして、精を放っていた。
 それは裏切りの証だった。不貞を決定付ける白濁は、みるみる女の腹を汚して、シーツへと滴っていく。それでも直ぐには男根の脈動は止まらず、白濁を吐き出し続ける。
「あぁン……ふふ、まだまだ熱いのが出ているわ。そんなに溜まっていたの」
 隼人は愛理の身体にしがみ付くようにして、全身を震わせ、脳天から亀頭までを駆け巡る快感に耐えていた。
「奥様との夜はどうなのかしら。こんなに出してしまうなんてねえ……」
 愛理がからかうように言った。
 こうして、隼人の心と身体は次第に家庭から離れていき、今では帰宅することも稀になっているのである。

 一方、愛理の情報提供もあって、事業の方は順調に業績を上げ、隼人の会社は業界で注目されつつあった。業績の好調さから、各界で人と会うことも多くなり、そのコネクションが更に隼人の事業への融資へとつながるのだ。
 そして、隼人は湖畔の避暑地にコテージを購入した。そこを愛理との新たな愛の巣にするために。
 コテージのベランダで、二人は後背位で交わっている。背後から男の剛直したペニスが、女を貫いていた。
「はンっ、はぁンンっ。凄く、激しいのね」
 脱ぎ散らかされた服が木製の床に落ちている。
 森の木々のざわめきよりも、熱い二人の吐息がここには響いていた。
「ああっ、愛理っ」
 隼人は愛人の名を呼びながら、欲望のままに下半身を女の臀部に打ち付けた。膣内で陰茎が扱かれ、既に膨張したペニスは暴発寸前であった。
「ふふふ、本当に早いのね。そんなだから奥様にも飽きられちゃうんじゃない。社長さん」
 隼人が限界であることを感じて、愛理が可笑しそうに囁く。
「お、俺には、今は君だけが……」
 切れ切れに言いながら、男は女のヒップ目掛けて腰を振る。乾いた肌と肌がぶつかる音、体液が入り混じる水音が湖畔に響いてゆく。
「まあ、可哀想な奥様。夫は他の女と不倫を愉しんでいるのに、自分だけ子供と帰りを待つだなんて」
 ぐりぐりと、愛理は腰を隼人の方へと捩じった。
「う……ぐぅ……」
 突然の反撃に、男は限界寸前の堰が切れそうになる。
「本当に悪い男の人。愛人との不倫のセックスがそんなに気持ちいいのかしら。奥様やお子様のことを忘れてしまうくらい」
 引き締まったヒップを押し当て、膣内の陰茎を責め立てる。
 気持ちいいに決まっているだろう。愛理の肉体は極上で、そのテクも抜群だ。そこに不倫という背徳感がスパイスとなり、男は最早この快楽からは逃れられない。
「そんな悪い子にはお仕置き。さあ、イきなさい。それ、それっ」
 愛理は腰を捻り、更にヒップを押し付けてくる。陰茎を捉える膣内が収縮し、腰の動きと同時に扱かれた。
「あ、そんな、ああううううっっ――」
 湖畔に、男の悶絶した声が轟いた。
「あら、イってしまったのかしら。ふふ……」
 背後の男の動きが俄に止まったので、愛理は肩越しに隼人の方を顧みた。
 しかしそうしなくても、男の熱い精がどくどくと愛理の膣内に注がれている感覚ではっきりと分かる。凄い量だった。愛理と交わった男は皆、まるで童貞であるかのように何度情交してもその度に大量の射精を繰り返すのだ。
 隼人は身体を痙攣させ、女の秘部から漏れ出て来る程の精を放出していた。脳天は快美感で痺れ、圧倒的快楽で今にも意識が飛んでしまいそうだ。陰茎が脈打つ度に先端から白濁が吐き出され、その度に快感が身体中を駆け巡る。無限にも思える悦楽のサイクルを味わった隼人は、すっかり身も心も愛理の虜だ。実際妻子がいても、今の隼人の頭にはなかった。
「う、ぐ……」
 最後の一滴まで出し切ると、隼人の身体はふらりと後ろへ傾き、まだ硬さを保ったペニスが膣内から抜けた。栓が外れたかのように、どろりと白濁が女陰から零れ出る。隼人は倒れはしなかったものの、そのままベランダの床へとくずおれるように座り込んだ。
「はあ、はあ、はあ……」
 息が荒い。それ程までに心血を注いだ射精だったのだ。愛理との情交は何時もそうである。そしてそれがまるで麻薬のように病みつきになるのだ。
 隼人は暫く俯いたまま、顔さえ挙げられないでいた。下半身にはだらしなくペニスがぶらさがり、至る所に精がこびり付いている。しかし体力の消耗が激しいのか、まだ息が整わない。
 静寂の中、森からの風が湖へと吹いて行く。それが情事後の火照った身体に心地良い。
 鳥の鳴く声が聞こえてくる。
「それにしても、素敵な所じゃない。このコテージは正解だわ」
 愛理の声がした。彼女は息一つ乱している様子はない。
「静養にはもってこいよね。ねえ……」
 隼人は僅かに頭を上げる。
 そこには自分を見下ろす女の姿があった。下半身は一糸身に付けることなく、白濁に汚れた秘部を恥ずかしげもなくさらしたまま、蠱惑的な笑みと共に、隼人を見つめている。
 その瞳に、隼人の頭はまたくらくらとする。
「わたし、このコテージ欲しいわ。いいでしょ」
「あ、ああ……」
 擦れた声で、隼人は答えた。その願いに反対はなかった。そもそもここは、二人の愛の巣として購入したものなのだ。
 すると愛理は身を屈め、隼人と同じ高さまで視線を下ろすと、その耳元へ口を寄せて囁いた。
「ねえ、わたし、もう一つ欲しいものがあるの……」
 そのハスキーな声は、萎えていきそうな隼人のペニスを奮わせるのに充分だった。
「な、何が欲しいんだ……?」
 愛理はふっと息を吐いて、隼人の耳朶を擽る。隼人の背がびくんと震えた。
「貴男のカ・イ・シャ」
「そ、それは……」
 愛理の言葉に、隼人は狼狽した。会社を寄越せとはどういうことだろうか。
「なぁに、そんなに驚いて。貴男の会社、素晴らしい業績よね。独自の技術を持ったメーカーだし、今でも研究開発をしているわ。でも、その資金の殆どが、内のグループの傘下から出ているのも事実よね」
「……ああ」
 愛理が勤務する大手貿易会社は、更に上位の財閥に属する。その財閥の一機関から、隼人のメーカーは融資を受けていた。
「だが、まだまだ独立を保っていたいんだ。それに、今後数年はそれを許可すると契約条項にもある。我々だけで開発したい商品も多数出ているし……」
「ええ、知っているわ。それに優秀な人材も揃っている。これからますます発展するでしょうね、隼人の会社は」
「なら……」
「だから、よ」
「え……?」
「貴男、これから一週間近くバケーションでしょ。勿論、このコテージにわたしと滞在する訳だけども。もう既に貴男がいなくとも、会社は機能するの。それに、融資先や人材のコネクションを提供したのが、殆どわたしだってことも忘れた訳じゃないでしょ」
「そ、それは……」
 確かにそうだった。今の優秀な人材、融資や必要な諸々は、殆ど愛理との関係から入手したものだ。最早彼女なしでは、隼人の会社の発展はなかったと言える程である。それに、愛理と知り合って以降、現場に身を入れることもなかった。人やカネ、物を集める社長業にこそ従事していたが、後は現場任せで、こうして愛理との逢瀬を愉しんでいるだけだ。
「だが、上場している訳じゃない。それに筆頭株主は俺だ」
「もう、話が分からない人ね。だから貴男に頼んでいるんじゃない。……ねえ、これ見てよ」
 愛理が示したのは、スマートフォンだった。
 その画面に映ったものを見て、隼人は驚愕する。
「お、お前……」
「ね、分かったでしょう。どの道、貴男はもう逃れられないのよ」
 女は蠱惑的に嗤いながら立ち上がった。
 愛理の差し出したスマートフォン。そこには、快楽に染まり、腑抜けた顔のまま、しかし必死に腰を振るう隼人自身の姿が正面から撮られていたのである。
「これを奥様に見せてもいいのよ。大スキャンダルになるでしょうね。貴男は新進気鋭の実業家ですもの。週刊誌が挙って喰い付くのは明らかよね。そうしたら、社会人としても社長としても、一体どうなるかしら」
「く、くそっ……」
 悔しさの余り、隼人は歯軋りして愛人を睨みつける。蠱惑的な眼差しで、愛理は男の視線を何気ないように受け止めている。隼人のスキャンダラスな画像はこれだけではあるまい。今まで何度も愛理とセックスをしてきたのだ。もっとデータがあると見ていいだろう。バックアップもどれくらいあるか分からない。全てを回収するのは、不可能だ。
「お、俺をお払い箱にする気か……」
「そうね。今の会社の取締責任者は下りて貰うかしら。でも、安心なさい。路頭に迷わせたりはしないわ」
 愛理は男の前に君臨するように立ったまま、スマホをちらつかせて言う。
「貴男の会社がわたし達のグループへの編入が決定した時点で、グループ企業の取締役になって貰うわ。勿論、わたしとの愛人関係も続けさせて上げる。海外への栄転も希望すれば可能よ。そこでまた事業を起こしてもいい。どう、悪い条件じゃないでしょ」
「随分と待遇がいいな。何か裏があるんじゃないのか」
「たとえそうだとしても、貴男には選択権はないでしょ。まあ、破滅したいというなら別だけれども……」
 愛理はスマホをこれ見よがしに振る。
「くっ……」
 隼人は悔悟と憎悪の籠った表情を浮かべた。
「ふふ、いい顔ね。ねえ、仕事の話はこれでお終い。さっきから貴男の股間のものがまた膨れてきているわよ。これからはバケーションを愉しみましょうよ」
 女は先だってコテージの中へと入った。
 隼人は釈然としないまま、しかし女への憎悪と欲情を強く感じつつその後に従う。
 二人が辿り着いたのは、コテージの中の寝室。そこにはコテージには似つかわしくないダブルベッドがあった。
 愛理がその上に登り、仰向けになって手を伸ばす。
「さあ、来てよ。わたしに貴男の全てをぶつけてみなさい」
 妖艶に嗤い、瞳が挑発する。
 憎悪と欲情に下半身を熱くした隼人は、獣のように愛理に圧し掛かった。
「あンっ、激しいわっ――」
 男の暴力的な行動にも怯むことなく、女は素早くペニスへと手をやると、そこを扱き始める。
「う、ううっ」
 男根が硬直し、膨張していくのとは逆に、猛り立った男は大人しくなっていった。
「そう、良い子よ。ふふ、男はここを握られるともう女の言いなりだものねえ」
 愛理は巧みな手捌きで、ペニスを扱いてゆく。指が裏筋を這い、爪が鈴口を掘り、掌が陰茎全体を包み、擦る。
「ああ、ううっ……」
 悶え声を上げて、男が背中を震わせ始めた。
「一度出して、落ち着きなさいよ」
 男の股間で、女の手が閃いた。
「うおっ、おおおおっ――」
 牡牛のような声と共に、女の絶妙な手淫によって、隼人は直ぐに精を搾り取られたのである。
「ふふふ、いいかしら、この白いものが貴男の感情の塊よ。感情が強ければ強い程、精も濃く、快感も強くなるの。直ぐに二発目を出したけれども、さっきバックで責めていた時以上の快感だったでしょう。憎悪も背徳感も、強い感情は皆射精の快楽に変わるのよ。わたしの手によってね」
 愛理はねっとりと手に付着した白濁をいやらしい仕草で舐め取る。
「さあ、来なさい。先ずはわたしとの契約をしましょうか。わたしの愛人を永遠に続ける契約をね……」
 女の目が蠱惑的に光る。
 もう戻れないことを悟った男は、己が一個の欲望、剥き出しの本能へと変わってしまったかのように、女の中へとペニスを挿入していく。
「さあ、始めましょう。バケーションは長いわ。毎日とろとろにして上げる……」
 こうして、激しい憎悪も、僅かな背徳感も、強い悔恨も綯交ぜになって、隼人はゆっくりと時間を掛けながら、愛理という女によって挑発され、発情させられて、精虫一個になる程に、その身体によって精神までも溶かされていくのだった……。
(お前財産だけでなく、身体も感情も全てわたしのものよ、隼人。さあ、もっともっとわたしに溺れるがいいわ……)

(終わり)

 奈良島礼司は、勤務先のビルに正面から入ると、ゲートに社員カードをスキャンさせ、上りのエスカレーターに乗った。始業までにはまだ若干の余裕がある。彼の勤める大湊貿易は、さる大手企業グループの傘下で、その名の通り海外との取引を手広く行う、大貿易商社だ。
 ふと、顔を挙げると、奈良島の心臓が跳ねた。彼の数段前にある人物が乗っている。それは短めのタイトスカートから、黒のストッキングをまとった脚を伸ばし、同じく黒いスーツをまとった女性社員だ。その後ろ姿に、奈良島は見覚えがあった。
 タイトスカートは、目の前の女性社員のヒップの輪郭を浮き彫りにし、フォーマルな服装だというのに、何だか淫靡だと奈良島は思う。彼にスーツや制服に対するフェティシズムは特にないのだが、目の前にいる女性社員は、奈良島にとっていわば憧れの存在だった。
「お、おはようございます」
 少しどもりながら、奈良島は勇気を出して挨拶をする。
 すると前の人物は首を後ろへと巡らせ、
「あら、奈良島君。おはよう」
 と返した。
(やっぱり、柏原さんだ)
 目の前の女性社員は、奈良島の予想通り、社長秘書の柏原愛理だった。円らな瞳に、薄っすらとしたナチュラルメイクが似合っている。美人というよりも可愛らしい顔立ちだ。
「今出社したところみたいね」
「ええ、そうなんです。柏原さんも」
「そうね。今日は重役会議もないから、何時もより遅いかな」
 他愛もない話も、奈良島にとっては愉しかった。
 そもそも、柏原愛理は秘書課、そして奈良島は経理課の主任と、所属先は違っている。また、奈良島の方が入社が一年遅かった。そんな本来なら大企業内で接点がない筈の二人だが、有志が企画した同年代の合同親睦会の席で知り合うことになったのだ。
 一目見た途端、奈良島は柏原のことが気になって仕方がなかった。
 柏原には、様々な噂が飛んでいた。それは、実際噂の域を出なかったが、そのどれもが、奈良島の心をざわつかせた。
 柏原愛理は、重役の愛人らしい。
 柏原愛理は、社長の愛人らしい。
 いや、同じグループ傘下の別の会社の取締役と関係がある。
 また、最近勃興してきた企業の、若手経営者の恋人である。等々……。
 彼女のことを気にするにつれ、そうした噂が自然と耳につくようになったのだ。
 その合同親睦会で、奈良島は柏原と二三話すことが出来、同時に連絡先の交換をした。だからといって、奈良島の方から連絡を取る勇気も、また切っ掛けもなかったのだが。
 しかし、その後も社内で柏原を目にする機会があるにつれ、二人は目が合えば会釈するくらいの仲にはなっていた。そして時々、こうして勤め先が同じ者同士の会話もする。それだけで、歳甲斐もなく奈良島は心が浮き立つのだ。
 確かに、柏原愛理はチャーミングである。なので、先のような噂が立つのも不思議ではない。逆に、恋人もいないと言われたら疑ってしまうくらいだ。
「でも、会計課主任も大変よね。社内の経理を一手に担っているんでしょう」
「まあ、これだけ大きな会社ですからね。株主総会等もありますし。監査法人や税理士事務所にもお世話になっています」
「へえ、じゃあ、奈良島君に訊けば、会社の経営状況が分かってしまう訳ね」
「まあ、僕が任されているのは、一部ですがね」
「そんな、主任職にある人が謙遜して……」
 奈良島は照れて返した。
「ところで、今度また他社間交流っていうのかな、パーティがあるんだけれども、奈良島君も来ない?」
 そう言って、柏原はA4サイズの用紙を差し出した。そこには、ここから遠くないホテルの中ホールで、様々な業種の企業との社員同士の交流も目的としたパーティ開催の旨が記されている。
「海外にシェアを求めたいけれども、その手段がない所もあるでしょ。我が社を通じて海外への販路拡大に繋げてもらおうというのが目的なんだけれども、でも若い人同士の交流も大歓迎だから、余り重役のおじ様達は来ないわ。ねえ、どう、奈良島君も」
「ええ、この日は特に予定はありませんし。出席しさせてもらいます」
「本当、よかった。じゃ、そう申し込んでおくわね」
 そうして、彼と彼女は互いの部署へと別れた。

パーティの当日、午後六時、奈良島は会場であるホテルのロビーにいた。別に誰かを待っていた訳ではないが、開場は六時半である。時間を潰してるだけだ。
 ロビーは、大手のホテルだけあって、喧噪さえないものの、人々の出入りは激しかった。この時間にチェックアウトするものは少ないにしろ、今し方到着した客達がカウンターへと向かうのを何度も目にしていた。皆、フォーマルな服装で、外国人も多い。
 何気なく眺めていたロビーの光景だったが、奈良島はふと一組の男女に目を止めた。
 それは、別にどうということのない、気にしなければ風景の一部として見過ごしてしまいそうな人物達であった。男は背の高い、白いものの混じった頭髪を後ろへと撫でつけているスーツ姿の紳士然とした人物だ。そして女の方は同じくスーツ姿で、上着にタイトスカートである。二人とも一見親子ほど年が離れているように見えるのに、まるで恋人同士のようにぴったりと寄り添っているのだ。無論、今日び歳の離れたカップル等珍しくもないが……。だが、よく見ると、二人は少し顎を引き、顔を下げていた。見られなくないのだろうか。いまから外出するとしても、男の方はサングラスまで掛けている。それが仮にブランドものだとはいえ、屋内で、そのスーツ姿にサングラスは、違和感を拭えない。
 しかしそれ以上に、奈良島には女の方が気になった。タイトスカートで強調されたヒップライン……それには見覚えがあった。
(あの女は、まさか……)
 奈良島の頬に汗が伝わる。空調は利いているというのに、口の中がカラカラだ。
 重役の愛人らしい。
 社長の愛人らしい。
 いや、同じグループ傘下の別の会社の取締役と関係がある。
 また、最近勃興してきた企業の、若手経営者の恋人である。
 奈良島の脳裏に、今まで耳にした例の噂が反響する――。
 不意に、例の女がカウンターから顔を挙げ、後ろを振り返った。
 目と目が合ったかどうかは分からない。しかし、その顔は、化粧で雰囲気こそちがえど、明らかに奈良島の憧れている人物だった。
(あれは、柏原愛理だ)
 二人がホテルを出て行くのを、奈良島は呆然と見ていた……。

パーティが始まっても、奈良島は気が抜けたようになって、壁の花と化していた。
 開場後三十分して、柏原愛理が到着したのが見えた。一時間ほど前、ロビーで見た時とは服装も化粧も違っている。本当にロビーで見たカップルの一人が、柏原かと疑ってしまう程だ。
 何だか居た堪れなくなり、奈良島は柏原に気づかぬ振りをして、会場を出ようとした。
 彼の心は悶々としていた。まるで初恋に破れた青二才のような心地だった。社長秘書なのだ、自社他社問わず重役や、取締役に会う機会も多いだろう。そこで見初められる可能性も少なくはない。勿論、例えば男に妻子がいれば、それは倫理的に問題である。だが、色を好むのもまた男の本性なのだ。それに、柏原はとてもチャーミングだから……。
 会場を出た所で、そんな風に悩んでいると、ケータイが鳴った。
「――!!」
 柏原愛理からだった。
 咽喉を鳴らし、ゆっくりと彼はケータイの通話ボタンを押す。
『もしもし、奈良島君?』
 ケータイの向こうから、憧れの声がした。
「も、もしもし……」
『あ、奈良島君。今何処にいるの?』
「その、開場の出口に……」
『え、もう帰るの?』
「はい、ちょっと……」
 しばし沈黙が下りる。
『ねえ、奈良島君……』
 ケータイの向こうから声がした。
「はい、何か……」
『ちょっと、時間くれる。お話ししましょう』
 そう相手は言うと、こちらの返事も待たずに通話が切られた。
 そして数秒後、今度はメールの着信音が鳴る。
 そこには……。

    今から、このホテルの2034号室へ来て下さい。
                     愛理

 とだけ書かれていた。

奈良島の脚はふらふらと動き、彼は気がつくと2034号室の前にいた。
 ここに来る気がなかったといえばウソになる。しかし、来ることに戸惑いを持っていたことも確かだ。ホテルの一室で、憧れの人と……。
 いやいや、過度な期待はしてはならない。彼女にはもう恋人もしくは愛人がいるのだ。自分みたいは者が今更相手にされる訳がない。大方、今日の目撃を誰にも言わないでくれとかいう話だろう。それをネタに強請ろう等という気持ちは、奈良島にはさらさらなかった。ただ、甘酸っぱい喪失感だけが彼の心に広がっていた。
 数回、ノックする。
 返事はない。
(早く着き過ぎたかな)
 そう思った時だった。
「ごめんなさい、呼び立てて」
 廊下の向こうから、柏原愛理が小走りに近付いて来た。
「今、開けるわ」
「え、ここでいいですよ」
 奈良島は遠慮気味にそう言った。
「立ち話もなんだし、いいから入ってよ」
 ドアのロックが解除される音が響くと、柏原愛理は奈良島を押し込むように、室内へと入れた。
 室内の明かりが灯される。中はチェックインしたばかりのようで、スーツケースも閉じられて、部屋の隅に立て掛けられていた。ベッドもきちんとメイキングされ、その上で寝た様子はない。
「何ぼうっとしているの。とにかく座ったら」
 あらぬ妄想に耽っていた奈良島は、女の声にはっと我に返る。
 促されるまま、彼はソファに座った。
「何か飲む?」
「い、いえ、特には……」
「そう」
 彼女は備え付けの冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出すと、グラスに注ぎ彼の前のテーブルに置いた。
 そして柏原は上着を脱ぐと、ワイシャツとタイトスカートのまま、テーブルを挟んで奈良島の正面向かいに座る。彼女の手には、シャンパンのグラスがあった。
 微細な泡がその中で弾けている。
「ねえ、今日のパーティ、楽しくなかったの?」
「そ、そういう訳では……」
 奈良島は言い淀む。
「じゃ、何で直ぐに帰ろうとしたのよ」
「そ、それは……」
 彼は柏原のことが真っ直ぐに見られない。
「奈良島君、あたしに変な遠慮してるんじゃない?」
「え、遠慮なんて……」
 柏原は嘆息する。
「ねえ、奈良島君、貴男、あたしについて色々噂を耳にしていると思うけれども、何処までが本当だと思う?」
 奈良島を正面から見つめ、柏原は訊いた。
「何処までって……」
「全部……まあ、殆どが本当よ」
 きっぱりと、柏原は言った。
「――ッ」
 奈良島は言葉が出なかった。重役や社長、また他者の経営者とも、彼女は深い関係にあると公言したのだ。
「どう、ショックだった? あたしのこと軽蔑した。そりゃあ、妻子ある男性との関係は不倫だもの、道徳的にはご法度よね。でも……」
 柏原はシャンパンのグラスに口を付ける。
「……でもね、男と女って不思議なものなの。一筋縄ではいかないのよ。分かるかしら。そう、貴男が夕方ロビーで見たのもあたしよ。一緒にいたのは貴男も知っているうちの会社の重役。彼には奥さんも子供もいるわ。でも、悦びや幸せって、人それぞれでしょ。あたしは求められることに悦びを感じるのよ。別に相手の家庭を壊そうなんて思っていないわ。おカネの為にやっているのでもない。求められると、あたしは燃えるのよ……」
 話しながら、女の顔は次第に上気してきた。頬が赤く染まるのは、度数の低いシャンパンの為ではないだろう。
「ねえ、奈良島君、あたしのことふしだらな女だって思ったかしら? でも……」
 柏原は声を一層低め、上目遣いに奈良島を見据える。
「でも、貴男だって、あたしを求めているのでしょう。知っているわ、貴男、あたしのお尻が好きなのよねえ……」
「そ、それは……」
 見透かされていた――それが奈良島の抱いた最初の感想だった。そう、俺は彼女のヒップラインに何度見蕩れていたことか……。
「いいのよ。寧ろ嬉しいわ。でも、誤解しないでね。誰でもいいって訳じゃないから。電車で痴漢されたり、襲われたりなんて当然ご免だわ。今は車通勤なのが救いね」
 彼女はグラスに口を付ける。すると立ち上がり、呆然とする奈良島の所まで来ると、同じ目線にまで屈んだ。
 そして、彼の両頬を摑むと、自分の方へと奈良島の顔を引き寄せ、その唇にキスをしたのだ。
「んんっーっ」
 奈良島の口腔内に、シャンパンが流し込まれる。それは女の唾液と混ざったせいか、仄かに甘く感じられた。
 奈良島がシャンパンを飲み切ると、女は口を離した。
「――んっ、はあっ、げほっ、と、突然何を――」
「あら、キスはお嫌いかしら。それとも、奈良島君、恋人がいるの?」
 咽ぶ奈良島とは対照的に、何ごともなかったかのように、柏原は訊く。
「い、いませんけれど……」
 もごもごと奈良島は答える。
(キ、キスをしてしまった。それも、彼女の方から――)
「ふうん……。ならいいじゃない。乙女でもあるまいし、誰に憚ることもないでしょう」
 彼女はそのまま、奈良島の隣に腰掛ける。
 肩や腕が密着する。
「ねえ、どうだったかしら、あたしのキス?」
「そ、それは……。とっても、素敵でした」
「そう、嬉しいわ。……それで、奈良島君は、あたしのお尻のどんな所が好きなの?」
「えっ!?」
「いいじゃない、教えてよ」
 彼女の左手が、奈良島の右の腿を擦る。
「そ、それは……、形とか、引き締まった感じとか……」
 赤面しながら、彼は答えた。
「へえ、でもお尻を褒めてくれた人って初めてだわ」
「……」
「ねえ、見てるだけじゃなくて、触ってみたいとも思わない、あたしのお尻?」
 その提案に、男の心臓はびくんと跳ねた気がした。
 腿に置かれた女の手が、次第に脚の付け根の方へと移動する。その感触だけで、奈良島は興奮し、恍惚となってしまいそうになる。
「勿論、それだけじゃないわ。お尻を触らせるだけじゃなく、ちゃんと最後まで相手をしてもらうわよ」
「さ、最後まで……」
 奈良島の咽喉がごくりと鳴る。
 熱い期待が男の下半身に溜まって、膨らんでゆく。
 女の掌が熱く感じられた。
「そう。ねえ、したいんでしょう。あたしと……」
 女は奈良島の耳元で擽るような声を出す。
「な、何を……」
 奈良島は舌すら乾いてしまったかのようで、声が上手く出せない。視線は間近の女を見たかと思うと、恥ずかしさの余り室内を彷徨う。程よい明るさの照明、ミネラルウォーターとシャンパンの入ったグラスが置かれているテーブル、姿見、クローゼット、そしてベッド……。
「もう、案外焦らし上手なのかしら。ホテルの部屋で男女がすることと言ったら、一つに決まっているじゃない……」
 柏原は、奈良島の腿から手を離し、そのまま男の股間を指先で軽く擦った。
「ふふ、ほら、ここは分かっているみたいよ。ねえ、素直になって、そしてその口から聞きたいわ。貴男の本心……」
 蠱惑的な瞳が奈良島の脳髄を射る。そして、その中の牡を刺激する。
 女の唇や瞳が、濡れたように艶めいて光っている。
 それに対して、奈良島の口はカラカラに乾き、唾液も出てこない。だが、下半身と脳内では、ある一つの言葉を彼に言うよう迫るものがあった。
 そして、遂に――。
「か、柏原さんが、欲しい……」
 その言葉を聞いた瞬間、女の顔が昂揚する。妖艶な色が、その美貌を染め上げる。
「ええ、いいわ……」
 蕩けそうな声でそう言うと、彼女は奈良島の手を取ってソファから立たせ、ベッドへと導いた。

「シャワーはどうするの?」
「が、我慢出来ません……」
「ふふ、分かったわ」
 女は後ろを向くと、ベッドに肘を突いた。形のよいヒップが奈良島の前に突き出される。
「ねえ、いいのよ。好きなだけ触って……」
 女の甘美な誘惑に抗う必要もなく、彼は両手でゆっくりとタイトスカートの上からヒップを撫で回した。
「ううン……。いやらしい手付き」
「ああ……」
 夢にまで見た社長秘書のお尻に触っていると思うだけで、奈良島は達してしまいそうになる。しかし、下腹部に力を込めて、尿道へせり上がって来るものを何とか堰き止める。
「あぅ、上手ね奈良島君。……いいえ、礼司。あたし達は、今だけ恋人同士よ。だから下の名前で呼び合いましょう」
「わ、分かりました、愛理さん……」
「そうよ。もっと、じっくりと触って……」
 円を描くように、スカートの生地の上から礼司は愛理のヒップを堪能する。弾力があり、適度な肉感だ。円みを帯びた輪郭は、彫像のように理想的な形だと思う。
「ねえ、そろそろ、脱がせてよ」
 礼司の心臓が跳ねる。
 愛理はスカートの側面にあるジッパーを下ろす。そして、礼司にスカートを脱がすよう指示する。
 それにしたがって、礼司はスカートをゆっくりと下へと脱がしていった。
 ぱさりと音を立てて、スカートが床へと落ちた。
 礼司はまた咽喉を鳴らす。彼の眼前には、白いショーツを穿いた、桃色の臀部が露わになっていた。
「まだよ。まだ脱がすものがあるでしょ」
 振り返って女が言った。
 ショーツも脱がせということか。
 礼司は緊張に震える手で、ショーツのサイドに指を入れると、そのまま引き下げる。
 臀部の中央に走る割れ目と、女の秘穴が礼司の視界に飛び込んできた。
「どう、礼司も準備万端みたいだし、そのまま後ろから挿入(いれ)てみる?」
 形のよい美尻を振りならが、愛理は言った。
 こくんと礼司は頷くと、そのままズボンを、そして下着を下ろし、赤黒く反り返ったペニスを露出させる。深く深呼吸すると、手を添えて、ペニスの先端を秘穴へと宛がう。
「アナルじゃなくて、膣の方にしてくれないかな」
 女の要望で、彼はペニスの位置を少し下にずらした。
「そう、そこよ。いいわ、そのまま、来て――」
 愛理の言葉を合図に、礼司はそのまま女陰を一気に貫いた。
「ンンッ、あああっっ、来るっ、来てるわっ――」
 女の嬌声が上げる。男もまた、膣壁に肉茎が擦れる際の強烈な刺激を味わい、言葉も出ない。
「ああっ、あああっっ」
「さあ、突くのよ。腰を動かしてっ。これが貴男の望んでいたことなんでしょうっ」
「ああっ、愛理、愛理ぃっ――」
 我武者羅に男は腰を振り、前後に抽送運動を繰り返した。円みを帯びた弾力のある臀部が男の腰に当たる。しっかりと両手でヒップを摑み、その感触を味わいながら、礼司は本能のまま、後背位で女を貫き続ける。
「ンああっ、いいわっ、もっと、もっとよっ。休んじゃダメ。雁首であたしの膣内(なか)を抉って――」
 淫猥な女の要求に応えるように、礼司は腰を女の美尻へと打ちつける。汗が飛び散り、結合部から溢れ出た愛液が床へと滴った。
「う、ぐ、うぐぉおおおっっ――」
 吼えるような嬌声を上げて、男は女を突き上げる。男の芯に電撃が走り、それが脳天まで直撃するかのようだ。それは官能の電流だった。性感神経を焼き尽くす圧倒的な快美感が、礼司を襲う。それでも、牡の本能に従い、彼は女を背後から突きまくった。
「やンっ、ああンっっ、た、逞しいのが、あたしの中で大きく、は、激しっ、くはぁああンンンっっ――」
 女の嬌声に励まされるように、礼司は更に力強く愛理を貫いた。
 ゾクゾクと背筋に快感が走り、もう立っているのもやっとだが、まだまだ牡の本能は満足していない。一匹の牡となり、礼司は肉茎を女陰へと突き入れる。
「い、イイわっ、貴男、逸材よ。はぅンンっっ」
 女は美尻を突き上げた。突然の刺激に、限界寸前だった欲望の堰が切られる。
「あぐっ、あ、愛理、お、俺もう……」
「いいわ。出して。最後の一滴までしっかり出すのよっ」
 下腹部の奥から、熱いものが込み上げてくるのを、礼司は止めることが出来なかった。
「あぐっあうううっ、愛理っ、あいりいいぃっっ――」
 快感に耐え切れず、きつく目を瞑り、背を後方へと仰け反らせて、しがみ付くように美尻を摑みながら、礼司は女の名と共に果てた。
 今まで感じたことのない、鮮烈な快感だった。

最後の一滴まで搾り出し、礼司はようやくペニスを女陰から引き抜く。その際大量の白濁がごぼっと零れ落ちた。凄い量を出したのだと男は改めて認識した。
「はあ、はあ、はあ……」
 男はふらふらと歩き、そのままベッドへと崩れ落ちるかのように倒れ込む。
「どうだった。憧れのあたしのお尻は……」
「あ、ああ。最高だよ……」
 掠れた声で礼司は言った。
「ねえ、あたしと取引しない」
「取引?」
 唐突な言葉に、礼司は怪訝さを感じる。
「そう。あたしのことを気に入ってくれたなら、好きな時に、また同じように好きなことさせてあげるわ。その代り、経理の資料を見せて欲しいの」
「そ、それは……」
 会計課の主任である礼司なら、大抵の資料を見る権限が与えられていた。だが、その中には、同じ社内の人間であろうとも、漏らしてなならない資料も含まれている。恐らく愛理は、そうした類の資料を見せろと言っているのだろう。
「礼司に迷惑は掛けないわ。コピーもしない。写真になら撮るかもね。……ねえ、悪い提案じゃないと思うけれど」
 礼司は黙り込む。それは社内規定に反する。もしばれたら懲戒処分ま免れないだろう。だがそれは、資料を見せろと要求した愛理も同罪である。しかし、相手は社長秘書で重役に愛人を持っているという。その繋がりでどうにでもなるのだろうか……。
「ダ、ダメだよそれは」
 彼はしばらくして拒否を示す。
「そう、ならもういいわ。これでお終い。早く出てって」
 礼司に背を向けて、女は冷たくそう言い放った。
「え……」
 礼司は女の豹変に困惑する。
「何よ。これでもうお終いなの。恋人ごっこは終わりよ。早く出てってくれない。奈良島君」
「そ、そんな……」
 礼司は泣きそうな声でそう言った。
 女は振り向こうともしない。ただ黙って、男が退室するのを待っているだけのようだ。
 礼司の目の前には、憧れた美尻がある。それを触れて、そしてそのまま挿入、射精まで出来て、素晴らしい体験をさせてもらった。しかし、それで満足した訳では断じてなかった。寧ろ一度女の心地良さを知ってしまったことで、ヒップばかりか、柏原愛理という女性自身に対する欲求が湧いてきたのだ。それが、にべもなく追い出されようとしている……。
 礼司はしばらく、形の良い女の美尻を見つめていた。
 先程堪能し、そこから女陰へと欲望を吐き出したのだ。
 あのめくるめく体験は忘れがたい。
 ごくりと、礼司は唾液を飲み込む。
 そして――。
「分かった」
 返事をした。
「僕の恋人を続けてくれ。その代り、君の言うことは何でもするよ」
 意を決して、そう断言する。
「……」
 しばしの沈黙に、礼司は冷や汗を禁じ得ない。
 すると、女が寝返りを打つように振り返った。
「なら、契約のサインが欲しいわ」
「サイン?」
 愛理の言葉を理解出来ず、礼司はまた困惑する。
 愛理が距離を詰めた。熱い吐息が礼司の頬に掛かる。
「そう、貴男の肉のペンで、白いインクを使って、あたしの身体にサインをするの。それで取引完了よ」
 ベッドの上の男女は、下半身こそ露出していたが、上半身は着衣のままだった。愛理は下半身を男へと押し当てる。ぐいぐいとした圧迫と、女陰部の複雑な刺激に男根はみるみる内に膨張してゆく。
「ほら、下の唇で貴男のアソコにキスして上げる。ほら、ほらほら」
 陰唇のキスに、陰茎は怒張し、反り返っていった。
「ふふ、これでペンの準備はいいわね。インクも充填されているでしょう。後は――」
 女は陰茎に手を添えると、そのまま先端を女陰の口へと近付け、一気に腰を突き出した。
「うあああっ」
 嬌声を上げたのは男の方だった。いきなりの快感に、背筋が一斉に立つ。
「あたしの膣内に貴男の白いインクでサインするのよ。それで契約は成立。あたしの身体は貴男のものになるわ」
 女は激しく腰を振り、膣内を窄める。男の精を無理矢理搾り取ると同時に、激しくも鮮烈な快感を、男の芯へと注入していた。
「あ、ああっ、愛理っ、あいりいいいっ」
 女の与える快楽に翻弄され、男は太刀打ちできず、女の名を叫ぶなかりである。
「いいわ、その調子よ。我慢せずに出しなさい――」
 女がひと際大きく腰を突き出した。
 膣襞が肉茎全体を絡め取り、扱き上げる。
「うがあああああっっ」
 ケダモノの咆哮を上げて、男は女の技に屈した。
「はうっ、ふふ、出ている。ああンっ、熱いの、あたしの中でどくどく出ているわ。……これで契約成立よ、礼司」
 射精後敏感になっていたペニスを強制的に刺激され、さっき以上の精を礼司は愛理の膣内へと放っていた。
「この快楽が何度も味わえるのよ。あたしの言うこと聞く価値があるとおもわない……」
 愛理の問いに、礼司は無意識に頷いていた。
 こうして、奈良島礼司は、社長秘書・柏原愛理の肉体に溺れ、その奴隷となった。
 彼は愛理の求めるままに、極秘の経理資料を提供した。
 そしてその見返りとして、肉体の快楽を与えられるという、爛れた関係を続けてゆくことになる……。 

 (おわり)

「お、お願いだ……」
 額が床に付く程に、男は土下座をしていた。しかも、全裸である。引き締まった身体は既に汗に濡れている。また、外からは見えないが、その股間の物は既に盛大にいきり勃ち、脈打っているのだ。
 低頭する男の前にはベッドがあり、そこには女が座っていた。
 恥じらいも惜しげもなく、美しい形の豊満なバストを晒したトップレス。そして下半身は黒いレースのショーツとストッキング、そしてそれを腰で止めるガーターベルトに彩られている。
 流れるようにウェーブの掛かったブラウンヘアーは艶やかで、薄い部屋の光を受けて仄かに輝いて見える。
 そして切れ長の目で、ふっくらとした唇を蔑むように歪ませながら足元の男を見下ろす。
「もう限界なの? 散々わたしの身体をオカズにしてオナニーしたじゃないですか。大病院の理事長先生ともあろう方が、ふふふ……無様ですね」
 女の侮蔑の言葉にも、男の性感は反応し、ペニスはビクビクと震える。そう、男は最早女の言葉だけで感じてしまうのだった。
「それに、お願いをするのなら、それ相応のものを差し出して頂かないといけませんよ」
 女の切れ長の目が妖しく光った。
「先生の病院、わたしに下さらないかしら」
「うう、それは……」
 男は顔を挙げる。それは泣き出しそうなくらい苦悶でくしゃくしゃだった。大の男の貫録は何処にもない。

   ☆

 男――高下新(たかした あらた)は、医療法人高下会の運営する高下病院の若き理事長を務めており、自分も現役内科医として医療の現場に立っていた。経営にも医療にも高い評価のある新は、病院のスタッフからも、また患者からも好感を持たれており、また同業者からもその経営手腕等に関しては尊敬すら集めていた。妻子がおり、妻もまた高下会の病院で医師を務めている。夫婦仲が不穏だという話はなく、パーティ等にはよく夫婦そろって参加する姿が見られていた。
 しかし、そんな好人物である新にも公には出来ない部分があった。
 それが、目の前の女――柏原愛理との関係である。
 愛理は多くの産業を傘下に置く財閥グループの一企業・大湊貿易の社長秘書だ。新とはその貿易会社と同グループの商社が開催するパーティで出会った。その商社は、医療関係の器具も取り扱っており、高下会とも取引があったのである。
 一目見るなり、新は愛理の虜になった。実は新は無類の女好きなのである。女性に対する姿勢は紳士的かつスマートなのだが、院内のナースを始め医療事務員でも新が手を付けた職員は少なくない。ハンサムで好人物な新の紳士的な振る舞いに、女達は自分自身を許し、決して新との関係を口にしようとはしなかった。自分だけの理事長先生という幻想が、彼女達の口を塞いでいたのである。
 密会して二度目に、新は愛理とベッドを共にしていた。場所は普段は病院でも個人でも使うことのない、しかし高級なホテルである。
 魅力的な女との戯れに、新の心は高鳴っていたが、一つ思いがけないことがあった。
 愛理は新にとって、魅力的過ぎたのだ。その肉体、そしてベッドでの性のテクニック、どれもが新には体験したことのない素晴らしく魅惑的で、危険なものだった。
 新は忽ち愛理に溺れた。
 愛理との密会が済んだ後、新はまるで思春期の少年のように、密かに自慰をする習慣を持った。勿論、妄想の相手は愛理である。直ぐにまた会いたいと愛理に連絡を入れたが、仕事が多忙であると断られてしまう。また、自分も理事長という身であり、業務には常に忙殺されていた。仕事が立て込み、疲労が溜まると、何時もならお気に入りの愛人を連れ立って密かなデートを行っていたのだが、最近は独りでこっそりと自分の剛直した股間のものを握るのだった。
(ああ……、愛理、愛理、愛理ぃいいいっっ)
 女との熱い情交の記憶を呼び覚まし、新は自分のペニスを扱く。そして記憶の中の女へと注ぎ込むかのような錯覚と共に、誰もいな私室で、医師であり理事長である男は、虚空へと白濁をぶちまけるのだった。
 愛理への思慕と欲望が限界まで募っていた時、不意に彼女から連絡があった。新はスケジュールを死にもの狂いで調整し、愛理と会う時間を作り出した。逢瀬の場所も愛理が指定したホテルで、偶然なのか相手が気を利かせたのか、新とも高下会とも余り縁のない所だった。指示された部屋に向かうと、女は出迎えてくれた。愛理に迎え入れられて部屋に入った瞬間、新の欲望は爆発しそうになった。しかし、女は涼しい顔でそれを受け流し、まずは座って卓上に用意された酒類を振る舞った。
 新は湧き上げる欲望を抑え付けるように、グラスに注がれたウイスキーを一気に飲み干したのだった。
 熱く焼けつくような液体が咽喉を通り過ぎると同時に、身体の芯が火照り、奥底から熱いものが競り上がってくるのを新は感じた。
「ああ、愛理……、俺はもう……」
 熱い吐息と共に、新は言う。
「ふふ、沢山連絡をくれましたものね。そんなにわたしに会いたかったのですか」
 蠱惑的に微笑んで、愛理は言った。
「また、俺と一つに……」
「今回はお仕事のお話をさせて下さりませんか」
 唐突に愛理は言った。
「え……」
「わたしの所属している会社のグループ企業で、医療関係の産業があることはご存じですよね。貴男の法人とも取引がありますし」
 困惑する男に構わず、愛理は続ける。
「我が社の系列企業も医療事業への進出を図っているんです。その為の足掛かりとして、既にある医療法人を傘下に加えることが確実性が高いと判断されましたの。ですから――」
 女は男の間近にまでその顔を近付ける。
 男の心臓が更に高鳴った。
「理事長先生の高下会を、我が社のグループに下さらないかしら」
 そして女の手が軽く、既に限界まで反り返った男の股間にズボンの上から触れられたのだ。
「うぐっ……」
 電撃のように走った刺激に、男は堪らず身体を屈める。
 オーダーメイドのズボンの生地に黒い染みが湧いた。
「ふふふ……」
 愛理は新から離れると、ゆっくりとスーツを脱ぎ出す。衣擦れの音がはっきりと室内に響く。しばらくして、女は魅惑的なランジェリー姿になった。そして、繊細な刺繍の黒いブラを取り外すと、形の美しい乳房を露わにして、ベッドへと座る。
「高下会は巨大財閥グループの傘下になるんですよ。悪い話じゃないでしょう」
 不敵な笑みと共に、愛理は髪を掻き上げた。
「うう、だ、だが……」
 呻くように、新は言う。
「だが、何です?」
 視線を男から外さぬまま、愛理は訊き返す。
「そんなこと、簡単に出来る訳ない。理事会にも掛けなければ……」
「そこをどうにかするのが、理事長先生のお仕事でしょう」
 ゆったりと寛ぐように、女は言った。
「親族経営で継いだ法人の理事会もまとめられないようでは、どの道高下会の先は暗いわねえ」
「う……」
 きらめく夜景を背景にして悠然と構える女の艶姿に、新は目を逸らすことが出来ない。この女が自分が経営する医療法人を乗っ取ろうとしているつもりだと分かっても、男の本能は依然として女を求めているのである。そして、渇望する女は目の前にいるのだ。
「そういえば、先生の甥も理事の一人ですよね。ふふ……」
 愛理の目が妖しく光る。
「甥っ子君と、仲良くなっちゃおうかな。優秀みたいだし、中々のハンサムよね」
「そ、それはダメだ!」
 思わず語気を荒げ、新ははっとしたようなり、狼狽した。
「いや、その……」
「ふふふ、わたしが他の男の人と仲良くなるのはお嫌かしら」
 女は両腕を胸の下で組み、豊満なバストを強調する。たわわな双乳がふるんと誘うように揺れた。
「でも先生がわたしの申し出を決断なさらないと、仕方ないじゃありませんか。そう、お決めになるだけでいいんです。高下会をわれわれの傘下に下さると。勿論、経営は先生ご自身に引き続きお任せするつもりですよ。それに……」
 愛理は身を屈め、顔を新の方へと突き出す。胸の谷間が深く刻まれ、その光景が新の視界を撃った。
「欲しいんでしょう……わたしのカ・ラ・ダ」
 囁くようなその言葉に、男の肉体は激しく反応し、精神は動揺する。先程から床にへたり込むように座り、女を見上げるような姿勢だった新の全身が粟立つように震えた。そして、股間のものが更に頭をもたげる。
「ずっと我慢していらしたのよねえ。わたしのことを思って何度も何度もしたんでしょう……」
 愛理はまた囁くように声を低め、
「オ・ナ・ニー……」
 と男の耳元で言った。
「うう……」
 新のペニスが腹に付くほど反り返る。
 堪らず、新は身を更に屈めた。
 そう、何度も何度も、した。想像の中で愛理のことを思い浮かべては、その手で自分の陰茎を扱いたのだった。自涜の快感が身体を駆ける度に、新は愛理への慕情と欲情を募らせていった。自慰を繰り返す程に、新は会えぬ女に自ら溺れていったのだった。
 その女が魅惑的な下着姿で目の前にいる。そして、自分の医療法人を差し出せと言っている。しかも甘美な条件と引き換えに。
 手を伸ばせば、届く。あんなにも渇望していた女が……。いや、この首を縦に振りさえすれば……。
「先生、そろそろ素直になって下さいよ」
 からかうように女が嗤った。
「お、お願いだ……」
 額が床に付く程に、男は土下座をしていた。しかも、全裸である。引き締まった身体は既に汗に濡れている。また、外からは見えないが、その股間の物は既に盛大にいきり勃ち、脈打っているのだ。
 低頭する男の前にはベッドがあり、そこには女が座っていた。
 恥じらいも惜しげもなく、美しい形の豊満なバストを晒したトップレス。そして下半身は黒いレースのショーツとストッキング、そしてそれを腰で止めるガーターベルトに彩られている。
 流れるようにウェーブの掛かったブラウンヘアーは艶やかで、薄い部屋の光を受けて仄かに輝いて見える。
 そして切れ長の目で、ふっくらとした唇を蔑むように歪ませながら足元の男を見下ろす。
「もう限界なの? 散々わたしの身体をオカズにしてオナニーしたじゃないですか。大病院の理事長先生ともあろう方が、ふふふ……無様ですね」
 女の侮蔑の言葉にも、男の性感は反応し、ペニスはビクビクと震える。そう、男は最早女の言葉だけで感じてしまうのだった。
「それに、お願いをするのなら、それ相応のものを差し出して頂かないといけませんよ」
 女の切れ長の目が妖しく光った。
「先生の病院、わたしに下さらないかしら」
「うう、それは……」
 男は顔を挙げる。それは泣き出しそうなくらい苦悶でくしゃくしゃだった。大の男の貫録は何処にもない。
「どうするんです? 悪い話ではないでしょう。大手企業の傘下になるだけのこと。理事長に相当する地位を約束して差し上げます。それとも、もっと素直な若い坊やに頼んだ方がいいかしら」
 そして愛理は嗤った。
 新の全身が熱くなる。それは嫉妬が、それとも欲情か、あるいはそうした感情と本能の訴えが綯交ぜになった混沌としたものだ。それが下腹部の奥底から湧き上がり、新を駆り立てる。
「……分かった。君の条件を飲もう」
 新は顔を挙げ、女を見上げながら言った。
 満足げに愛理は微笑む。その笑みに、男の本能は刺激され、全身が震える。もう我慢出来そうにない。
「ふふふ……、嬉しいわ先生、やっと素直になって下さって」
 女は手を伸ばす。男はその手を取って立ち上がった。怒張したペニスがひくひくと動く。
「もう身体の準備は万端みたいね。さあ、ベッドに上がって下さい」
 女に誘われて、男はベッドへと上がった。
 夜景が照らし出す中、男女二人の影は次第に一つに重なっていく……。

   ☆

「何処でも好きな所に、キスしていいですよ……」
 甘い吐息と共に、女は新の耳元でそう囁く。
 新は細い女の肩を摑むと、荒い息を抑えながら、露わになった女のふくよかな胸、片方の上乳に口を近付けた。
「ふふ、先生もおっぱいが好きなのね。いいわ。ねえ、もっと、もっと吸ってぇ……」
 愛理の悩ましげな声に促されて、男は乳首を口に含んだ。
「はぁンっっ」
 舌先でこりこりとした乳首を転がす。そして唾液が溜まるのも構わずに、まるで母乳に縋る赤ん坊のように新は愛理の乳房を吸い始めた。
「はぅンンっ、うぅンっ……。ふ、ふふふ、凄い吸引力、まるで大きな赤ちゃんみたいですね。そんなにわたしの胸が美味しいですか」
 ベッドの上に座ったまま、二人は対面して抱き合う格好である。新の頭は愛理の胸の位置にあり、その顔を豊乳に押し付けてバストにむしゃぶりつくようにして乳房を吸っていた。女は包容力豊かに新を受け入れているが、しかしその瞳は妖しく光、口元は意味ありげに微笑んでいる。
 そして、愛理には見えないが、男の陰茎の先からは、先走りの液が滴りシーツに滲んでいるのだ。
「んふぅー、んふぅー」
 鼻孔を膨らませながら、新は乳房を吸う。それは、未だ出ない母乳を求めているかのようである。
「ふふふ、そんなに吸っても、ミルクは出ませんよぉ」
 男の頭部を抱きながら、女はくすぐったいのかもぞもぞと身体を動かす。すると愛理の膝が、男のペニスを掠めた。
「――っっ」
「あら……ふふふ……」
 男の全身が俄に痙攣し、乳房の吸引が止まった。新の身体は硬直したように固まり、次第にびくびくと震え始める。
「ちょっと膝が当たっただけなのに、もう限界だったのかしら」
 面白がるように愛理は囁く。
 敏感になっていた男の急所は、愛理の膝が掠めただけでその刺激に耐え切れず遂に決壊してしまったのだ。白濁がどくどくと溢れだし、シーツを汚していく。
「わたしのお乳を吸いながら射精するのは、どんな気分です。気持ちいいかしら、それともこんな状態で漏らしてしまって恥ずかしいのかしら。ふふ、白いものを出したのは大きな赤ちゃんの方でしたわねぇ……」
 射精が続く中、新の顔は女の乳房へと押し付けられていた。
 長い精の放出が済むと、新は顔をようやく愛理のバストから離す。男の口元と、ぷっくりと勃った女の乳首との間に唾液が糸となって引かれ、ぷつんと切れた。
「まあ、何その顔……」
 放心したような表情、唾液に塗れた口元の新の顔を見て、愛理はくすくすと嗤う。さっきから愛理には嗤われっぱなしだなと、ぼんやりと新は思った。しかし、女の嗤い声が耳朶を擽り、牡の本能を呼び覚ましていく。
「立派な理事長先生がそれじゃあ形無しですね。先生が気持ちよくなればなる程、そうやってだらしないお顔になってしまいますよ」
 男の手が離れた隙に、愛理はそう言いながらショーツを脱ぎ始める。ガーターベルトの上に穿いているので、苦もなく腰から脚へとレース地の黒い下着は下りていく。
 ショーツの行き先を視線で追うように、新は愛理の行為に釘付けになる。
「ふふふ……」
 女の嗤い声が部屋に響く。
 男は興奮で身体を熱くし、女の悩ましい肉体と行為に胸を高鳴らせていた。それは強烈でありながらも甘美なときめきに似ている。愛理を求めてやまない気持ちが強くなり、手が思わず伸びる。精を吐き出しはばかりだというのに、新の股間は既に怒張しているのだ。
「ふふ、可愛い理事長先生……」
 女はふうっと吐息を新の顔に掛ける。甘い愛理の息が、新の鼻孔を擽る。それだけで脳が蕩けてしまいそうだ。目の前に愛理の顔がある。その唇が男の耳もとへと近づき、囁く。
「ねえ、先生。先生の欲しいものは何かしら」
 擦れた声が男の中の牡を刺激する。
「う……あうう……」
 ゾクゾクとした快感が、男の背を駆け上った。
「ねえ、どうなの……」
 新の耳元に女の吐息が掛かる。
 すると忽ちビクビクと新の全身が痙攣したように震える。
「ああっ、あふううっ」
 言葉にならない呻き声が、男の口から洩れた。
 愛理は身体を新に密着させ、男の怒張したペニスに自身のショーツを被せると、そのままペニスをゆっくりと扱き始めたのである。
「さあ、教えてちょうだい。貴男は何が欲しいの。何がしたい……」
 耳に当たる熱い吐息と言葉、肌に伝わる女の温もりと感触、そして下着越しに扱かれる手淫の刺激。愛理による巧みな性技が、新を極限まで昂ぶらせ、限界まで追い詰める。ゆっくりとした手の動きは、しかし巧みに男の性感を刺激し、下着の滑らかな感触と相俟って男の中の牡を炙り出していくのだ。
 じんわりと反り返り熱を持ったペニスの先端から、下着越しに先走りの染みが広がる。
「ああっ、あ、愛理ぃ、おれ、もうっ」
 子供のように泣きそうな表情で、新は言った。強烈な快感に筋肉が異常に緊張し弛緩しているのか、口元が緩み口角から唾液が垂れている。
「もう、何なのかしら」
「で、出る。出ちゃうよぉっっ」
 性急に新は言う。男の身体は震え、ショーツとその上から女の指が絡み付いたペニスは、びくんびくんと暴れていた。絶頂の限界は近い。
「出るの。出ちゃうのね。……ふふふ」
 それでも女は焦らすように、ゆっくりと余裕を以て男の耳元でそう繰り返す。
 ペニスを扱く手もゆっくりとした速度だ。
 それが男をじわりじわりと追い詰めていく。
「た、頼むぅうっ。イかせてくれええっっ」
 掠れた声で、新は絶叫した。
「そう、そんなにイきたいのね。ふふ、いいわ。イかせてあげる」
 そう囁いた女の言葉が、男の脳内に甘く染み入ってくる。愛理は慌てることなく、男のペニスを扱くスピードを上げていく。
「ねえ、ほら、イって。ねえ、イって。イって、イって、イって……」
 シュシュっと下着の擦れる音が響く。そこにぐちゅぐちゅと微かな水音が混じった。男の体液が鈴口から漏れ出て、それが下着に染みで女の手で掻き回されているのだ。下着越しに赤銅のような陰茎に絡み付く女の手は巧みに動き、男を刺激し、凶暴な快感を注いでいく。男根は陰嚢も陰茎も既に膨れ上がって暴発寸前だ。
「ああっ、が、ぐあああっ」
「ねえ、イって。さあ、先生はイくの。ほら、イくイくイくイく――イっちゃうよお……」
 女の巧みな手捌きが男を翻弄する。
 新は自ら腰を振り、まるでそこが女の膣内であるかのように、ペニスを愛理の手中に出し入れし、掌に擦り付けているのだ。その無意識な行為は、まるで快感を貪る本能に支配されてしまったかのようだった。
「先生はイっちゃうのお。どんな女の中よりも気持ちいい、愛理の手に扱かれて、無様に射精しちゃうのよぉ……」
 女の言葉や行為の一つ一つが、新の本能を剥き出しにさせ、牡の性を露出させていく為のものだった。新は身体中を走る快美感に支配され、女の下着と手に自らペニスを擦り付け、更に刺激を求める。それはまるで猿のような姿だ。しかし新に現状を顧みる余地などなく、只々牡としての本能に突き動かされるままだった。
 シュシュと下着越しに手淫を施される度に、下着に染みが広がっていく。
「さあ、あげるわ、貴男が欲しかったもの。存分に味わいなさい」
 女の手がまるで楽器を奏でるように、優雅に閃く。
 醜く腫れ上がったような男の象徴は、その優美な手と指、そして艶めかしく黒く光るショーツによって拘束され、弄ばれている。
 愛理の振る舞いは女の優雅さと妖艶さに満ちているが、その手が奏でる音楽は、男の欲望に満ちていた。
「あがああっ、あ、愛理ぃ、お、おれはぁああっっ」
 女が強く強く刺激する度に、男はその快感に耐え切れず呻き声を上げた。
「ふふ、先生、可愛いわ」
 新の全身は、ペニスたけでなく熱く火照り、脈動する血管すら浮き出ていた。女の手によって彼は快楽の渦に突き落とされながら、その渦の中で身悶えし、翻弄されることした出来ない。愛理の手が素早く動きペニスをいじる。女の肌が密着し、ふくよかな乳房の感触が男の二の腕に伝わる。そして、熱い吐息が耳朶を打つ。
「さあ、イきなさい」
 愛理はそう囁いたかと思うと、れと、と舌先で男の耳を舐めた。
 その軽い刺激が、決定打となった。
 どぷっ、と何かが決壊する音と共に、男の身体が反り返る。
「あああっ、あがああああっ」
 新の全身の神経が快美感によって隈なく焼き尽くされる。男の脳内が白くスパークした。
 腰が本人の意志とは関係なく何度も何度も跳ねる。その度に、ペニスに被されたショーツは白濁に染まっていく。
 射精の勢いの反動で男の腰が浮いているのだ。
「ううん、凄い量……。先生ったら、溜まっていらしたのね。本当、はしたないわ」
 新が射精を繰り返す様をみながら、愛理の目は妖しく光った。
「あ、愛理ぃ、愛理ぃっ、ああああぁぁっっ」
 いつ果てるとも知れない射精と全身を駆け巡る快美感に身を焦がしながら、それでも新は、眠りの闇へと堕ちていった……。

「あら、もう気絶しちゃって……。案外弱いんですね、先生」
 愛理は新の眠ったベッドをおり、バスルームに入るとゆくりとシャワーを浴びた。バスタオルのまま寝室に来ても、男は深く死んだように眠ったままだ。そのまま髪を乾かしても、ドライヤーの音ですら目覚める気配はない。
 しばらくして、愛理はスマホを取り出すと、掛け始めた。
「……もしもし、わたし。終わったわよ。ええ、大丈夫よ、高下会はうちのグループの傘下になるわ。……彼? ええ、まだ寝ているわよ。わたしのが凄く良かったみたいで、腑抜けた寝顔よ。折角の高下会理事長先生の威厳も台無しね」
 愛理は酷薄に微笑む。
「え? いえ、していないわ。最終的にわたしも彼とセックスするつもりだったけれど、彼先に気絶しちゃったから。それもわたしの手でイかされただけでね。これじゃ彼の男としての資質も知れたものよね。わたしもちょっと楽しみたかったから、そこは少し残念かも。……高下が起きたら、身支度させて連れていくわ。契約調印の準備はよろしくね」
 愛理は長い脚を組み替える。
「それで、今度は何処と合併、買収を上は考えているのかしら。……そう、大手ね。でも、あそこの役員も殆どが男よ。またわたしの出番があるかもしれないわね。ふふ、秘書室に在籍していても、秘書らしい仕事なんて最近滅多にないわ。まあ、それはそれで楽しいけれど。うちに買収工作室とか作ったらいいのにね」
 財閥グループ傘下・大湊貿易社長秘書・柏崎愛理。その裏の仕事はグループが狙った組織や企業を買収する際、裏工作でグループ側に有利に契約を結ばせる非公式の交渉人である。勿論、交渉とは女の素晴らしい肉体と技術を使ったものだ。
 愛理はベッドに近付くと、まだこんこんと眠っている新を見下ろし、
「ありがとう先生。先生の役目はもう直ぐ終わり。先生とセックス出来なかったのは残念だわ。でも、手だけでイってしまう先生がわたしとセックスしたら、本当に死んでしまうかもね」
 くすくすと嗤うと、身を屈めて、新の額に軽く口付けした。
「あら……ふふふ」
 愛理の視線が男の股間へと向く。
 新はまるで精通を迎えたばかりの思春期の少年のように、夢精しているのだった。
 愛理は新の耳元に口を寄せると、
「……さあ、イって。イって。……ねえ、イってぇ」
 悩ましい声でそう囁く。
 ごぽごぽっと、大量の精が、その瞬間眠っている男のペニスから溢れ出した。
 女は玩具を愉しむように、男のあられもない、羞恥極まる姿を眺めていた。

   ☆

 数日後、医療法人高下会は正式に財閥系グループの傘下となった。こうして高下会としての名は消滅し、グループの医療部門となって新しく発足したことになる。
 新役員が公表されたが、そこに先代理事長である高下新の名は無かった。

   ☆

 旧高下会系列の病院の一室に、一人の男が入院していた。男は目覚めてはいるものの、はっきりと意識があるとは言い難く、自我や意志がるかどうかも疑われた。食欲もみられなく、自ら摂食することもないので、点滴による栄養補給を施されていた。
 虚ろな表情をした、抜け殻のような患者のベッドには、その名の記されたプレートが掛かっている。
 患者の名は「高下新」。その名を知るものは、この医療現場にはいない。





潜入者
***通知書***
現在我々の退魔師の所有する退魔学校にて悪魔が潜り込んだ形跡があり。
即座に向かい、調査し。これが事実の場合悪魔を探し出し、そして退治せよ。
なお、退魔学校内の調査のため貴殿には退魔師としてではなく学生として
この退魔学校に潜入してもらいたい。
期限は6か月。それまでに報告を上げること。


そんな依頼が俺のところに舞い込んできたのは今から3か月ほど前の話だった。


俺の名前はトウヤ。退魔師をしている。年齢は18。だがそこら辺の退魔師と比べて経験も戦闘回数も豊富だと自負している。俺の両親は俺が幼いころに悪魔に殺され、生き残った俺は当時最強と言われていた退魔師に拾われた。
その人から退魔師として育てられ、生き続けた。故に他の退魔師よりもこの年齢でキャリアが長いのだ。
今では育て親であった彼のもとを離れ一人で退魔師としての生計を立てている。先日も強力な悪魔を退治にしてそのあとの事だった。
上の依頼が、俺のパソコンに来ていることに気づいたのは。
俺は受けるかどうかをためらったものの、退魔師の未来のためにと受けることにしたー



そして、現在に至るー。


がらりと教室の扉を開ける。ふわりと甘い匂いがした気がした。
教室の窓は閉め切っていて、窓から夕焼けの光が差し込んでいた。
そしてそこにたたずむ一人の少女。
夕焼けの橙の光に照らされて光る銀色の髪の毛、まだ幼さの残る顔つきと見た目の年齢から見れば大きい胸。
しかしその胸の大きさも異常なまでに大きいわけでは無い。その見た目年齢にしては大きいと言うだけ。むしろ彼女は胸の大きさより容姿の整い方の方が目が奪われる。胸、くびれ、お尻のバランスが絵に描いたように美しく黄金比を保っている。
そして、そのお尻を隠すパンツが見えそうなほど短いミニスカートからでた白い太ももは黒いニーソックスとの間で艶めかしい感覚を醸し出していた。
彼女の名前はシーリア。外国の方からきた転校生らしく俺より少し先にこの学校に来ていた退魔師学校の生徒―つまりは退魔師見習いというところだ。学年は1年。俺が二年生だから後輩に当たる。この学校に来て間もない俺にこの学校の案内をしてくれたのが彼女だったことから俺と彼女は学校内でよく一緒にいることが多かった。
俺も俺で彼女の宿題を手伝ったり苦手科目の勉強に津書き会ったりしていたので、この学校に来てから3ヶ月の間に俺と彼女はとても仲良くなり、一定の信頼を置いていた。
―あれを、見つけるまでは。

「ぁ!先輩!どうしたの?こんな時間に話がしたいって連絡あったからびっくりしちゃった。」

いつもの調子で、彼女がニッと笑いながら近づいてくる。
天真爛漫ですこしお転婆な彼女に似合う可愛らしい笑顔だ。その容姿のこともあり学校では隠れファンもいる彼女とここまで密接に話せるのは恐らく俺だけだろう。
だが、俺はそんな彼女に対悪魔用の弾丸の入った銃の口を彼女の頭に突きつけた。

「まさか、お前が悪魔だったとはな。まんまと騙されたよ。シーリア。」

俺自身の手足が冷えるようなほど冷たい声で俺は彼女への言葉を口にした。
静まりかえる教室。俺と彼女以外は誰もいないこの教室。扉も窓も閉め切っている今、歩く音一つ聞こえないこの教室で何時までもこの静寂が続くのかと思った矢先、彼女が口を開いた。

「や、やだなぁ…先輩の冗談初めて聞いたな…。」
「冗談で言っていると思ったか?」
「…。…なんで、私が悪魔だって思ったんですか?」
「証拠を持たずに此処までのことをすると思うのか?…お前が休み時間屋上で悪魔と話しているのを見たんだよ。その会話の内容もすこしだが聞こえていたから覚えている。此処で打ち明けるか?」

一歩も引かない俺の殺気と気迫。
やがて、はぁ…と短いため息をついて彼女が言葉をこぼした。

「もうちょっと、先輩と一緒に入れるかなって思ったんですけど、やっぱりばれちゃったか…。先輩、ほんとにすごい退魔師さんなんだね。私が叶わないくらいに」

それは自白と観念の言葉だった。彼女の表情から抵抗しようとする気配も見れない。
俺から逃げられないという諦めと自分の正体を見破った俺への素直な関心―その二つが彼女の顔から見て取れた。

「そう、私は悪魔。正確にはその中でもすこし珍しい悪魔なんだけど…。あくまであることに変わりないもんね。」
「どうしてこの学校に潜入した?」
「命令だったの。情報を奪ってこいという命令。学校って憧れてたから楽しかったんだけどなぁ…それも終わりか…」

しゅんとシーリアが顔を伏せる。
その悲しそうな顔を見て、そのかわいさに思わずドキッとしてしまった。
落ち着こうと深呼吸すると教室に入ってきたときの甘い匂いがふわりとした。
さっきより甘さが増した気がするがどうしてか俺はそれを気にするつもりになれなかった。

「ねぇ、先輩!お願い…私、まだ学校にいたいの!見逃して?私のできることなら何でもするから!」

シーリアが俺を見上げて懇願する。
そんなに必死になるのはわからないがその誠意は本当なのか目に涙を浮かべている。
涙目で、上目遣い…。あまりの可愛さに心を打ち抜かれたような衝撃を覚えるが表に出さないように冷静さを保ちつつ彼女への質問をする。

「何故そんなに必死になる…?お前の居場所は悪魔側ではないのか?」
「私…悪魔の力がすごい弱いから悪魔達からも馬鹿にされているの。結界を無視できたのは力で破ったんじゃ無くて私の力が低すぎて感知されなかったから…。それくらい弱いから…だから…私にとって皆がいる此処の方が居場所なの…!」

必死に俺を説得しようと彼女が訴えてくる。
だが、俺の任務は彼女を倒すことだ。此処でその任務を放棄することはできない。
その上、悪魔を見逃すなどは退魔師としてあり得ない行為だ。
わかっている。彼女の言葉がたとえ本当だったとしても見逃していいはずが無い。わかっているのだ。
だが…

「ね!お願い先輩!見逃してくれたら何でもする!!先輩の欲しい情報、私が持ってるか分からないけど、知ってることは何でも話す!先輩が使い魔にするって言うなら使い魔にもなってあげる!本当に、何でも、するから!」

俺に抱きつき必死に訴える彼女。
そこそこ大きく、驚くほど柔らかい胸が無遠慮に押しつけられ、先程から教室に広がる桃のように甘い独特の匂いに似た甘く、しかし一切不快感を与えない匂いが彼女の髪の毛から漂い俺の鼻腔をくすぐった。
―本当に、何でも…?
一瞬俺の頭の中にやましい欲望が首をあげた。
本当に、何でもしてくれるのだろうか?
彼女のような可愛らしい子がそんなことを言うとどうしても性的に感じてしまう。
誘うようなミニスカートと白くまぶしい太ももが俺の頭の中で思い出される。
彼女に視線を合わせればサクランボのように赤い唇と吸い込まれそうなほど大きく綺麗な瞳がのぞいていてー。
ドクン!!と心臓が高鳴った。
何を考えているんだ俺は。悪魔に対して性的な要求など、退魔師がしていいものではない。
とにかく感づかれる前にはなれないと。そんな欲求を俺が抱いてると知れば悪魔が何をしてくるかなど分からない。
俺は彼女の肩に手を置き、彼女から離れようとしてー

「…あれ?先輩…もしかして、欲情しちゃった?」
「―ッ!!」

遅かった。気づけばいつの間にかパンツとズボンで覆い隠されているソレは、堅くなっており離れようとする際にたまたまシーリアの足に当たってしまったのだ。
その上、シーリアが俺の反応を確認するため顔を覗き込んできたとき、とっさに俺は羞恥心から顔を背けてしまった。
これでは肯定しているようなものである。

「…ぁ~…。…いいよ?先輩が、そういうことがしたいなら、それでも。」
「い、いや…そういうわけじゃ…。それにそんな簡単に…」
「いいの。私先輩が相手なら…イヤじゃない…からさ。それで見逃して貰えるなら結果オーライというか一石二鳥というか…」
「いや、だから俺は退魔師だし…」

もじもじと言葉を紡ぐシーリアがまた可愛くてドキドキしてしまう。
動揺と羞恥、それに彼女の魅力に宛がわれて言葉をうまく紡げない。
そんな俺の反応を見てシーリアは突然「あ。」と素っ頓狂な声を上げた。

「そっか。先輩退魔師だから悪魔に自ら性的な要求をしちゃマズいもんね。」
「そ、そう!だからー」
「だから、私が誘惑したり私が先輩に行為を行えばいいんだもんね!」

―なんだって?
すごい間抜けな発言に思わず思考がとまるが彼女は待ってくれない。
俺から離れたかと思うと俺の視界にちょうど全身が収まる位の距離まで下がり、その短いスカートを自らたくし上げてきたのだ。

「なっ…」
「先輩、知ってますよぉ?男の人ってこういうパンチラとか好きなんだよね?もっと見ていいよ?ほら…見・て♡」

たくし上げられたスカートの奥に見える白いパンツ。
むちむちとした太ももに黒いニーソックス。それらが俺の欲望を更に燃え上がらせた。
あまりに可愛く、あまりにエロいその光景に俺の目はシーリアのパンツから目がそらせなくなってしまっていた。
いつの間にか俺の息も興奮して荒くなりこの教室に充満している甘い匂いを何度も肺の中へ送り込んでしまう。

「ねぇ、先輩…♡私の前でオナニー、してもいいよ?」
「なっ…なに、を…」
「だってみてるだけだなんて苦しいでしょ?だからほら、私のパンツを見ながら私の前でシコシコオナニーしてください♡きっととっても気持ちいいよぉ…?先輩は別に私に性的な要求はしてませんし、私が勝手に先輩にパンツを見せて、先輩は勝手にそれをみてシコシコするだけ…♡だから退魔師だからって我慢する必要ないし♡ほら、シコシコしちゃお…♡先輩♡」

いつの間にかシーリアの声がいつもの声から数倍甘い声に変わっていた。教室の匂いも最早教室がピンクの霧に包まれて見えるほど濃くなっており、思考がうまくまとまらなくなる。その桃色の濃霧の中、シーリアを見ているとどうもシーリアが色っぽく見えてしまい、彼女のことしか考えられなくなっていく。
シーリアの言う通りかも知れない。別にシーリアは俺に頼まれてパンツを見せてるのでは無い。勝手にパンツを見せてくるだけ…。ソレでオナニーしても…問題ない…筈…。
そんな思考にたどり着いたときには俺の体はすでにズボンとパンツを脱ぎ捨て、自らの肉棒を握り、シコシコと彼女のパンツを見ながらオナニーを始めてしまってた。

「あはっ♡そうだよ先輩♡何も悩む必要なんて無いの♡私の言葉に従って気持ちいいパンチラオナニーしちゃおうね?ほら、シコシコ♡シコシコ♡」
「ぁっ♡あっ…♡ひぁっ…んくぅ…♡」

ただシーリアのパンチラを見ながらシコシコオナニーする。
彼女の言葉を聞きながら、彼女の言葉に合わせて自らの肉棒を扱く。それだけの筈なのに何故か異常に気持ちよかった。あまりの快感に脳髄が蕩けどんどん退魔師としての常識や持ち合わせている心構えが蕩けていくようにさえ感じる。
どう考えても異常なのに俺の頭はシーリアのパンツを見ることで一杯になり、そんな異常にさえ気づくことができなくなっていた。

「…ぁ~あ、先輩も堕ちちゃった♡」

にやりと彼女が笑みを浮かべる。こちらを小馬鹿にするような笑み。小悪魔の笑み。
ただそんな笑みを見ても俺はもうシコシコすることしかできなくなっていた。彼女の言葉もまともに理解することもできない。

「ねぇ先輩♡気づいてる?この教室に漂う甘い匂い…私のフェロモンなの♡あま~いあま~い私のフェロモン…かげばかぐほどまともな思考が働かなくなって私の事しか考えられなくなっちゃう魅惑のフェロモン♡先輩が入ってきたときからずっとこの悪魔のフェロモンを先輩は摂取して…私のことが大好きな変態さんになっちゃったの♡」
「ひっ…♡ぁっ…んぁあああっ…♡」
「その上私のパンチラには見たものを快楽とパンツの虜にして魅了しちゃう効果もあるの♡このパンチラ魅了されながらオナニーするとその魅了がより深くなって…私の指示が無ければオナニーやめられないお猿さんになっちゃうの♡つまり…先輩は初めから罠にかかってたんだよ?気づいてる?」

もう彼女の言葉が頭に入ってこない。ただ声を聞いているだけで気持ちよくなってしまう。
それでも彼女が【魅了♡】とか【好き♡】とか【変態♡】とか言うとそれだけはいやに鮮明に聞こえそれが脳内で快感信号に変わり全身に流れている。
自分がはめられていた事などもうどうでもよかった。
自分が退魔師でシーリアが悪魔であることも頭から蕩けてしまっていた。
ただひたすら彼女のパンチラを見ながらシコシコとオナニーすることしか考えられない頭に改造されてしまっていたのである。

「あ~ぁ…もう私の言葉も理解できないね♡私は確かに悪魔としての力の弱い淫魔って種類の悪魔ですけど、男の人を堕落させる力は他の悪魔と比べても群を抜いて強力なの♡ほ~ら…パンチラ大好き変態の先輩♡もっとシコシコ早めてよ♡シコシコシコシコ♡シコシコシコシコ♡私の言葉に従うの、気持ちいいよね?悪魔に従うイケナイ気持ちよさ、覚えちゃお?♡」

理性と脳を狂わせる魔性の声が俺の頭の中を蹂躙していく。
気持ちいい。ただ気持ちいい。
彼女の声に従うのが気持ちいい。彼女のパンツを見てオナニーするのが気持ちいい。
彼女のパンチラを見るのが気持ちいい。彼女を見るのが気持ちいい。
強烈な魅了と快感を前に俺の頭はどんどんシーリアの思惑通りの思考に書き換えられてしまう。ただひたすらにオナニーを続けていく俺を見て、彼女は更にもう一つの誘惑を始めた。

「ねぇ先輩♡周りの景色見てみて♡もうピンク色の濃霧で私以外何も見えないでしょ♡これ全部私のフェロモンなの♡一息でもうメロメロになっちゃうくらいとっても濃厚になったフェロモン…だ・か・ら♡先輩がもし深呼吸なんてしちゃうとどうなっちゃうかなぁ?ね、先輩も私のあま~い匂い、嗅ぎたいでしょ?だったらぁ…深呼吸、してみて♡」

見え透いた罠だ。敵からそんな説明をされて普通嗅ごうとする人間はいないだろう。
だが、俺の思考はもう普通では無かった。俺の頭はすでにパンチラオナニーによってシーリアに従う快感を覚えてしまっていた。
更にその魅了の効果でシーリアの事を好きになっていた俺には嗅ぐ以外の選択肢が用意されていなかった。
オナニーしながら一度体中の空気を吐き出し、そして大きく深呼吸をする。

「んんんんんんんっ!!!あへぁぁぁ…♡♡♡」

全身から力が抜け頭が壊れてしまう。そんな快感だった。
深呼吸により体内に入ったシーリアのフェロモンは全身に回り身体中のありとあらゆる快感神経を撫で回す。そして頭に入ったフェロモンは脳を侵食しある感情を強制的に植え付けていく。その感情とはシーリアのことが【好き】という感情…いわゆる恋心である。どんどん好きという気持ちが強烈になり、その好きになった相手が今、目の前でスカートをたくし上げパンツを見せてきて、自分はソレを見てオナニーをしている。
そんな光景に興奮を覚え、俺の手は更に激しく自分の肉棒を扱き続ける。
そしてーついに我慢の限界が近づいてきてしまった。

「ぁ♡先輩もしかしてイきそう?ふーん…イきそうなんだぁ♡ふふっ…そしたら先輩『イかせてください♡』っておねだりしてください♡そしたらイかせてあげる♡どう?退魔師の教示を破って悪魔の私におねだり…する?」

シーリアの口から出された甘い罠の誘惑。退魔師にとってなにより大事なこの教示を捨てるなんてー。
一瞬だけよぎる不安。罪悪感。だがそんなものは彼女の前では無力だった。

「今更我慢しようとしたって無駄だよ、先輩♡ほ~ら…見て♡私のパンツ♡こうやってお尻フリフリしてあげるとぉ…『チラッ♡チラッ♡』ってまるで誘ってるようにパンツが見えてぇ…♡シコシコが止まらなくなって…♡快感とパンチラが結びついてだんだんパンツを見てるだけで気持ちよくなっちゃう♡手も止まらない♡止められない♡止めたくない♡だ・か・ら♡もう諦めてパンチラオナニーでシコシコ射精しちゃお?ね?パンチラ大好きな変態の…セ・ン・パ・イ♡」

彼女にすこし誘惑されただけで、思考が瞬く間にシーリア色に染まっていく。
パンツを見ただけで快感が走るようになり、脳内の快楽物質が異常に噴出される。
快感信号が滅茶苦茶に全身を走り、ただ射精のことだけを考えさせられる。
そんな状態で我慢なんて、できるわけが無かった?

「…かせて…ださい…」
「ん?何か言いました?先輩。ほら、もっと大きな声で、情けなく。私が納得できないおねだりしたら…一生射精できない魔法をかけちゃおうかな~?ふふっ…ほら、もう一回、言ってみて♡」
「ぉ…お願いしますシーリア様!ぱ…パンチラオナニーで…イ…イかせてくださいぃいいいいい!!♡♡♡」
「…くすっ♡いいよ♡イっちゃえ、ばーか♡」

彼女の許可と共に魂に何かが巻き付くような感覚を覚える。
だが、それよりも先に精液が上がってきてー

「ッッッ~!!あっ…ぁあああああああああっ!♡♡イッ…ひぁああああああああ!♡♡♡」

びゅるるるるるる!

言葉の誘惑にあらがえなかった。
彼女にすこし射精を煽られただけで俺の我慢は簡単に決壊してしまった。
凄まじい勢いで精液が放たれ脳がピンク色に染まり腰がガクガクと震えてしまう。
びゅるびゅると出続ける精液。1分近く出続けた射精が収まったとき、俺はすこし理性を取り戻していた。
なんてことをしてしまったのか。
悪魔の囁きに唆されて彼女の言いなりになってしまうなんて。
罪悪感と羞恥心が俺の心に重くのしかかる。

「ぁ…く…くそ…!よ、よくも…!」
「あれ~?私はパンツを見せて言葉を話しただけだよ?私のフェロモンの中で深呼吸をしたのも、私のこんなあからさまの魅了攻撃から逃げなかったのも全部先輩♡私のパンツを見てシコシコする先輩、可愛かったよ♡」
「ッ…や、やめろッ…!」

チラリとパンツを見せてウインクしながら悪戯っぽい笑みを浮かべて舌をペロリと見せてくるシーリア。その可愛さに心を打ち抜かれ、パンツを見ただけでゾクリとした快感が走る。いくら理性を取り戻しても魅了された体も彼女に覚え込まされた快感もその記憶も抜けることは無い。現に彼女を見ているだけで【もっと彼女に虐められたい】【もっと彼女に弄ばれたい】【もっと彼女に魅了されたい】という欲望がわき上がってくる。体も脱力し攻撃もできず、集中力が乱れて退魔術も使うことができない。
理性が戻ってきても絶体絶命であることに変わりは無かった。
そしてそんな俺を見てシーリアは更に別の行動を開始した。

「ふーん…でも先輩…私のパンツを見ながら射精したてのおちんちん勃起させて…説得力無いよ?だから先輩のこと…もっと気持ちよくして素直にしてアゲルね♡」
「なっ…なに、をー…っ!?ひぁっ…!?♡」

シーリアは俺を床に寝転がらせるとその黒いニーソックスに包まれた足を持ち上げ俺の肉棒を踏んできた。痛くないように力加減をし、すりっ…とニーソックスの生地の感触を味合わせるような動き。柔らかなシーリアの足裏が俺の肉棒に押し当てられ頭を蕩けさせてしまう。
悪魔に踏まれて感じてしまうと言う、背徳感がより一層快感を煽る。

「あっれぇ~?先輩♡悪魔に踏まれて感じちゃうんですかぁ?ほ~ら…すり…♡すりすり…♡気持ちいいでしょ先輩♡悪魔の足コキ♡とっても気持ちいいでしょぉ?♡もちろんこれも魅了効果付きだよ♡私の足コキされながら気持ちいいって先輩が思うほど、先輩はどんどん私に魅了されちゃうの♡だから、先輩♡私を倒したいなら足コキ我慢して抜け出さないとぉ…戻れなくなっちゃうよ♡」
「そんなっ…ひぁっ…んくぅ…♡ぁああああっ…♡」

小馬鹿にするようなクスクス声で笑いながらシーリアが足コキを続ける。
どんなに我慢しようとしても無理だった。頭の中がドロドロになっていき、ただ足コキされているだけなのにひたすら気持ちいいという気持ちを植え付けられる。それと同時に魅了の効果が頭の中に滑り込む。シーリアがどんどんどんどん魅力的で、可愛くみえてしまう。
抜け出そうとしても彼女が微笑むだけで力が抜ける。彼女になら馬鹿にされたいと思っていしまう。彼女の足コキを受け続けたいと思ってしまうー。
そしてそんな俺の心を見透かしたシーリアはクスリと笑って言葉を続ける。

「ま、今の先輩はもう気持ちいいことから逃げたくないただの変態さんだもんね♡それに、もし仮に気持ちいい事を我慢しようとしても、先輩は我慢できないの♡だってほら、先輩…み~て♡」
「うぇ…ぁっ♡あひぁああああっ♡」

シーリアに言われて見上げる。
シーリアは片足で足コキを続けながら片手を腰に当て、もう片方の手でスカートをたくし上げていた。さっきまで魅了されオナニーさせられていた魔性のパンツ。ただそれを見ているだけでも先程までの自慰の快感を思い出し全身に快感が走る。いくら足コキの快感を我慢してもパンツを見ているだけで”気持ちいい”という感覚を強制的に感じさせられてしまう。
汗のためか、しっとりとした足裏がニーソックスのしゅりしゅりとした感触と共に肉棒に擦りつけられ、その足の指が亀頭を責める。
かと思えば足指で器用に竿を掴み扱いてきたり、触れるか触れないかの距離で優しくなでてきたり、爪先で裏筋を擦られたり…
シーリアの足コキも気持ちよさを我慢できる物では無く、快感に此方が慣れないように変幻自在に感触を変えてくる。
あまりの気持ちよさに思わず全身をのけぞらせようとすると今度は優しい快感で脱力させてくる。
あまりの気持ちよさに大切な何かが徐々に自分の中から消えていく感覚があるのにそれを脅威と思うことさえできなかった。

「すっかりメロメロって感じね♡私の足コキで心の中まで魅了されて…よかったね先輩♡パンツ見せながら足コキなんて、普通の人はやってくれないよ?」
「ひっ…おっ…うへぁあああっ…」
「あ~ぁ…もう涎も垂らして…もう先輩の退魔師としてのプライドも教示も私への崇拝や愛情で埋め尽くされちゃったね♡わかる?先輩?今私先輩の退魔師であろうとする意思を全部精液に溶かしちゃったの♡今ならまだ取り戻せるけど射精したらもうおしまい♡先輩は二度と退魔師に戻れなくなって代わりに私の奴隷になっちゃうんだよ?だ・か・ら…がんばって耐えないと♡ほらほら先輩♡可愛い可愛い後輩の私からのお願い♡頑張って耐えて♡」
「ひっ…ぁ…が、頑張る…」

もう彼女の言葉をまともに理解することもできない。
自分の大切な物が全て抜けおち、代わりにシーリアのことしか考えられない。
シーリアが喜んでくれるならそれだけで幸せ。
だから、シーリアが頑張れって言うなら…頑張らないと…

「ま、そんなこと言ってももうこれでおしまいだけどね♡ほら、先輩行くよ~?…ぐりぐりぐりぐり~♡♡♡」
「アッ…まっ…ひがぁあああああああああああああっ♡♡♡」

彼女はにやりと笑みを浮かべると俺の両足を掴んで固定しそして足を肉棒に押し当てブルブルと刺激を高速で与えてきた。それは電気あんま。もう限界を超えて我慢している体には我慢を打ち砕く致命的な快感だった。
一気に精液が上がってくるのが分かる。尿道を通りすぐそこまで出かかっているのをシーリアに我慢してといわれたので必死に我慢する俺。
だがそんなこともお構いなしに続けられる電気あんまによって暴力的なまでの快感が股間から全身に響きそして一気に射精欲が湧き上がる。

「もう!!むり…むりぃいいいいいい!!♡」
「クスッ…♡いいよ先輩♡最期に私のパンツを見て大きく深呼吸してイっちゃおうか♡ほら、息を吸って~♡」

言われたとおりパンツを見ながら息をすう。
ただでさえ電気あんまだけでも壊れそうな快感に心にまで刻まれたパンチラオナニーの快感のフラッシュバックがシーリアのパンツを見ることで発生し、更に息を吸うと甘すぎるフェロモンが肺から全身に染みて。
外側と心と内側から同時に快感が、きてー

「ばーか♡ほらほら出しちゃえ♡お馬鹿で間抜けな…セ・ン・パ・イ♡」
「ぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!♡♡♡♡」

ものすごい勢いで精液がでた。まるで爆発した水道管のように大量の白濁液がびゅるるるるるるっと尿道からはなたれる。
気持ちいい。気持ちいい。気持ちいい。
ただそれだけに埋め尽くされ、シーリアの邪悪な、しかし可愛すぎる笑みを見ながら、俺の意識は堕ちたー。



「せんぱ~い♡聞こえますか~?」

声が聞こえる。自分が起きてるのかさえ分からないほど意識が混濁としているのに、その声ははっきりと聞こえ、何よりも大切に感じた。

「ぁ、聞こえてるみたいね♡すっかり堕ちちゃったみたい♡じゃあ今の間に奴隷宣言しちゃおうか先輩♡ほら、先輩は誰の物?先輩の言葉でお・し・え・て♡」

誰の物…?決まっている。
俺はもうシーリアのものだ。シーリアのために動きシーリアのために何でもする。シーリア以外に大切なことなんて…
あれ、なにかあったような…。
俺が思い出そうとすると共に何かピンク色の光が俺を包んだ。
その瞬間はっきりとした。
シーリア以外に大切なことなんてあるわけない。
そうだ、俺は彼女の奴隷なのだから…

「奴隷契約完了♡これで先輩も私の物だね♡これからも先輩からは退魔師の事とか基地とか聞かないといけないことが多いからね~♡これからも沢山、教えてね♡セ・ン・パ・イ♡」




それから数年後、退魔師の学校は全てただ一人の悪魔によって落とされ本部もほぼ陥落。
世界は悪魔が支配し、退魔師学校は退魔師の素質のある生徒を集め悪魔の練習台にする為の施設になっていた。
そしてその学校の上に降臨する女性の悪魔は常に青年の退魔師を引き連れ彼女はその退魔師と共に世界を支配したと言うが…
それはまた、別の話である。

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炼金术

王都の南区画、ラウフ職人区。屈強な肉体の鍛冶屋や金属加工職人が集う、他の区画より質素で狭い入り組んだ路地のような街中で、ライザは錬金術の素材を買い漁りながら、四方八方から降り注ぐ男たちの視線を楽しんでいた。

(あははっ、やっぱり職人さんたちのエネルギッシュな視線、好きだなあ…。有り余ってる元気を全部、あたしが貰っちゃいたいなあ♡)

 今日は誰に声をかけようか、と悩んでいると、前方から身長190cmはありそうな長身の職人が歩いてきた。職人は他の男と違わず、ライザの太ももに視線を奪われたようで、運んでいる樽を頻繁に地面に置いて目線を下げ、ライザの下半身を視線で舐め上げてくる。
 ライザは今日一番の熱い視線に舌舐めずりをすると、職人に小走りで駆け寄って声をかける。

「こんにちは!…たるいっぱいで重そうだけど、大丈夫?」
「おう、大丈夫だ。王都の正門からずっと担いできたからちょっと疲れちまってよ。」
「そっかぁ、大変だね!
 ……目の前の錬金術士に、視線奪われちゃうし、本当大変だよね?♡
 あたしとちょっと休憩、しない?♡」
「…っ、そうか君があのライザちゃんか。でもな、俺まだ仕事中だからな……。」
「大丈夫だよ、終わったらあたしも仕事手伝うから!
 ね……こーこ、我慢できないってパンパンになってるよ?♡あたしに付いてきて、ほしいな♡?」

 目の前でライザが谷間をたわませながら誘惑し、彼女のグローブから覗く人差し指が、張り詰めた男の股間を素早く、的確になぞる。男の本能を昂らせ、理性をねじ切るような誘惑に、元々ライザに視線を奪われていた男が耐えられるわけがなかった。

 男が無言で頷き、たるを道端に寄せると、ライザは職人を手招きし——職人区の路地裏にある、階段の影へ連れていった。この階段は普段使われていない鉄塔へ行くためのもので、人通りはほぼなく、周囲は倉庫に囲まれており窓から見られることもない。とはいえ、人が往来する路地からは10mも離れておらず、大声をあげると気付かれるのは必至だった。

「あたし、声我慢しないとバレちゃうくらいスリルある方が興奮するんだ♡まあ、あたしは我慢させる側なんだけど♡
 ねえ……さっきはあたしの脚をじーっと見てたよね?王都の華奢な女の子とは全然違う、あたしの太くてむちむちの太もも♡これくらい肉付きいい方が、好きなんだよね?♡」

 ライザは男を路地裏の壁際に追い詰め、密着すると、左手で男の全身を撫で回しながら、右手で嬉々としてズボンのチャックをおろし、ペニスを取り出す。

「わぁっ♡背の高い男の人って、おちんちんも大きいんだ…!あたしと路地裏で2人きりになっておちんちん触られて……とっても興奮してくれてるんだね、嬉しい♡
 早速あたしの太ももで……挟んであげる♡
 ……って、あれ??んっ、よいしょっ……あはは、届かないや。あなた、本当に背が高いんだね。」

 むっちりした体型とはいえ、平均よりずっと長い脚を持つライザ。それでも、長身の男のペニスは彼女の太ももから大分高い位置にあり、ライザがかかとを持ち上げて背伸びをしても、精々ホットパンツにペニスが擦り付けられる程度だった。
 ライザの太ももに刺激される直前で寸止めを食らった男が、我慢できないとばかりに膝を曲げて腰とペニスの位置を落とそうとすると——ライザはそれを制止する。
 その瞳は、いたずらを思いついた小悪魔のように輝いていて。


「あたし、いいこと思いついちゃった。あなたに最初から膝曲げてもらって、あたしの太ももで挟むより———
 別の方法で腰砕けになるほど気持ち良くしてあげて……♡膝ガクガクになって降りてきちゃったあなたのおちんちんを、太ももでトドメさしちゃう方が……興奮するなあ♡」

 王都に来てから1ヶ月でどれほどの男を狂わせたかを物語るような、クーケン島にいた頃のライザからは想像できないほどの淫乱な表情から発せられる甘い声は、”ライザにされるがままになるのが一番気持ちいい”と男の本能に理解させ、男を棒立ちにさせるのには十分だった。
 自分の言葉ひとつで男の興奮が高められていくのを見て、ライザの背筋にもゾクゾクした快感が走り、高揚していく。ライザは一度男から離れると、くるりと反転して男に背を向けた状態でつま先立ちになってから、ゆっくりと近づいていき———

 ぎゅぅぅぅぅ。背伸びした状態でホットパンツにペニスが当たる、つまり後ろを向けばライザの豊満すぎる臀部がペニスを飲み込むということを意味していた。

「!?……ライザちゃんのお尻でっ……これ声でちゃうっ……うぁぁっ♡……んんっんんんんっ♡」
 服ごしとは思えないほど直接伝わってくる肉感と、豊満なサイズに見合わずみっちりと締まった尻肉の谷間による刺激は、男の想像を遥かに超えていた。快楽を逃すべく喘ぎ声を発するのを止められず、——性交の際に喘ぎ声を抑える女性のように、——自分の手の甲を噛むようにして声量を抑えるのが精一杯だった。

「うんうん、街中でえっちな声出したらダメだからね〜♡あたしが全部気持ち良くしてあげるから、あなたは頑張って声我慢しててね?
 ———あたしのお尻、すっごい気持ちいいでしょ?♡あたしのボディラインから拳一個分くらいはぷるんって突き出してて、ただ立ってるだけで大きくてえっちなのが分かっちゃうお尻♡」

 ライザは小声でセックスアピールを続けながら、背伸びしていた踵を上下させる。持ち上げていた踵を下ろすと、ライザの臀部はペニスの根本まで降りてきて、快感が少しだけ緩む。しかし、再び背伸びを始めると、ペニスが徐々に尻肉に挟まれ、強烈な圧迫を受ける。その圧迫感が徐々にペニスの先端へとずり上げられていき———尻肉が往復する度に、ペニスからカウパーが搾り出され、瞬く間にライザのホットパンツを濡らしていく。

「あっ♡あたしのホットパンツがぬるぬるになっていくの、分かるよ♡あたしのホットパンツ、お尻にピッタリくっ付いてて、生でされてるみたいでしょ?ウエストサイズに合わせてるせいで、あたしのお尻だとパツパツになっちゃうの♡お尻に生地引っ張られるせいで、股下もすっごい短くなって……左右のお尻の膨らみ、隠しきれずにチラ見せしちゃってるの♡ここをじーっと見ちゃう男の人も多いんだよね♡」

 男が感じるホットパンツの魅力は、それだけではなかった。
 街中でライザを見たときから不思議に思っていたが、尻肉の谷間の部分だけホットパンツの生地が妙にテカテカしている。それに、今ペニスを擦りあげているホットパンツの感触も、谷間の部分の生地だけが、何度も摩擦されたように滑らかだ———おそらく、何度も、何度もこの服で男のペニスを擦り上げ、昇天させてきたのだろう。
 現にライザは、後ろ向きで刺激しているのに、一切ペニスの位置を確認することなく、感触だけで男の反応を読み取って的確に上下運動を続けている。その様は、20前後の女性とは思えないほど妖艶で——

 男がライザの尻コキとそのテクニックに夢中になっていくのを感じ取ったかのように、ライザは更なる刺激と誘惑を与える。
「……すごいビクビクしてるね♡腰もだんだんガクガクしてきたし…。
 ほら、見て?あなたの腰がガクガクになって、あなたのおちんちんが降りてきたから——あたし、もう背伸びしてないよ?♡背伸びしなくても、膝曲げるだけでお尻でおちんちん虐めちゃってるよ?♡
 もうちょっとで、太ももまでおちんちん降りてくるかな?♡———じゃあもっと♡お尻をぎゅーーって締めあげちゃう♡」

 ライザの尻肉にペニスが挟まれた状態のまま、谷間が狭くなっていき、ペニスが締め付けられる。加えて、ライザの上下運動が細かく早くなり、尻肉の中で振動するような感触がペニスを襲う。これまでの快楽はお遊びだったのではないか、というほどの逃げ場のない意地悪な快楽に、喘ぎ声が我慢できなくなる。

「んんんっ!♡んんっ……イきそっ……んんんっ!♡」
「やっぱりあなたもコレ、我慢できないんだ?♡どんどんおちんちんの位置下がってくるね♡もう立ってられないね♡
 それで———どうしよっか?このままお尻で我慢できなくなっちゃう?ホットパンツでゴシゴシぎゅーってされて、イっちゃう?♡
 それともやっぱり、あたしの太ももに挟まれたい?♡街中で理性吹っ飛ばされて、じーって見ちゃったあたしの太もも♡
 あなたの下半身、もうどうしようもないくらいに腰砕けになってるから♡あたしがちょっと背伸びしたら、おちんちん挟んであげられるよ?♡あたしの生脚太もも味わいながら、あたしの脚をあなたの精子まみれにしてみたい?♡
 ———返事、できないよね?口塞いでないと声出ちゃうから♡
 じゃあ、こうしよっか。あと5秒、本気で尻コキするから♡それが終わったら、太ももコキに変えるね?♡」

 ライザは臀部を一層キツく締め上げると、小刻みだった上下運動をやめ、乱暴なほど激しく上下させはじめる。男は背中を石壁に押し付けられ、これまで腰の遊びで逃がしていた尻コキの圧力を全てその身に刻み込まれる。
「ごー♡……よーん♡………さーん♡……」
 ライザは更に、腰を左右に捩る。ただ挟むだけだった左右の尻肉がペニスに押し付けられ、圧倒的な物量でペニスの横っ面を刺激する。またひとつ快楽の次元が上がったことで、男は完全にライザの魅力に飲まれる。
「にー♡……いち♡……」

 上下左右に動き回る尻コキで何をされているか分からない、ただただ気持ちいい。唯一分かるのは、この快楽はライザに与えられているもの……
「ぜーろ♡」
 
びゅっ!びゅくっ!!どぷどぷどぷっ………!

 快楽に飲まれて前後不覚になった男は、ライザに甘くカウントダウンを囁かれて反射的に射精してしまう。勢いよく飛び出した精液は、重力に逆らってライザの上着や背中を汚していく。
 ライザは少し驚いた後おだやかに笑い、射精を続けるペニスに臀部を強く押し付ける。男は全身を石壁に押し付けられ、ライザの尻肉がペニスをプレスする。只々ライザの臀部の肉感を伝えるだけ。それだけで男の絶頂は引き伸ばされ、ライザのホットパンツとペニスの隙間が白濁液で満たされていく————

 ようやく射精が収まり、未だ硬いペニスが尻肉から解放される。男は息を整え、ようやく口を塞いでいた自分の手を離そうとした瞬間———

 にゅるん、と精液まみれのホットパンツがペニスの上に向かって持ち上がる。それはライザが背伸びしていることを意味していて———男がライザの動きを理解する前に、ペニスは目の前にきた太ももの間に捕縛される。
「ラ、ライザちゃん!?イったばっかりでああっあっあぁぁっ♡」
 男の反応は、ライザの太ももが前後した瞬間に喘ぎ声に変わり、再び口を塞がざるを得なくなる。

「えー、だってあなたのおちんちんまだこんなにガチガチだし♡あたし、お尻か太ももか片方だけなんて言ってないよー。あたし、あなたがいっぱい見てた太ももで気持ち良くしてあげたいな♡何より———」

「——あたしの太ももコキ、すっごい気持ちいいよ?♡服越しじゃない、あたしのむちむちの生太ももで直接おちんちんを挟んじゃうの♡みんな、腰が勝手にヘコヘコ動いちゃう太ももコキ♡あたしの太ももでしか射精できなくなる人もいるんだよ?♡」

 この1ヶ月の経験から、ライザは自分の太ももに絶対の自信を持つようになっていた。
 初めてアトリエで射精させた男ばかりでなく、出会った男のほとんどが、太ももの誘惑に耐えきれず、太ももコキで射精してしまう。最初の頃はその悩ましい肉感でゴリ押しのように刺激するだけだったが、次々と男を悦ばせる術を身につけ、今や自在に快楽を操り、射精のタイミングも量も思うがままとなっていた。
 
 ライザはペニスを優しく挟み込んだまま、ゆるゆると腰を前後させ、ペニスを扱きあげる。むっちりと膨らんだ腿肉は、脚で挟まなくても十分なホールド力を持っていて、ペニスの左右をライザの肌が這い回る。各地に冒険に出かけているにも関わらず、ライザの太ももには一切の傷やシミはなく、柔らかくきめ細かい肌がペニスに均一で絶妙な強さの摩擦を加える。

「ふふふ、イったばっかりのおちんちんはこれだけでも刺激強すぎるかな?♡これ、あたし太ももを締めたりしごいたりしてない、ただ立ってるだけ、腰をちょっとだけ前後してるだけなんだよ?想像してみて?♡街中でお買い物中のあたしの太ももにおちんちん突き立てて、腰をヘコヘコするの♡それだけで、こんなに気持ちいいんだよ?♡
 ……おちんちん、さっきお尻で挟んでる時くらいの硬さに戻ったね♡ほら、やってみよう?あたしの太ももに向かって、腰をヘコヘコ♡あんまり激しくすると声溢れちゃうでしょ?♡ゆっくりだよー。」

 誘惑に耐えられず、男の腰がカクカクと動き始める。1秒に1往復する程度の揺れのような腰振り、与えられる快楽も先ほどライザが腰を降っていたものと変わりない。——それでも、ライザの太ももで快楽を貪っている、という実感が男の情欲を際限なく高めていく。
 
 快楽に耐えながら腰を降っているうち、ライザは太ももの締めかたを次第に変化させていく。
 太ももにペニスが入っていく時は、侵入を拒むように太ももが締まり、腿肉をペニスがかき分け、柔肉の中に飲みこまれる感触を存分に味わされる。ペニスを押し込んで太ももの中に挟まれると、ふわふわと蕩けるほどに優しく挟みこまれ、プルプルとした肉感に刺激を高められる。
 太ももからペニスを抜く時は、その逆。ペニスを離さないように全体がキツく締め上げられ、ペニスが太ももから抜ける瞬間だけ、優しく名残惜しそうに柔らかく包み込まれる。
 ———むちむちの肉厚太ももだからこそできる、優しく柔らかい挟み方と、肉感で圧迫する強烈な太もも締め上げの二面性。ペニスの動きを完全に把握し、太ももの締め方や向き、角度まで調整するテクニック。ライザにしかできない極上の太ももコキは、まるで——

「——おまんこみたい、でしょ♡あたしの太ももコキ♡
 頑張ったんだよ?街中であたしとえっちしてるって思ってもらえるくらいに、太ももだけで気持ち良くなって欲しいから♡あたしとラブラブえっちごっこ♡このままあたしのテクに溺れて、ゆったり刺激されちゃう?♡
 それとも———えいっ♡」

 ライザが突然男にもたれかかり、再び壁側で密着する体制になる。ライザの太ももがペニスを根本まで飲み込み、——その状態で、ライザが右足を持ち上げ、両脚をクロスさせる。
 男の塞いだ口から、一際甲高い喘ぎ声が漏れる。塞いだ部分から唾液が溢れて、ライザの肩へ、胸元へポタポタと垂れる。
 これまで、ライザの豊満な腿肉の厚みと足の付け根だけで調整していた太ももの締め付けが、クロスした脚によって物理的に狭まることで、一層強烈な締め付けへと変貌する。
 加えて、脚をクロスしたことで、太ももの裏側——筋肉と脂肪の比率が見事な感触を生み出す、最も肉付きの良い部分——が内向きになってペニスを挟んでいる部分に加わり、ペニスの根本をとろけるような肉感が襲う。

「……すっごい反応♡こうやって、壁ドンされたまま太ももコキされちゃうの、好き?♡
 これ、テクニックなんてどうでもいいから、あたしの太ももにめちゃくちゃにされたい、って思ってる男の人が悦んでくれるの♡
 今度はあたしが腰振ってあげるね?♡太ももレイプ♡してあげる♡」

 ライザの腰振りは、お互い服を着ていなければ、パン!パン!と尻肉が打ち付けられる大きな音が出ていたであろうほど、激しいものだった。強まった太ももの締め付けと、太ももの裏肉によって質的・量的に高められた太ももの刺激が、強烈な腰振りによって快楽へと変換され、男の身体中を焦がす。密着して変形し、さらに深みを増した太ももから、亀頭は顔を出すことも外に抜くことも叶わず、太ももの中でされるがまま、滝のようにカウパーを吐き出し続ける。
 既に腰砕けになり、片手で口を塞いでいる男は、片手を壁に突き立て、必死に体勢を保つ。すでに尻コキで射精したことを忘れるほどに、男の脳もペニスも太ももの快楽に飲まれながら、男は敗北感・被支配感を味わっていた。テクニックはあくまで射精のバリエーションを増やすだけ、ライザがその気になればこのように、簡単に太ももで蹂躙されるのだ。


 目をチカチカさせながら太ももコキに犯される男を、ライザは更なる快楽へと叩き落とす。
「ちょっと下向いてみよっか。分かる?あたしのおっぱいがめちゃくちゃに揺れてるの♡ブラウスの胸元で、おっぱいの谷間が蛇みたいにぷるん、ぷるんって動いてるの♡ねぇ、この大きいおっぱい、あなたの両手で触ってみない?太ももコキされながらおっぱい揉み揉み♡すっごく柔らかくて、あたしが触る時も触るのやめられないくらい、最高だよ?♡
 ———口塞げなくなるから声出ちゃう?それなら、ここで塞ぐのはどうかな?♡
 あたしのうなじ♡あなたが腰ガクガクになって、あたしと同じくらいの顔の高さになっちゃったから今ならここ、使えるよ?♡自分の手より、あたしの首筋の方がきっと美味しいよ?♡」

 引き締まった白いうなじ、プルプルと揺れる大きすぎる胸。尻と太ももだけで狂わされ、いっぱいいっぱいだった男は、ライザの身体が持つ快楽のほんの一部しか味わっていないことを実感する。そんな状態でライザの誘惑に抗えるはずもなく——口から手を離してうなじにしゃぶりつく。
 呼吸が荒くなっていた男は、ライザのうなじに吸い付いた途端に、鼻腔をライザの匂いに支配される。夏場の汗ゆえか、ライザの女性的すぎる身体が発するフェロモンか、神経をくすぐるような爽やかな香りと、オスを惹き寄せる甘ったるい香りのブレンドが男の嗅覚を支配する。
 フェロモンに狂わされたまま、手についた唾液を拭うこともなく、ライザの巨乳を下から鷲掴みにする。鷲掴みとはいっても、長身の男の手を以ってして、手に収まるのは精々胸の膨らみの半分程度で、男の視界に映る上乳は、相変わらずライザの腰振りとともに暴れ回っている。
 ライザの巨乳は固体とは思えないほどゆるゆるで柔らかく、鷲掴みにした下乳もライザの腰振りと一緒に手の中でふるふると揺れて、触っている男の方が興奮を高められてしまう。

「んっ♡やっぱりあなたの手、大きいね♡おっぱい下から持ち上げられちゃってるっ……♡
 すっごい柔らかくて、溢れちゃいそうでしょ?♡おっぱいと太もも、あたしの身体全部一緒に味わって♡」

 ライザの太ももコキが更に激しくなる。ペニスが腿肉の中で捻るように出し入れされ、今日何回目かわからない、これまでの人生で味わったことのない極上の快楽によがり狂う。
 強烈なフェロモンを発するうなじ——柔らかく、手に収まらないほど大きい巨乳——ホットパンツ越しに精液を搾り出し、今なお下腹部に打ち付けられる臀部——そして、むちむちで変幻自在、凄まじいテクニックでペニスを狂わせる太もも。———どれか一つでも持っているだけで、極上の女体となりうる魅力を全て兼ね備える、ライザの肢体。
 キャパオーバーどころではない、限界の5倍、10倍の快楽を与えられ続けた男は、限界が近いことをライザに伝える。

「……ぷはぁっ…ライザちゃん…も、むり……イかせて…!あっあっあぁっんんんっ!♡」
「そっか、もう出しちゃうんだ?♡じゃあ最後に、あたしの太ももがもっーと好きになっちゃうコト、してあげる♡」

 ライザはにこやかに微笑むと、少しだけ前屈みになり——左脚に着けたレッグポーチのベルトに手をかける。
「あたしの太もも、むちむちで気持ちいいでしょ?♡このポーチのベルトでちょっとお肉を盛ってるんだよね。そこで質問!——このポーチをもっとキツくしたら、どうなっちゃうかなあ?♡」

 勝ち誇ったような、耳をくすぐる甘い声による質問とともに、レッグポーチの留め具が一度外される。同時に、左太ももからペニスに伝わる圧力が急に弱まり、男は戦慄した。
 留め具のあるなしで、こんなに太ももの感触が違うなら……留め具をこれ以上キツくされたら——————!

「はい、ベルトぎゅぅっ♡太もも、むぎゅぅぅぅ♡」

 ポーチのベルトが再び締められ、今までの留め具の位置を越えたあたりで、男の身体が痙攣する。元からむちむちだった腿肉が、更に寄せあげられ、腿肉の密度と弾力が一変する。ベルトの部分と脚の付け根の間、今ペニスを包みこんでいる最も肉厚な部分が、一気に盛り上がり、強烈な弾力で硬いペニスを押し戻す。
 これまでとはまるで違う感触だった。これまでは、クロスしてペニスを締め上げる右脚の太ももの方が、より強い快楽を生み出していたが、左太ももの圧力が同等以上となったことで———この世のものとは思えない、至高の太ももサンドイッチとなってペニスを蹂躙する。

 ライザは素早く姿勢を戻すと、ラストスパートと言わんばかりの激しい腰振りを再開する。ペニスは太ももの中に飲み込まれ、カリ首を中心に激しくしごかれる。ライザの臀部が、ホットパンツにこびりついた精液を撒き散らしながら打ち付けられ、男を壁に磔にする。ライザの巨乳は、揉みしだく男の両腕をその感触による快楽で蕩けさせ、ペニスの快楽を上半身に逃すことを許さない。鼻と口はうなじに埋められて何も感じられない。そして、耳はライザの甘い言葉責めを受け続ける———

「もうイっちゃう?♡昼間からお仕事サボって、路地裏で全身えっちなあたしに気持ち良くさせられちゃう?♡
 さっきあたしの太もも見ながら、想像してたより、ずっとずーっと気持ちいいでしょ?♡ホットパンツでお尻に簡単に出しちゃって♡おまんこみたいな太ももコキテクでよがって♡きっつきつの太ももにおちんちん締め上げられて、めちゃくちゃにされて♡
 あたしのムチムチなおっぱいとお尻と太もも、ぜーんぶ味わいながら、昇天しちゃえ♡
 ———イっちゃえ♡」

 ビュゥゥゥゥゥ!!ビュッ…ビュッ…ビュッ…!

 ライザのうなじで男が唸るような喘ぎ声を上げながら、太ももの間から精液が撒き散らされる。太ももで狂わされ続けたペニスが放つ精液の勢いは凄まじく、路地裏の逆側の壁に精液が飛び散るほどであった。
 ライザは射精中に太ももを揉み込むように前後させ、優しく搾り出しながら、更なる太ももコキのバリエーションを男に示していた。これほどの快楽を与えても、未だライザの太ももコキの一部しか味わっていない——文字通り射精中は昇天していた男がそれを知るのは、次にライザに声をかけられた時であった。




 アトリエに帰り、王都の地図を見ながらライザは今日の出来事を振り返る。
「うーん、やっぱり男の人を気持ち良くするの好きだなあ♡あたし、太ももでするの才能あるよね!
 でも、そうだなあ…。これまでは皆、おっぱいが好きとか太ももが好きって、既にフェチな男の人ばっかりで……あたしの手で、フェチ変えちゃうのも楽しそうだよね…!それなら———」

 ——若い子の方がいいよね♡
 ライザの目は、地図の”学園区”の文字を捉えていた。

「んっ...あぁぁっ......足で.......でっ......るっ!」

ドクッドクッ・・・ドプ・・・

「ちゅぷっ・・・せんせー・・・これ本当に好きなんですねぇ・・・♡」

水曜日の早朝、離島の外れの、今は使われていない公園で。
ベンチに座った志摩さんの小さな足が、粘度の低い精液で汚れていく。

朝早くに出て、昨日結んでしまった契約通りに志摩さんを迎えに行くと、この公園の場所を指示されて。
公園に着いてすぐに、月曜日の放課後と同じ、床に跪いた体勢で背面からの耳舐めと、足コキ。「今度は寸止めしなんて、しませんからね・・・」と囁かれながらペニスを刺激され、絶頂までに5分も保たなかった。


「はあっ・・・はあっ・・・・」

「せんせー、昨日の夜、手であんなに出したのに・・・。足、やっぱり好きなんですね・・・」

使い物にならなくなった靴下を履き替えながら、志摩さんがこちらを煽ってくる。

「ふふっ・・・私は足でするの、好きですよ・・・。せんせーが幸せそうな顔でイッてくれるから・・・。
 さて、学校に行きましょう・・・?」

「あ、、うん。そうだね。。」

気付けば、朝7時を回っていた。
志摩さんを車から下ろすところなど、他人に見られては事だ。
俺たちはすぐに学校へ行き、俺は職員室で授業準備、志摩さんは朝読書という体で始業時間まで過ごした。

志摩さんから必死に目を逸らした月曜日、欲情を必死に抑えていた火曜日と打って変わり、
今日は本当の意味でいつも通り、学校で職務にあたることができた。
志摩さんも、2人でいるときの誘うような目線や、性を煽るような仕草を見せず、優等生然としていた。

放課後。
志摩さんは何事もなかったかのように俺に挨拶し、本を片手に下校していった。
明日の授業の準備を終え、帰宅する。

診療所の勤務を終えた先輩を迎えて一緒に夕食をとる。テーブルいっぱいの料理を前に、子供のようにはしゃぐ先輩を見ていると、大学時代必死に料理スキルを磨いた甲斐があったな、と思う。
食事を終え、互いの部屋で入浴する。
そのあと、髪が濡れたままの先輩が穴を潜って再び俺の部屋に戻り、縫合の練習をする。少しの酒を交わしながら、会話が弾む。
距離感ゼロのようで、分別のある関係が心地良い。4,5日ぶりの平穏な日常を噛みしめていた。
すると、酒を一口飲みながら先輩がこちらを見つめてくる。

「後輩よー。その朝早くに出る生活、ずっと...続くのか?」

俺の目でも分かるくらいの、寂しそうな顔。

「...大丈夫、です。高校受験も近いから、今だけ朝自習をすることになって。
 年明けには、彼女たちも自分でペース掴めるだろうから。それまでです。」

「へへっ...だよなー!後輩は、あしゅみーの行ってらっしゃいのキッスが欲しいもんなー!」
「うぇぇぇっ!?先輩、酔いすぎですよ!?」

この嘘だらけの早出の言い訳を、きっと真実にしよう。隣に座る先輩を見ながら、そう考える。
きっと、年明けには。俺もいい加減、志摩さんに慣れるだろうし、彼女も呆れて興味を無くしているだろう。

...希望的な考えとは裏腹に。
志摩さん名前を出した瞬間、明日の朝の情景が浮かんでくる。...股間がうずく。
「さ、先輩。まだ週の半ばです。寝ますよ。」

「はいはい。...じゃあ、また明日、な。おやすみ。」

先輩が部屋に戻る。寝巻きのズボンが伸びそうなほど勃っている。ギリギリだった。
今は、ダメだ。一度志摩さんの身体が頭を過ぎると、明日の朝への期待で何もできない。
...彼女の身体に慣れるまで、この嘘だらけの荒療治を続けるしかない。
一気に疲れた感じがして、布団に入るとすぐに寝てしまった。


木曜の朝。昨日と同じく、目覚ましもなくすぐに目が覚める。
時間通りに、車で志摩さんの家の裏通りへ着くと、ゆったりと歩きながら、志摩さんが物陰から出てきた。

志摩さんは、制服ではなく、オーバーサイズのTシャツ1枚に、サンダルというラフな格好だった。ホットパンツを履いているのか、Tシャツの丈に隠れて見えず、普段露出の少ない志摩さんには珍しく、生脚が強調されている。

「せんせー、おはようございます。
 ・・・ガン見は嬉しいですけど・・・車乗せてくれませんか・・・?♡」

「あっ!ごめん、すぐに!!」

フリーズしてしまった恥ずかしさから、慌てて後部座席のドアを開ける。
「志摩さん、せ、制服は...?」

「ふふっ・・・。説明は後です、今日はここに行ってください。一応町中だから、早く離れたほうがいいですよ・・・?」

志摩さんは、また地図を渡してくる。
急ぎすぎて逆に目立たないように、車を走らせて地図のマークを辿ると、町から少し離れた浜辺に着いた。

「せんせー、こっちです。」
車から降りると、志摩さんは俺の手を引き早足で移動する。
連れられた先は、入江の小さな洞窟だった。ひんやりした日陰と、波音が心地良い空間だ。

「志摩さん、ここって...今日の課外授業の浜辺だよね...?」

「そうです。この洞窟、人の目届かないのに浜辺から近いから、結構危ないんです・・・。
 みんながここに迷子になったら大変、ですから・・・。」

確かに、探検盛りの小学生軍団にはお誂え向きの洞窟だ。


「・・・それに・・・鈍感なせんせーにも、浜辺は危険だってこと、予習させてあげないと・・・♡」

洞窟を見回っている俺の後ろで、志摩さんの声色が甘く変わる。
朝の性処理、いつもと違う志摩さんの服装、浜辺。
志摩さんの意図を察して、体がすぐに反応を始めてしまう。


「うふふっ・・・。私、せんせーのこといっぱい気持ち良くしてあげましたけど、服はまだ脱いでない、ですよね・・・♡ 
 私の水着を初めて見るのが、今日の課外授業だったら、・・・きっと朝の射精だけじゃ我慢できなくなっちゃうと思って・・・♡
 これも予習させてあげます・・・♡」

「いや、流石にみんなの前だったら...」

「・・・会った瞬間に、私の太ももガン見してたせんせー。説得力なしです・・・♡」

全て把握されている。
モデル体型とは違うが、絶妙な丸みを帯びており、思わず「触りたい、擦られたい」と思ってしまった太もも。
言葉に誘導されるまま、目線が自然と太ももに行ってしまう。

「ふふっ・・・。このままだと、2日連続で脚でしちゃいそうですね・・・♡
 でも、だめですよ。今日のメインは、水着、ですから・・・♡」

志摩さんがゆったりと歩いてきて、洞窟の壁に追い詰められる。

志摩さんは、片目を細め、上目遣いでこちらを見つめ、話しかけてくる。
ぷるっとした唇が見えて、ドキドキする。
「私、せんせーの好みが知りたいなあ・・・♡
 うち学校小さいし、水着も自由なんです・・・。
 せんせーは、私にどんな水着を着て欲しいですかぁ・・・?」

「谷間全部見えちゃうような露出多めのビキニで・・・すり寄って欲しいですか・・・?
 脚も絡みついて・・・私の肌、すごくモチってして触り心地は自信ありますよ。露出高いと肌が触れてる部分、ぜんぶ気持ち良くなれますよ・・・?♡
 ほぼ裸みたいな水着の教え子に・・・思いっきり誘惑されて、理性折られて、すごい勢いで射精したいですか・・・?♡」

「それとも、、、スク水ですか・・・?♡
 私みたいな身体はメーカーさん想定してないと思うから・・・。
 おっぱいもお尻もパツッて張っちゃって・・・、逆に強調されちゃってる所・・・見たいですか・・・?♡
 せんせーが全部出し終わるまで、絶対脱いであげません・・・。生徒に絞られてるってことを、視覚から分らせてあげながら、とろとろに出させてあげます・・・♡」

読んでいる本の影響なのか、本性なのか、志摩さんの誘惑はすごく饒舌で、普段無口なだけにギャップがあり、余計に一言一言が脳を犯してくる。

「ああっ...はぁっ...え、選べ、なんて...」

「せんせー、よだれ垂れてる・・・目もとろんってしてます・・・かわいい・・・。
 どっちも気持ちいいっていうのは大前提、ですよぉ・・・?
 せんせーは、好みは、どっちなんですか・・・?♡」

好みの水着なんて、考えたこともなかったのに、志摩さんの言葉で情欲を煽られて。
早く答えて、志摩さんの水着でしてもらわないと...おかしくなる...。俺は、


<<<選択肢>>>
1, 初めての誘惑から、巨乳の虜だ。谷間が丸見えになるビキニが好き。2ページへ
2, 年齢離れした発育と、言葉責めを味わいたい。背徳感を煽るスク水が好き。3ページへ

1, ビキニが好き

「ふふっ・・・。せんせー、安心してください。」

志摩さんは、満足気な笑顔で、長い後ろ髪をポニーテールに束ね、Tシャツを脱ぎ出す。
やはり、ズボンの類などはじめから履いておらず、Tシャツの下は、白いビキニだった。
パンツの部分はフリル多めで、下腹部から下をしっかり覆った可愛らしいデザイン。バストの部分はほとんどフリルが着いておらず、豊満な胸で勝負するデザイン。ほとんど寄せ上げていないのに、深い谷間が見える。

「いつもおっぱいに視線行っちゃうせんせーがビキニ好きなの・・・お見通しです・・・♡
 ふふっ・・・せんせーのズボン、破けそうです。これ以上誘惑したら、お漏らししちゃいますね・・・♡
 ほら、砂で汚れちゃうから、せんせーもスーツ脱いでください・・・♡」

キスされながら、ズボンを脱がされる。恍惚としながら、身体が勝手にYシャツのボタンを外していく。

「せんせーの裸、やっと見れました・・・ぁ♡」
全部脱がされると、志摩さんが抱きついてきた。
身長差で、胸板のあたりに志摩さんの顔が埋まる。胸がお腹のあたりで押しつぶされる。両手が背中をいやらしく撫でてくる。ペニスは、志摩さんのウエストのあたりを押し付けられ、震えている。

「私の肌の感触、やっと全身で味わえますね・・・♡もちもちで、気持ちいいですか?
 ゆーっくり、摩ってあげます・・・」

「あぁっ、ビキニも擦れてっ...うあっ!むねぇ...舐めないでっ....!」

「本当はキスマークいっぱいあげたかったですけど・・・せんせーの乳首ぺろぺろで、我慢します・・・」

「あっそこ...やばっ...!うぅっ...!」

志摩さんの舌の感触がトリガーとなり、志摩さんのお腹に出してしまった。
しかし、普段からは考えられないくらい素早く、体を離されて、甘イキ程度の絶頂で止まってしまう。

「ふふっ・・・せんせー、目が潤んでます・・・。足りないですよね・・・♡ でも、ダメですよぉ。おっぱいが忘れられないから、私のビキニ見たかったんでしょ・・・?体操着越しじゃない生パイズリしてあげますから・・・これでたっぷり、出してください・・・♡」

比較的岩の凹凸の少ない場所に、脱いだ服を下敷きにして、志摩さんが俺の前に膝立ちになる。

「ふふっ・・・生徒のビキニの谷間で、挟んであげますから・・・♡」

ビキニの下を少し持ち上げ、見せつけるようにゆっくりとペニスを沈めていく。
体操着越しに感じたもっちりした感触が、一番敏感な部分に鮮明に刻み込まれる。
根元まで胸に挿入し終わった頃には、出しはじめをお預けされたペニスが限界だった。

「ふふっ・・・挟んだだけで限界ですね・・・♡」

「だめ...イくぅ....っ!」

ビュッ、、、ビュッ、、、

本当に胸に挟まれただけで、射精してしまう。ペニスの脈動に合わせ、勝手に腰が動く。
志摩さんは、目を細めて笑いながら、搾り取るような動きはしてこない。時々二の腕で胸を寄せ、位置調整をするだけ。
明らかに手を抜かれている敗北感と、強烈な快感が混ざったまま、射精が終わる。

「ノーハンドパイズリでびゅーびゅーするの、どうでしたか・・・♡
 気持ちよかったけど、もっと虐められたくなっちゃいましたか・・・?♡
 もちろん、いいですよ・・・。せんせー、このまま2回目しましょう・・・?」

谷間から、長い前髪の先まで精液で汚れているのを意に介さず、志摩さんが誘惑を続ける。
出してる時から、ペニスは硬いままだ。
もっと味わいたい、以外の思考ができない。「あぁ...」と俺の声で返事した気がする。
志摩さんがその声を聞き、嬉しそうな微笑みをしている。

「せんせーが出したぬるぬるがあるから、乱暴にしちゃいますね・・・?♡
 悦んでる顔も、声も、いっぱいくださいね・・・♡」

志摩さんが両手で一気に胸を挟みこみ、ねり潰すようにペニスを刺激し始める。
手だったら、亀頭が痛くて叫んでいたほどの刺激は、胸の弾力と俺の精液ローションで、
歓喜の叫びに変わっていた。

「!!....ああぁぁぁっ!あああぁぁぁぁっ!」

「せんせーの声、洞窟にこだましてますよ・・・。誰もいませんから、いっぱい声きかせて・・・♡」

志摩さんの上気した声が聞こえるが、自分の声が止まらず、会話にならない。
左右の胸の擦る順番を変えたり、わざとビキニが擦れるようにしたり、

「せんせー・・・?左右交互でも、速いのは好きですか・・・?♡」

「♡♡♡うううううっ!!っっぁぁぁ!」

左右交互に高速で刺激してきたり。体育倉庫で単純な動きだったのは、初射精で壊れてしまわないようなお遊びだったのだろう。志摩さんの手札の多さに、対応できない。快楽に喘ぎ続ける。

「せんせー、高速パイズリ好きそうですね・・・♡他にも勉強したテクニックあるんですけど・・・、今日はこのまま、全部出したいですかぁ・・・?♡」

「うん...!もうっ....むりっ...!」

「ふふっ・・・せんせー、射精近いと素直におねだりできますね・・・。
 いいですよ・・・、授業中に私のビキニ見ても我慢できるように・・・明日まで勃起不全になるような射精しましょう・・・?♡
 ほら・・・」

高速で擦られるまま、さっきのように強く挟み込まれる。摩擦がさらに強まる。

ビュルルルル・・・ビュルッ・・・!

出している最中も、容赦なくパイズリが続けられる。
声にならない叫び、視界が明滅する。
志摩さんに射精するときは、毎回何かを壊されている気がする。

「やぁ・・んっ♡せんせー・・・♡」
1回目と同じくらいの精液が、志摩さんの顔に飛ぶ。
顔を紅潮させながら、舌で受け止めている。
また、ペニスから精液が飛んでいく。

谷間からペニスが引き抜かれると同時に、息を切らしながら膝から崩れ落ちる。

「ふふっ・・・まだ30分くらいは時間ありますから、大丈夫ですよ・・・。」

そんな言葉を聞きながら、俺は意識を手放した。
4ページへ

2. スク水が好き

「ふふふふっ。せんせー、いくら私に興奮してるって言っても・・・正直すぎですよぉ」

志摩さんは、満足気な笑顔で、長い後ろ髪をポニーテールに束ね、Tシャツを脱ぎ出す。
やはり、ズボンの類などはじめから履いておらず、Tシャツの下は、藍色のスクール水着だった。
Tシャツを脱ぐにつれ、サイズが合っていないという意味を理解する。
ふくよかなヒップに生地が持っていかれ、ホットパンツ程度にある筈の丈が、股下くらいまで上がっている。左胸にあるワッペンは大きく引き延ばされ、マジックで書かれた名前がドットみたいになっている。肩から胸にかけての水着は、胸の膨らみに追いつけず、ブラ紐のようにピンと張っている。

「せんせー、まじまじと観察しすぎです・・・♡スク水、ハマっちゃいそうですね・・・。自分から手を出したら、問題ですよ・・・?」

「そそ、そんなことしないって...!」

高校時代の友人があいつらだったこともあり、制服の類にそういう目を向けたことはない。
今の目線はどちらかというと、志摩さんの体を・・・

「ふふっ、どちらにせよ・・・せんせーは今から、スク水の生徒に、めちゃくちゃに搾りとられちゃうんです・・・♡さて、どこでしてあげましょう・・・♡」

今までにない挑発的な雰囲気で、志摩さんがこちらの、ガチガチにテントを貼った部分を値踏みしてくる。

「まずは・・・せんせー、お洋服をご自分で、脱いでください♡」

「えっ」

今更な抵抗だが、自分から脱ぐのは、どうにも気が引ける。

「ふふっ・・・せんせー、私のおねだり聞いてくれないんですね・・・。
 せんせーが言うこと聞けるように、指導です・・・♡
 さっき、スク水のおっぱい一番見てましたよね・・・して欲しいですよね・・・
 体育倉庫の時みたいに、布ごしにされたいですか・・・?脇の下から、水着の間に突っ込みたいですか・・・?♡」

目線が、胸に釘付けになる。
焦点がずれてきて、やっと志摩さんが顔に胸を近づけていることに気付く。

「でも、ダメです・・・。今日のおっぱいは、せんせーを蕩けさせるためだけ・・・♡」

顔が、水着越しの胸に強く押し付けられる。視界が奪われる。ナイロンの感触ともっちりとした胸の感触を同時に擦り込まれる。時々、耳の辺りにコリっとした突起物の感触があたる。
声が我慢できなくなり、呼吸すると、プールと洗剤の匂いに混じって、人間の匂い、谷間で蒸れた匂いが体に入ってくる。
嗜虐的な扱いを受けているのに、興奮が止まらない。

「せんせー、離れようともしないんですね・・・♡五感全部、私に支配されちゃってますよ・・・♡」

志摩さんの手に導かれるまま、左胸、右胸それぞれに埋められる。片方だけでも、鼻と口は全て覆われてしまい、何も考えられない。
何回か繰り返された後、ようやく胸から解放される。

「はぁーーーっはぁーーーーーっ」

「せんせー呼吸荒いです。もう1,2年経ったら、窒息しちゃうくらいのサイズになりますから・・・楽しみですね・・・♡
 でも、指導はまだ続けますよ・・・ほら、ちゃんと立ってください・・・。」

言われたままに立ち上がると、志摩さんが目の前に寄ってきた。
そして、右足を少し持ち上げる。

「っっ!あぁっ!やわらか・・・っ」

「ふふっ・・・太もも、どうですか・・・?♡生徒のおねだり聞けないせんせーは、服着たままで、スク水生徒の太ももで、屈服させてあげます・・・♡」

志摩さんの持ち上げられた太ももがスラックス越しのペニスを刺激し始める。
すでに、我慢汁はスラックスから溢れており、太ももと絡んでぬちゃぬちゃと音がし始める。

「あっ・・・ううっ・・・」

太ももが刺激するたびに、腰がひしゃげて、中腰のような体制になっていく。
腰が下がる度に、太ももの押し付けが強まり、さらに腰がひしゃげる。

腰をひくつかせる俺の顔を見て、志摩さんが、可愛らしくいたずらにニヤついた。
「せんせー・・・屈服せずに我慢できてますね・・・。じゃあ、後3回でやめます・・・。
 あと2回、、、いーっかい、、、」

志摩さんが、一際いやらしく太ももで擦り上げながら、小悪魔のように笑った。
「ぜーろ・・・♡」

ビュルッ・・・!

「あぁっ.......................................」
俺が射精してるのをわかった上で、最後のひと擦りは終わった。とばかりに何もしてこない。
太ももの快感で十分な量は出ているのに、搾り取るような動きがないためにムズムズした感触が残ってしまう。パンツの中がぐちゃぐちゃで、すぐにでも脱いでしまいたい。

「し、志摩さん・・・!」

「ふふっ・・・。スク水の生徒に、意のままに射精させられる指導、効きましたか・・・?♡
 ムズムズが止まらないって顔に書いてあります・・・♡
 じゃあ、もう一回言いますね。せんせー、お洋服をご自分で、脱いでください・・・♡」

チャックやボタンが、これほど煩わしいと思ったことはなかった。破り捨てるように脱ぎ、洞窟に放り投げる。

「せんせー、今日の学校何着ていくんですか・・・?そんなこと、考えられませんよね・・・♡
 でも、私はこのままですよ・・・。言ったじゃないですか・・・。」

志摩さんは、誘惑の止めとなった言葉を、さらに甘く囁いた。
「せんせーが全部出し終わるまで、絶対脱いであげません・・・。生徒に絞られてるってことを、視覚から分らせてあげながら、とろとろに出させてあげます・・・♡って・・・。」



「あぁぁぁぁぁぁ....っ♡」

「ふふっ・・・スク水のお尻で擦られて、蕩けちゃってますね・・・♡」

洞窟の壁際に中腰で立ち、壁の岩を掴んで快楽に悶える体を支える。
志摩さんは水着のまま後ろ向きに立ち、むっちりした臀部でペニスを擦り上げている。

「体操着のズボンをパツパツにしちゃうお尻・・・せんせーの目線、いつも感じてましたよ・・・♡おっぱいと同じくらいえっちでしょう・・・?♡」

言う通りだった。おそらく、志摩さんがただ巨乳なだけなら、所謂ロリ巨乳として気にしなかっただろう。年齢不相応の色気は、間違いなく肉付きの良い臀部と脚も寄与している。

「せんせー・・・どこで擦られるのが好きですか・・・?♡」

「水着で覆ってないお尻の端っこで、お肌の感触味わいたい・・・?♡」
「お尻の一番おっきいところで、埋れたい・・・?♡」
「それとも、左右の間で挟まれて、ズリズリされるのが好きですか・・・?♡」

志摩さんは胸での窒息責めと同じように、俺のペニスを左右の尻と、その谷間で代わる代わる弄ぶ。

ぬちゃ、ぬちゃ。
ズボンの中でペニスに絡みついた、大量の我慢汁と、少なからず出た精液が混ざり、滑りを良くして快楽を倍加させる。
その上、志摩さんの水着がテカテカと光り、本能的に興奮してしまう。

「あ、間がいい...っ......!」

「ふふっ・・・すっかり素直になりましたね・・・。じゃあ、ご褒美です・・・♡」

お尻を押しつけたまま、前屈みになり、こちらに腰を打ち付けてくる。
パン!パン!と音を立てて、ペニスが刺激される。

「んぁぁっ!!ああっ!♡」

「ふふっ・・・こっちは・・・?♡」
打ち付けをやめ、腰を大小の円を描くように動かして、擦り付けてくる。
「私の腰使い・・・どうですかぁ・・・♡?」

“その時”が来ても、確実に志摩さんに喘がされ、主導権を握られるのが分かるような腰使い。
全て分かった上で、こちらを煽ってくる余裕に、興奮が限界を超える。

「あぁぁっ....もう本当にダメ...出るっ.....!」

志摩さんは前屈みの姿勢をやめ、さらに密着してくる。密着したお尻に、ペニスの逃げ場がなくなる。

「やっぱり、イッちゃいますか・・・?♡じゃあ、またおねだりです・・・。
 せんせーの手、岩壁じゃなくて、私のおっぱい触ってほしいなぁ・・・♡
 いつまで、自分からは触らない、なんて言い訳してるんですか・・・?
 ほら・・・・。」

一度自分から触ったら、また心のどこかを壊してしまう気がして、抑えていた欲望をつつかれる。
言葉のまま、志摩さんの両胸に手を添える。大きくて、手からこぼれる。

「んっ・・・♡嬉しい、です・・・。もっとおっぱい大っきくなるように、好きなだけ触って・・・。んっ、、そうです♡
 じゃあ、いーっぱい出しましょう・・・♡授業中に私のスク水見ても我慢できるように・・・明日まで勃起不全になるような射精、させてあげます・・・♡
 ほら、せんせー・・・スク水おっぱい揉みながら、スク水お尻に絞り取られるところ・・・見せてください・・・♡」

「あぁぁっ!水着にっ出る....!」

どくっ、、どぷっ、、、

紺色の水着が白く汚されていく。欲情を煽って、犯すようだった志摩さんの動きが、ゆったりと、こちらを蕩けさせるようなテンポに変わる。
お尻で搾り取られる快楽に、自分で胸を触って貪る快楽。永久機関のように高められていき、視界が歪んでいく。

「せんせー・・・とろとろになって、意識飛んじゃいそうですね・・・♡
 あと少し時間ありますから、いいですよ・・・♡」

最後に塊のような精液を吐き出したあと、俺の意識は薄れていった。
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3. 事後

「せんせー・・・起きてくださーい・・・」

「あっ、、、ってええっ!?志摩さん、ひ、ひざにっ!?」

「あっ・・・。急に頭動かしたら、危ないです。」

意識を取り戻すと、志摩さんは制服に着替えており、膝枕されていた。
視界には、志摩さんの顔が映るが、胸が目元しか見えない。
反応しそうになるが、流石に下半身に力が入らない。

「ふふっ・・・これで反応しないなら、今日の授業は大丈夫ですね・・・。」

「でも志摩さん、水着が、、」

「もちろん、予備ありますよ。まあ、あそこまでドロドロにされるとは思いませんでしたけど・・・♡」

抗えずに出してしまうことも、タイミングも想定通り、と言う顔だった。
自分にため息をつきながら、ジャージを着て車に戻る。課外学習日だし、スーツはいらないだろう。

立ってるのが疲れる。今日はできるだけ浜辺で座っていよう。
元気に身支度を整える志摩さんを見ながら、歳の差を実感していた。


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